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2005.11.29
テーマ：不動産屋さんへ行く前に(503)
カテゴリ：管理人のつぶやき
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姉歯１級建築士による構造計算書偽造事件は、遂に国会でも取り上げられた。この事件に関わっている建築主など関係各社の代表が国会で答弁した。だが肝心の姉歯氏は欠席した、何でも外出するのが怖いそうだ。（それを引き起こしたのはお前だぜ） この事件では既に関係者が自殺しており、事件の影響は各地に飛び火する傾向にある。当初は東京、千葉、神奈川などでのことだったのが関東を飛び越えて拡大してきている。しかも今日は国会で関係各社の代表者が呼ばれるなど、今や世間の最大の関心事となってきた。 ここで私が言いたいのは、ヒューザーの社長や姉歯氏や藤田氏や篠田氏も責任の一旦は認めているが、ではこの事件のそもそもの発端は？そして誰がこれを裏で操り利益を得たのか？こうした点が解明されないと、姉歯氏だけが偽造していたとは考えにくい。 ところで私が勤める会社も正直言って、「不動産業界」である。今の会社に入社して１年半だが、今回の件でも既に影響が出てきている。幸い我社は姉歯のようなインチキ野郎を利用していないので大丈夫と、問い合わせに答えてはいる。中には我社が分譲した物件の管理組合から、「構造計算書」を見せろとの要求もあるようだ。 アスベストへの関心が落ち着いてきたら今度は「構造計算書偽造」と、不動産業界を見る眼が厳しくなってきている。逆に考えれば、こうした事件を機に業界が今一度身を律する好機でもある。 最後にここまでの関係各社の対応を見ていると、どこもその責任の一端を担っているは認めている。ではどこが主犯なのか、明日にも震度５の地震が襲い倒壊したらどうする積りか？補償は？ローンの扱いは？など考えると問題は山積している。 すっかり無責任国家への道を進んでいる我国だが、今回の対応にも如実に現れている。念願のマイホームを購入してまだまだ長いローン返済を抱えて、或る日その我家が倒壊の危機と知らされて平常心で居られる人間は居ない。こういう時こそ行政が知恵を絞り、被害者に迅速に救済の手を伸べないとだめだ。第一行政側でさえ審査で偽造を見破れなかった平塚市のケースがあるのだ。 行政側曰く分厚い申請書の全てに目を通すのは無理とのことだが、だったら何の為の申請書か？もう少し考えて発言をしろと声を大にして言うぞ！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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