|
テーマ:温泉について(1627)
カテゴリ:管理人のつぶやき
我国でも最古の温泉とも言われている、愛媛県の道後温泉に県の条例に元ずく塩素注入が行われていた。地元の温泉協会では塩素注入をやめるように要望を出していた。そして県側の検査では、塩素注入後でも泉質の変化は泉質が変わるほどのレベルでは無いと発表した。
確かに科学的な数値ではそうかもしれないが、道後温泉は古来日本から続く温泉の象徴のような所だ。自分も二回ここには入湯に来たけど、温泉情緒もあるし高温の掛け流しの素晴らしい泉質だ。 現に利用者からも温泉の泉質が変わってきたとの苦情も出ているそうだ。人間の皮膚感覚は微妙だし、科学的な値がどうで様とも人間の感覚は科学以上に敏感なのだ。 第一県の条例で温泉施設の全てに塩素の注入を義務付ける方が間違っている。塩素注入が必要なのは循環風呂であって、道後温泉みたいに掛け流しの温泉は本来は必要ないのだ。県の条例は厚生労働省の指導から作成したそうだ。だが、その指導そのものが間違っているので塩素の注入なんかいらない。折角の天然資源である温泉を塩素注入したら泉質が変化するし、人体にも(特に肌)影響が出るから即座に止めるべきだ。 ただし最近多く見られる大型の健康ランドや、公営の日帰り施設の大半は循環なので塩素注入は必要あるかもしれない。塩素注入を決める前に各温泉施設に掛け流しを奨励するのが先決だ。それに温泉分析票にも掛け流しか循環かを明示する法律を作成する方が先である。 こう言った手順を踏んでから今回の様な条例を制定すべきである。行政側はただ単に温泉施設でレジオネラ菌による騒動が起こるのが嫌なのだろう。 温泉文化は日本が世界に誇れる物だ。その温泉文化を理解しない行政側の条例撤回を、直ちに求めたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[管理人のつぶやき] カテゴリの最新記事
|