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テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:アメリカ映画
原題:Matchpoint(イギリス)公式HP
上映時間:124分 鑑賞日:8月26日 シネスイッチ(銀座) 監督:ウッディ・アレン 出演:スカーレット・ヨハンソン(ノラ・ライス)、ジョナサン・リース・メイヤーズ(クリス・ウィルトン)、マシュー・グード(トム・ヒューイット)、エミリー・モーティマー(クロエ・ヒューイット・ウィルソン)、ブライアン・コックス(アレック・ヒューイット)、ぺネロピー・ウィルトン(エレノア・ヒューイット) 【この映画について】 ベテラン監督のウッディ・アレンが英国の上流階級の人間達を舞台に描いた作品。ここで注目したいのは女優の卵ノラ・ライスを「ロスト・イン・トランスレーション」「真珠の耳飾の少女」「アイランド」など立て続けに注目作品に出演し、その見事なグラマラスなボディと演技力?が注目されているスカーレット・ヨハンソンが出演している点だ。 アメリカのコロラド州からロンドンへ出てきて片っ端からオーディションを受けるが落ちてしまう女優の卵を演じている。若手女優の中ではキーラ・ナイトレイとは異なるタイプの女優であるが、この二人の出演作は今後も注目してもらいたい。 【ストーリー(ネタバレなし)】 アイルランド人のクリスは、英国の上流階級に憧れる野心家。テニス選手としての限界を感じ、ツアー転戦から身を引くことを決意し高級テニス・クラブのコーチの面接を受けて即日採用となった。 クリスはクラブ側の紹介で会員で金持ちの息子トム・ヒューイットと親しくなる。ある日トムに誘われてオペラに行くと、トムの妹・クロエに気に入られる。しかし、クリスはトムの婚約者でアメリカ人のノラと招待されたトムの屋敷の卓球場で出会う。 この時の二人の出会いがその後の二人の人生を運命付けていくことになるとはその時は知る由も無かった。 それでもクロエとクリスの交際が始まり、クリスはクロエの父親に気に入られて父親が経営する会社の社員になり二人は結婚、クリスの人生は前途洋々に見えた。父親の計らいでロンドンの一等地の高級マンションの高層階を自宅として与えられびっくりするクリス。 しかしクリスはトムの恋人・ノラとも浮気を続けていた。そのトムとは相変わらずテニス仲間であるが、或る日、トムがノラと分かれたとクリスに告げたがトムはクリスがノラに心を寄せていることには気が付いていなかったのだった。 クリスの仕事は順調ながらもノラへの気持も忘れられず、新妻クロエは一日も早く妊娠し子供を持つことを望んで止まないがクリスはノラのことで頭が一杯で新妻が強く希望する「夜の性生活」も「疲れている」と言い残し中々応じようとしなかった(所謂セックスレスですね)。 ノラを愛しているが、クロエが与えてくれるリッチな生活も手放せない。ノラは一度はロンドンを去りアメリカのコロラド州へ戻ったが、再びロンドンへ舞い戻り偶然にも妻と一緒の時に美術館で再開する。 その場で密かにノラの電話番号を強引に引き出したクリスは、その後、ノラと頻繁に逢瀬を重ねることになる。仕事の合間にも時間を見つけてノラのアパートに押しかけ、ノラの豊満な肉体を貪るように求め合う。 妻からは妊娠を求められながらも、ノラの肉体に溺れてゆくクリスにクロエも徐々に不信感を感じるようになる。そして、ノラの方もクリスを拘束するようになり始めて... 自分の人生を完璧にするため、クリスは大胆な計画を思いつく…。 さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。 1.ノラとクロエの二人の女性との関係に悩むクリスの選択した手段とは? 2.ノラの突然の帰国で終わったかのような関係だったが、その間のクリスの彼女への思いとは? 3.妻からも妊娠を求められ、一方でノラとのセックスに溺れて行ったクリスに対しノラの取った態度とは? 4.ノラの妊娠が発覚した。果たして、その時の二人の反応は? 5.二人の関係を疑い出したクロエにも妊娠の兆候が...クリスは円満な家庭を保てるか? 6.クリスがノラとの関係を清算しようと企てた大胆な計画とは? 等を中心に映画館でご覧下さい。 【鑑賞後の感想】 ウディ・アレン監督作品って何故か特段興味が沸かなかったので観ていなかったが、今回始めて観た。と言うより個人的に「スカーレット・ヨハンソンが好きなので観た」と言うのが本音なのだが。 イギリスの上流階級を舞台にテニスプレイヤーと米国の女優の玉子が出会ってからの気持の変化と、上流社会に適応出来なかった女優の卵と何とか上流社会にしがみつこうとするテニス選手の姿勢というか執念みたいなものが感じられた。 それにしても詳しくは書けないが、クリスがノラの肉体にのめりこみな夢中になるものの「結果」が出てしまうと放り出そうとする男の身勝手みたいな心境も巧に表現されていた。 しかし敢えて注文を付けるとすれば、クリスがノラに対してしてきた仕打ちに対するノラの執念や呪いが彼を追い詰めて行くかのようなエンディングには全面的に同意は出来なかった。 【自己採点】(10点満点) 8.1点。スカーレット・ヨハンソンの女の怖さ?見たいな演技は、多少臭い部分もあるがそれも彼女の別の面と思いたい。でも相変わらず見事なプロポーションだね。キーラ・ナイトレイとはそこの部分だけが正反対のような... [今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.Stevie Wonder/Fulfillingness First Finale お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.15 22:24:31
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