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テーマ:邦画を大いに語ろう!(83)
カテゴリ:映画/ホラー・サスペンス・スリラー
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【この映画について】 最近ではすっかり携帯電話が生活に定着している日本で、この映画はその携帯を題材にしたホラー映画だ。1作目は昨年1月に公開されて柴咲コウが主演で好評を博していた作品の第二弾だ。私はこの1作目は観てい無いが、1作目とストーリーの上で関連性があるみたいなので、1作目は見ておきたかった。 死の予告電話を受けて人々が死ぬ事件を追う記者野添孝子(瀬戸朝香)は、再び猛威を振るい始めたこの事件を正義感を持って追う。 「The Juon/呪怨」に続いて日本のホラー映画が注目されている米国で、この映画のリメイクも決まったそうだ。 【ストーリー(ネタバレなし)】 携帯電話に見知らぬ発進者から聞きなれない着メロとともに送られてくるメール。メールの画面には「着信あり」の文字が。それを開くとその本人の死の場面が映像として送られてくるのと同時に、送信時間は何故か未来の死の予告時間となっている。 そんな噂と被害者の増加を聞きつけた孝子は、中華料理屋で一人の料理人が亡くなった現場に駆けつけた。だがその料理人は携帯を持っていないが、娘に掛かってきた携帯を取った結果死にいたってしまった。 孝子はこの事件の原点である1年前の事件をもう一度探ることにした。そこで原点をさらに遡って取材をしているうちに孝子は、これと同様の事件が台湾で発生していることにも注目した。幸い台湾には孝子と別居中の台湾人の夫の陳雨亭がいる。同じジャーナリストとして電話で取材を依頼し、孝子自身も台湾に飛んだ。そして日本で発生しているのと全く同じ事件が発生していて孝子は衝撃を受ける。更に、雨亭の友人がこの事件を取材している最中に、例の謎の電話を受けて亡くなっていた。それが原因で雨亭はこの事件の取材から手を引いていて、孝子にも首を突っ込まないように説得するが彼女は受け入れない。 孝子の取材の過程で知り合ったカメラマンの尚人と恋人の杏子と杏子の同僚のまどかも台湾に渡ってきた。そして一行は取材中にこの事件の源と見られる寒村を訪れて、そこで一人の日本語の出来る老婆と会う。だが老婆は要領を得ない話ばかりで、手掛かりになる話は少なかったが、その話の元の廃村を一行は訪れた。そこは廃墟と化した炭鉱の村で、既に廃村となり周囲には不気味さが漂っている。 一行はその炭鉱に入り事件の真相を探ろうとしたが、そこで彼らが辿り着いた真相とは何だったのか?それと一行は無事に帰ることが出来るのか? 【鑑賞後の感想】 「1」を見ないでこの作品を観た。出来れば「1」を観てから本作品も観たかった。「2」は結論から先に言えば、確実に「3」が出来るだろう。その理由を書くとネタバレになるので止めて置くが、作品の終わり方が事件の結論を出していないので明らかに「3」への布石が、この映画のエンディングである。本作では話を展開させるために舞台が台湾にまで広がったが、この繋がりの描き方がもう一つ説得力に欠ける。果たして何故台湾なのかの説明が希薄である。それと前半のドキドキ感が後半の台湾に舞台が移ったと同時に失せてきたとも感じた。この辺の解消が「3」への課題であろう。ハリウッドでリメイクされるそうだが、「The Juon/呪怨」の様なヒット作品になるかは分からない。瀬戸朝香の本作での演技は、彼女がこの作品にかける愛情を感じた。彼女の代表作品になる可能性を感じた。 【自己採点】(10点満点) 7.0点。「3」に続きそうなラスト。瀬戸朝香の演技は買える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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