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2006.01.13
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カテゴリ:アメリカ映画
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原題:Lord Of War(アメリカ)公式HP
上映時間:122分
監督:アンドリュー・二コル
出演:ニコラス・ケイジ(ユーリー・オルロフ)、イーサン・ホーク(ジャック・バレンタイン)、ジャレッド・レト(ヴィタリー・オルロフ)、ブリジット・モイナハン(エヴァ・フォンテーン)、イアン・ホルム(シメオン・ワイズ)

【この映画について】
ウクライナ出身でNY在住の偽ユダヤ系移民の武器商人ユーリー役を、ニコラス・ケイジがテンポ良く演じる作品だ。そこに彼を追うインターポール(国際刑事機構)のジャック、武器商人の先輩ワイズ、リベリアの大統領、叔父、弟等が絡みながらも映画はひたすらユーリーの武器商人としての生涯を追い続ける。
実在の5人の武器商人のキャラクターを統合したのがユーリーであり、ニコラス・ケイジならではのキャラで陰湿にならないのは流石だ。弟との性格の違いも感じて観て欲しい。
【ストーリー(ネタバレなし)】
NYのブライトン・ビーチでレストランを開業しているオルロフ一家は、ウクライナから移住してきた偽ユダヤ系一家である。偽と言うのはユダヤ系だと審査が緩いからで、特に父はNYに移住してきてからはユダヤ系であると偽りとおす為にユダヤ教に改宗しユダヤ教会(シナゴーグ)にも通う。そんな父を見る母は冷たい。
レストランは何時もガラガラでユーリーの弟ヴィタリーが厨房を担当し、美味しくないユダヤ料理をメニューに出している。ユーリーには学校時代からの憧れの美女エヴァの存在がまぶしかった。そのエヴァは今ではトップモデルとして超売れっ子だ。
オルロフ一家が住む辺りはロシアからの移民が集中する場所でもあり、或る日、ロシア料理屋に入って行ったユーリーはその場でロシア・ギャングの一団が入ってきて凄まじい銃撃戦が始まった。結果的に、店側の人間が(これもギャングの一味)素早く反応し反撃し一団は壊滅された。辛くも生き延びたユーリーにとって、この日の出来事がその後の人生を変える転機となった。
この日の出来事を弟のヴィタリーに興奮気味に話、レストランで食事を提供するように、自分は武器を必要とする人たちに供給すると言い出す。一人で武器調達は出来ないので、身内の協力が必要と説き安っぽい食事を作らないで一緒に武器商人をやろうと説き伏せた。
武器商人になるには武器を知ることが第一と思ったユーリーは、まずは武器の特徴を頭に叩き込む。
ユーリーは武器を調達するには国際見本市で顔を売るのが大事だと思い、世界の見本市に顔をだし売り込む。そこで、大物武器商人として名が通ったワイズに接触するが相手にされなかった。ユーリーは独自の手法で先手を打ち、手始めに南米の紛争地へ武器を売り込む。だがこの時に連れ立っていた弟が、麻薬に溺れてしまう。弟は自分がこの商売に向いていないと悟り溺れてしまい、ユーリーは泣く泣く彼をリハビリ施設に入れて一人で仕事をこなすことになった。
商売が順調に進み今では大金を自由に操るユーリーは、少年時代からの憧れであったエヴァを手に入れるべく大芝居を打った。カリブのリゾート地で撮影が中止になった彼女の為に、国際輸送会社のオーナーとの触れ込みで彼女をマイアミに届ける。しかし、これは彼が巧に全てを仕掛けた芝居だった。
こうして憧れのエヴァと結婚し子供も出来たが、彼女はユーリーの裏の顔を知らない。
飛ぶ鳥を落とす勢いを得たユーリーは、世界の情勢を瞬時に把握し裏の組織、政府要人らに深く食い込んでいる。故郷のウクライナでは軍幹部の叔父
に話をし輸出不可能な武器の調達にまで成功。だがこの過程で勝つては相手にされなかったワイズの先を越したが、彼の策略で叔父が爆殺されるという苦い体験もした。
このユーリーの法スレスレの武器密輸を快く思わないのが、インターポールのジャックだ。再三再四追い込むものの尻尾を捕まれる前に逃げてきた。
ジャックの執念の捜査が実り、ユーリーの顧客西アフリカの暴君アンドレ・バプティストとの取引を邪魔しにきた。更に、ジャックはユーリーを追い詰める手段として妻エヴァの下をユーリーが不在の間に訪ねる。ユーリーの裏の顔を知らないエヴァが始めて知ってしまった秘密。
エヴァはユーリーに仕事を止めるように迫るが、それは弟ヴィタリーが心配していた事態でもあった。
さて、ここから先はポイントだけを書く。リハビリ施設に入っていた弟の今後の運命は?エヴァの懇願にユーリーはどう反応する?ユーリーはこの商売から身を引けるのか?ユーリーを頼る西アフリカの暴君の不気味な影がユーリーに迫るが...?
まだまだこの映画の核心ポイントはあるのだが、これを全て書くわけには行かないので映画館かDVDでご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
この映画は冒頭のシーンからラストまで、ニコラス・ケイジの個性を上手く利用した。冒頭では弾薬が製造される過程からそれが紛争地に到達し、弾薬が発せられて相手を死に至らせるまでを弾薬の視点で追っていく。そこに薬莢(やっきょう)が無数の転がる無機質な場所に、ケイジが立ち自説を述べる。
ラストではケイジが取調べ中に発した言葉どおりの場面に遭遇する。この冒頭とラストが見事にはまっているので、ストーリーも単純ながら楽しめる原因となっていた。
ケイジの軽妙なトークや、変わり身の早さ、語学の達人ぶり、身内への熱い思い、家族の大切さがストーリーを通じて随所に盛り込まれている。このキャラは実在の5人の武器商人のエピソードなどを一つにしたそうだ。
ケイジをユーリー役に起用したのは正解だろう。それと脚本が良かったので、彼の個性と上手く絡んでこの映画が出来上がったのだと思う。一つの事件を深く追わずに、次々に展開を変えたのが良かった。
最初からラストまで時間を感じさせずに、一気に観れた娯楽映画だった。
【自己採点】(10点満点)
9.0点ニコラス・ケイジの個性と脚本の良さが一体化していた。
[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.Ray Kennedy/Ray Kennedy
2.Robert Byrne/Blame It On The Night
3.Ringo Starr/Ringo
4.David Batteau/Happy In Hollywood





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Last updated  2006.01.14 00:43:38
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