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テーマ:おすすめ映画(4018)
カテゴリ:アメリカ映画
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原題:The Island(アメリカ)127分 【この映画について】 近未来2019年の世界が設定となったこの映画は、「アルマゲドン」のマイケル・ベイがメガホンを取った作品だ。クローン人間が砂漠の地下施設で密かに製造されていたが、逃げ出してしまったという展開。 クローン人間リンカーンには「ビッグ・フィッシュ」や「スター・ウォーズ エピソード3」でのオビ=ワン・ケノービ役でヒット中のユワン・マグレガー。同じクローン人間ジョーダンには「真珠の首飾りの少女」でのフェルメールのモデル役、「ロスト・イン・トランスレーション」では東京で寂しい思いをする新妻役でも名を売ったスカーレット・ヨハンソン。ヨハンソンの今までの役柄では見られなかったアクション・シーンや素晴らしい肢体も見どころか? 【ストーリー(ネタバレなし)】 大気汚染から逃れた広大な地下施設には多くのクローン人間らが共同生活を送っていたが、彼らは自分がクローン人間だとは知らされていない。記憶も全てプログラムされたものをインプットされているので一見人間に見える。 ここでは地上最後の楽園と呼ばれる「アイランド(The Island)」に不定期に行われる抽選で行けるのが皆の目的だ。男女が各々の棟で寝泊りし、日中は作業に励む中でリンカーンとジョーダンは密かに惹かれあっているが男女間の身体的接触は厳重に禁じられている。だが単調な生活で退屈な日々だが、リンカーンは度々悪夢に悩まされる日が来る。その悩みを打ち明けに施設内の医師に打ち明けるが、その際に、普段の生活上の悩みや疑問点の質問を繰り返し、医師を困らせる。 或る日リンカーンは偶然施設内で蛾を発見し、本来は地下施設に居ないはずの蛾から外界が汚染されていないと疑問を深めた。そして施設内で密かに行われていた臓器摘出中の黒人が手術中に麻酔から急遽目覚めて逃げ出そうとし混乱を巻き起こす。その場に偶然居合わせたリンカーンは施設内で行われていることへの疑問を更に深める。 施設内では今日も「アイランド」への無作為抽選が行われて、ジョーダンの友人の女性は抽選以外でもアイランドに行ける妊婦であり出産が近いためにアイランド行きを許可されて喜ぶ。そしてアイランド行きの条件としての出産が近付いたが、そこで彼女が見たものは…。リンカーンは、アイランド行きが実は実態が無い物だと感じ始めていた。そして次ぎの当選者がジョーダンと決定して何も知らない彼女は嬉々とするが、リンカーンは何とか救うべくアイランド行きを阻止しようと動き出す。 何とか彼女をアイランド行きから救ったリンカーンは必死に施設から脱出しようと試みる。追っ手を振り切って施設の外に逃げ出したが外での生活の経験がないので戸惑いながらもひたすら砂漠を逃げる。行き着いた先は施設で勤務していた博士の家。ここに辿り着いた時に、初めて二人はクローン人間だという事実とその作られた目的を知ってショックを受ける。 施設は逃げ出した二人のクローンを何とか内密に連れ戻す為に、民間の専門家であるローラン(ジャイモン・フンスー)を雇いあらゆる方法を使っても連れ戻すことを要請した。 さてここから先は外界の生活を全く知らないクローン人間の二人が如何にして逃げきるのか?連れ戻されるのか?残ったクローン人間たちは?クローン人間を発注した人は?クローン人間は進化出来るのか?施設内の秘密実験は何の為?ローランの正体とは?これらをテーマに映画館で是非観てください。 【鑑賞後の感想】 この映画を予告編で観た時は何だかB級映画っぽいストーリーだなと思った反面、ユワン・マグレガーとスカーレット・ヨハンソンが出演しているという点では注目していた。何しろ注目作への出演が続く二人が出るのだから観てみようと思った。 ストーリー的には、ここに来た経緯とか二人が知り合う過程などに今ひとつ腑に落ちない点もある。だが前半の何となく理解出来づらい展開も、二人が逃げ出して終われる身になってからの速い展開は良かった。カーアクションの斬新さ、追われる身ながらもそのかわし方、クローンを発注した人へ会おうとする発想は面白かった。 クローン人間の誕生が技術的には可能な世の中で、設定が2019年となっていたが果たしてこういう世界が訪れるのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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