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2004.12.25
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カテゴリ:アメリカ映画
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【この映画について】
この作品は巨匠スティーブン・スピールバーグ監督の作品である。
話の思わぬ出来事で長期間空港に足止めされるという内容は、実際にパリの空港で10年以上に渡りイラン人が住み込んでいるというのがヒントになった。だが映画の内容はこの作品の為に書き下ろしたものである。
主演は「ポーラー・エクスプレス」が公開中の、人間味のある役がはまるトム・ハンクス。共演のスチュワーデス役アメリアには「シカゴ」の演技が印象的なウェールズ出身のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
【ストーリー(ネタバレなし)】
ハンクス演じるヴィクターは、東欧の小国クラコージアからNYへと空路で来た。そこには彼の独自の理由があってきたのだが、思わぬ出来事で空港で足止めを食う。
だが英語が殆ど出来ない彼は、別室の入国管理事務所で説明をされても理解出来ない。半信半疑で当面の空港内での食券と連絡用のポケベルを持たされた。彼は国際線の乗り継ぎ用ターミナルで、決定が下されるまで【待て】と言われる。
だがそのターミナルのテレビで彼が見たのは、祖国クラコージアでの政変を伝えるニュースだった。英語を理解できない彼は、必死に画面にかじり付くが映像から祖国が大変な事態に陥っていることを始めて理解した。
入国管理官が伝えたのは、彼の祖国で政変が勃発して旅券が無効になり、米国への入国も出来ないとの事だった。祖国での政情が安定するまで、入国の決定を出せないという内容だったのだ。
当初はこの足止めも数日中には、解放される雰囲気があった。だが毎日入国事務所に向い入国を申請するものの、旅券そのものが無効なので徒労に終わる。
もらった食券もうっかりして失くしてしまった彼は、食事をまともに取ることにも苦労する。しかし、そんな窮屈な生活も徐々に彼は、空港内での生活で知恵をつける。そしてどうすれば小銭を稼げるか、とある偶然から発見したがその方法は映画館で観てください。
しかしここはNYの空港。当然あらゆる人種や国籍の人間が働く空港だ。空港の国境警備局主任のディクソンは局長のポストを掴みかけている。そんな彼にとって、ヴィクターのような人間が空港でウロチョロ過ごすのは、査察官に良い印象を与えない。典型的な官僚的な考えを持つ彼には邪魔な存在でしかない。
空港内には様々な人種が働き、掃除人のグプタはインド出身で不法滞在がばれないか気をもむ。スチュワーデス歴20年のアメリアは誰もがうらやむ美人だが、不倫の相手を忘れられない日々が続く。
ヴィクターは長くなってきたターミナル生活で、こうした人物達との交流で少しずつ英語も憶えてきた。そして仲間が出来たことで毎日が楽しくなってきた。
だが一向に入国への希望が見出せない彼に対して、何とか秘密裏に彼を空港の外へと追い払い、自分の管轄外へと放り出したいディクソンは策を練ったがヴィクターは愚直に【待つ】ことにした。
彼の空港のロビーでの生活は何時の間にか数ヶ月が経過したいった。彼はその間に好意を寄せるスチュワーデスのアメリアと食事をしたいが為に、空港で仕事に就いてお金を稼いだ。
ヴィクターとアメリアが接近しているのに目をつけたのが、ディクソンだった。彼は、ヴィクターが大切のしているある缶に注目した。その缶の中身を探るように密命を帯びたアメリアは、直接ヴィクターに尋ねた。この缶の中身何かがこの映画のテーマである、【待ち続ける】ことに繋がるので映画館で確認して。
そして遂に10ヶ月が過ぎたある日、アメリアのかつての知り合いの伝でヴィクターの願いが叶う日が来る。果してヴィクターの悲願は達成できるのだろうか?
【鑑賞後の感想】
この映画を観た直後は、とても心が温まる思いが胸に去来した。テーマは【待つこと】である映画では、登場人物の全てが何かを【待っていた】。
最初から最後まで、隙の無いストーリー展開は流石スピールバーグ監督だと感嘆した。到着当初は映画が出来ずに右往左往していたヴィクターが、徐々に空港内で自分の存在を確立するところや、夢を成し遂げた所は感動する。
最後に、ヴィクターを演じたトム・ハンクスの自然でその人間性溢れる演技には感嘆した。この彼の演技力なくしてこの映画は成り立たなかった。
「Love Actually」のラストの感動的なシーンは空港だった。そういう意味で空港とは人が出会い、人が別れる場所でもある。それが国際空港だと様々な人種の思いが更に交錯する。私は国内も海外の空港も数多く訪れてきたが、空港ってその土地や国の様子が端的に分かるから好きだ。





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Last updated  2005.08.27 12:38:48
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