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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2006.03.07
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原題:Voces Inocentes(メキシコ)公式HP
上映時間:112分
監督:ルイス・マンドーキ
出演:カルロス・パディージャ(チャバ)、レオノラ・バレラ(母)、ホセ・マリア・ヤスピク(べト叔父)、ダニエル・ヒメネス=カチョ(司祭)

【この映画について】
中米のエルサルバドル出身でロス在住の俳優オスカー・トーレスが自分の生い立ちを脚本にして映画化した。
1980年代の中米エルサルバドルでは政府軍と反政府ゲリラが激しく対立し、その最前線で生活していたトーレスは11歳ながら父がいなくなった家庭を支えようとしていた。そんな様子を自らの体験を脚本化しメキシコ出身んのルイス・マンドーキ監督に売り込んで映画化が実現した。
主人公のチャバを演じるカルロス・パディージャは3000人のオーディションから選ばれたメキシコの少年だ。この少年を通じて平和の大切さや、家族の結束などを感じてもらいたい。
【ストーリー(ネタバレなし)】
1980年エルサルバドルでは政府軍と反政府ゲリラFMLNが激しく対立していた。11歳の少年チャバは母、妹、弟と小さな町スカタンシンゴで暮らすが、この町は両者の対立の最前線でもあるので昼夜を問わず突如戦闘が始まることも日常茶飯事だ。
貧しい一家は父があるひアメリカに出稼ぎに出かけて以来、母が内職で稼ぐ僅かな収入が頼りだ。そんな母はチャバを父の代わりに一家の面倒を見るように頼る。幼い妹や弟もそんな11歳の兄を頼もしげにみる。
トタン屋根の下に生活する一家だが、最前線の町では常に戦闘が何時始まるか分からない。そんな或る日、母が外出中に突如銃撃戦が始まり、チャバは妹弟と共にベッドの下にもぐりこんで何時もの様に難を逃れた。
銃撃戦は学校に居ても突如始まるので安閑としている時間はない。そんなチャバは12歳の誕生日が怖い。12歳になると政府軍が徴兵に学校や家庭にやってきて子供を連れ去ってしまうからだ。チャバの学校での楽しみは新任の先生の娘クリスティナ・マリアだ。
チャバの家に或る日ゲリラ側の活動をする叔父のべトが訪れる。叔父さんはギターを抱えてやってきたが、そんな時にも急に戦闘が始まる。べト叔父さんはチャバにラジオと「ダンボールの家」という名の反政府ゲリラの象徴的な歌を披露するが、それを町中で歌うことは許されていないのでこっそりと歌いゲリラ側の放送を聴くのだった。
益々戦火も戦闘も拡大する町にあって、危険な町を脱出するために対岸に祖母が暮らす家に移動する一家。そこでも政府軍が突然子供を徴兵に急遽やってくる。何とか逃れた村のこどもとチャバだったが、久し振りにかつての町に戻り恋人のクリスティナ・マリアの家を訪ねにいったが、そこでチャバが見たのは変わり果てた無残な家の姿だった。
さて、ここからはポイントだけにします。チャバは無残な家で必死に恋人の痕跡を探すが、そこで見たものとは?チャバは如何にして政府軍の徴兵を逃れるのか?チャバの友人マルコスはゲリラへ志願するが、チャバとチェレ、フィトはそのマルコスの姿をさがしに行くが、そこには身の危険が迫っていたが果たして?チャバの行方が分からずパニックになる母だが、果たしてチャバの行方はどうなる?などを中心に映画館(上映館は少ないけど)か今後のDVDでご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
エルサルバドルでの内戦と言われても日本人には今ひとつピンと来ないのが本音だ。
だとしてもこの映画は実際に過酷な現実を経験し、生き延びアメリカに移住した俳優自らが語っている点に注目だ。食事中でも、学校にいても、教会にいても、町中を歩いていても何時戦闘に巻き込まれるか、或いは徴兵されたり女性は拉致の恐怖に恐れおののいて生きている。
チャバと友人や恋人が、そんな最前線の町で大人の勝手な都合に巻き込まれて翻弄されながらも力強く生きてゆく姿には胸を打たれる。
最後のシーンでチャバがゲリラに捕まりながらも、何とか逃れてきて必死に探す母と会うシーンは感動的だ。
それにしてもここには父の姿は、冒頭にアメリカに向けて出て行ったシーンだけで存在感が全く無い。家庭内でも無責任な大人の行動に子供が一番振り回されているのが気の毒に思えた。
【自己採点】(10点満点)
8.3点チャバを中心に展開するのだが、ストーリー展開的にはもう少し広がりがあれば高得点を付けることが出来た。

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[今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.Laurence Juber/One Wing
2.Mary J.Blige/Mary
3.Abraham Laboriel/Dear Friends
4.Abba/Super Trouper





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Last updated  2007.09.30 21:25:12
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