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2006.05.19
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カテゴリ:映画・邦画
上映時間:117分公式HP
監督:羽住英一郎
出演:加藤あい(伊沢環菜)、伊藤英明(仙崎大輔)、佐藤隆太(吉岡哲也)、石黒賢(北尾勇)、大塚寧々(本間恵)、吹越満(海老原真一)、美木良介(桂木貞之)、時任三郎(下川)

【この映画について】
コミックが原作のこの映画はドラマとしてテレビ放映されていたのを、映画化してこんかいの公開となった。私は原作もドラマの方も全く知らずに、予備知識のないまま映画を観た。
映画の主人公仙崎は海上保安庁の救難隊員であり訓練に向う直前に事故の救難に向う設定となっている。そこに恋人の環菜との恋物語を絡めながら、救援に向う仙崎とパニックに陥る乗客たちの心理や仙崎の上司達の苦悩も合わせて描いている。
正義感の強い仙崎とその気持を察することの出来ない環菜との関係、仙崎と後輩吉岡との関係など多くの関係を内包しているが、それらを整理しながら観ることをお薦めする。
因みに1974年ころ(違っていたらゴメン)に公開されたハリウッドのパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」(もう直ぐ「ポセイドン」としてリメイク公開される)と「海猿」はストーリーの骨格が全く同じです。この映画を観たことのある人は強くそれを感じることでしょう。
【ストーリー(ネタバレなし)】
海上保安官の仙崎は横浜から第十管区海上保安本部の鹿児島航空基地の機動救難隊隊員として海難現場で働いていた。その仙崎には過去に嵐の海難現場において忘れがたい過去を背負っていた。
恋人で服飾デザイナーの環菜とは横浜と鹿児島の長距離恋愛となったが、環菜は仕事を在宅にするなどして着々と仙崎との結婚へ向けての布石を打っている。環菜は仙崎に自分が仕立てたウェディング・ドレスを見てもらいたくて、車で鹿児島までやってきた。
仙崎を泊るホテルに呼び出してドレスを見てもらおうとウキウキしていたが、仙崎の心の中には引っかかっている出来事が占めていて結婚に踏み切れない。後輩の吉岡はそんな煮え切らない先輩の態度に業を煮やすが、ホテル内で気まずい雰囲気の空気があたりを支配してしまう。先崎に喜んでもらおうとワザワザ鹿児島まで来た環菜は泣き出してしまうが、仙崎は何もしてやれずに悩む。
翌日、訓練に向うためにヘリに乗り込んでいた救難隊に大型フェリー「くろーばー号」が鹿児島湾で砂利運搬船と衝突し座礁したとの知らせが入り、急遽現場へ直行することになった。
現場に到着した救難隊一行は想像より状況が悪いことに愕然とし、早速船へと乗り移り救助に全力を挙げることになる。だがフェリーには620名の乗組員、195台の車を搭載し全員を避難させるには4時間は掛かると計算される。だがそうしている間にもフェリーは徐々に傾き始め、乗船客に不安が広がりパニックに陥り始める。救難隊員らは乗客を甲板に誘導しヘリで救助することになるのだが、その中に何と仙崎の恋人環菜も乗り合わせていた。彼女はフェリーで帰るために乗船していたのだった。驚いた仙崎だが、ここでは救難隊員として環菜に荷物を放棄し甲板に行くように促す。手製のウェディング・ドレスを手放したくない環菜は難色を示すが、仙崎の説得に応じ泣く泣く手ぶらで甲板に向う。この時、環菜は仙崎に「また会えるよね?」と人込みの中で叫び、仙崎も「当たり前だろう!」と返事した。この時の言葉が二人の今後の関係にどう影響を与えるか、この時は知る由も無かったのだが...。
傾き始める船内の捜索をする仙崎と吉岡は車の搭載状況を確認に向かう。そこで海老原と名乗る男が車を大事そうにして乗っていた。海老原はその車が如何に大切か怒鳴りながら二人に話すが、切迫した状況の中で爆発が起きる。二人と海老原、更に売店店員の恵の四人は恵の案内で車両デッキを脱出し狭い一室に避難した。だが爆発で恵と海老名も負傷し満足に歩けない。傾いた船内には海水が浸入し始め、四人の避難した場所も安全ではなくなってきたが自分等がどこに居るかも分からない。
仙崎は無線で本部に居場所を特定してもらうが、その場所は絶望的な場所であることが分かった。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.四人が脱出に残された時間と、そのルートは?
2.妊娠中の恵、負傷した海老名を二人は如何にして励まし救出へと向うのか?
3.本部の二人への指示はこの状況の中で正確に伝わるのか?本部の苦悩の決断とは?
4.無事に脱出出来た環菜は果たして無事に仙崎と再会できるか?
などを中心に映画館でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
この映画を観ていて途中から益々「ポセイドン・アドベンチャー」とストーリーがそっくりだと思った。別にそれ自体は悪いことではないし、洋の東西を問わず映画のストーリーが似ていることは珍しくない。
「海猿」ではストーリーの中核に仙崎と環菜のラヴ・ストーリーを据えた上で、対策本部の対応、仙崎の苦悩などを絡めている。特に、仙崎と環菜の恋の行方はハラハラしながらも「予想通りの結末」を迎えることになりここで「涙頂戴」となるように仕組まれる。
だがその仙崎の苦悩については描かれてはいるもののアレだけでは環菜との結婚を躊躇する材料としてはインパクトがもう少し足りない。ストーリーにボリュームを持たせる意味合いもあるようだが、だったらストーリーをテンコ盛りにするのではなく一つのエピソードを掘り下げる方が良かったと個人的には思った。
更に、海上保安庁内部での主導権争いや対応の差も挿入されているが、ここは純粋に事故対策のシーンに限っても良かっただろう。
仙崎を演じた伊藤英明は正義感溢れる体育会系のノリを発揮していてある意味で好感を持てたが、加藤あいの演技は全体的に「臭い演技」というか印象に残るものでは無かった。柴咲コウあたりなら適任だったかな?
【自己採点】(10点満点)
8.5点。最初から最後まで畳み掛ける展開に、もう少しエピソードに深みを付けて欲しかった。加藤あいの演技が多少マイナス点として作用したのは残念。でも映画としては楽しめたので、今後公開される「ポセイドン」と比較して見るのも一興。

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Last updated  2006.05.21 21:56:15
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