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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2007.02.25
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カテゴリ:ヨーロッパ映画
17.あなたになら言える秘密のこと
■原題:The Secret Life Of Words
■製作年・国:2005年、スペイン
■上映時間:114分
■鑑賞日:2月24日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ・アートスクリーン(六本木)
■公式HP:ここをクリックした下さい
□監督・脚本:イサベル・コイシェ
□製作:エステル・ガルシア
□製作総指揮:ペドロ・アルモドヴァル、アウグスティン・アルモドヴァル
キャスト

◆サラ・ポーリー(ハンナ・アミラン)身寄りのいない孤独な女性で工場で真面目に働く
◆ティム・ロビンス(ジョセフ)海上の油田採掘所で勤務中に火傷を負う
◆ハヴィエル・カマラ(サイモン)採掘所で働くシェフ。世界中の料理を調理出来るのが自慢
◆エディ・マーサン(ヴィクター)ジョゼフの看護士を探しているときにハンナを見つける
◆ダニエル・メイズ(マーティン)油田採掘所で波と油田開発の研究をする海洋学者
◆レオノール・ワトリング(ジョゼフの親友の妻)ジョゼフと夫との三角関係に悩む
◆ジュリー・クリスティー(インゲ)コペンハーゲン在住のハンナのかつての心理カウンセラー

【この映画について】
『死ぬまでにしたい10のこと』のイサベル・コイシェ監督が、再びサラ・ポーリーを主演に描く愛と命と再生の物語。
チキンとライスとリンゴだけの食事、執拗に手を洗い、電話をかけても一言も発しない。工場で働くハンナの誰とも話さない孤独な暮らしを追い、やがてふとしたことから海上の油田掘削所に舞台を移し看護士として一人の男の面倒を見る。
外界から隔絶された場所と孤独志向の男たちに居心地の良さを感じ、視力を失って寝たきりのティム・ロビンス演じるジョゼフの言葉に耳を傾けながら彼女は少しずつ心を開き、遂には自らの過去を告白する。
『死ぬまでにしたい10のこと』『ドーン・オブ・ザ・デッド』『アメリカ、家族のいる風景』などで独特の存在感を発揮するサラ・ポーリーと、『ミスティック・リバー』『宇宙戦争』などでしっかりとした演技力を発揮するティム・ロビンスの抑えた演技も見どころだ。
【ストーリー(ネタバレなし)】
あらゆる感情を封印したかのように誰にも打ち解けず、黙々と工場で働くハンナ。無遅刻無欠勤でその余りにも真面目過ぎる働きぶりが同僚等から浮いた存在となり、上司にとがめられ強制的に取らされた休暇中、思いがけないことから油田掘削所の事故で大怪我をした男・ジョゼフの看護を買って出る。
ヘリコプターで向かった先は海に浮かぶ油田採掘所。そこには陽気で腕のいい料理人をはじめ風変わりな男たちが働いていた。ハンナが面倒を見る事になったのは腕と足を骨折し全身に火傷を負い角膜も焼けて手術する2週間眼が見えないジョゼフだった。
早速彼女はジョゼフの寝床で介護を始めるが、ジョゼフは彼女を質問攻めにするが何一つまともに返事をしないことを疑問にもつ。名前さえ教えようとしないハンナはジョゼフが勝手に空想の世界の女性であるコーラのことを話すと「コーラ」で良いとぶっきらぼうに返事した。
採掘所で働く人間は皆孤独だ。一人でいることを好む責任者のディミトリ、一人で踊るのが好きな清掃係のアブドゥル、男の友情を越えている機関室のスコットとリアム、他のメンバーとの交流を好まない海洋学者マーティンとアヒルのリサ。
日が経つにつれてジョゼフの温かみの有るジョークにも慣れてきたハンナは、徐々に自分のことを話すようになってきた。ハンナは「補聴器」を装着していることを、ジョゼフは「泳ぎが苦手」だとそれぞれの「秘密」の一端を話したことでお互いの距離は一気に近くなった。
そしてジョゼフがヘリコプターで病院へ運ばれる日がきた。ハンナの仕事もそこまでだった。ジョゼフの手術は成功に終り視力も回復したが、病床にはハンナの姿は無かった。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.ジョゼフとハンナが打ち明けた秘められた過去とは?
2.手術後、視力を回復したジョゼフはハンナと再開出来るのか?
3.ジョゼフが面会したハンナのかつてのカウンセラーのインゲから聞いた彼女の過去とは?
4.元の職場に復帰したハンナの生活はどうなったか?
5.採掘所で働いていたメンバーのその後は?

などを中心に公開館は他にありませんが是非映画館でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
『死ぬまでにしたい10のこと』のイサベル・コイシェ監督が、再びサラ・ポーリーを起用して作った映画ということで注目した。『死ぬまでにしたい...』はその斬新なアイデアがとてもよく、そしてこの映画を観た全ての人が自分に置き換えて考えたはずだ。
今回の作品はネタバレになるので詳しく書けないが、バルカン半島での辛い出来事がトラウマとなっているのがベースであるがそれは最後まで明かされない。この辺の事情は日本人には分かりづらいテーマであるのに対し、『死ぬまでにしたい...』は人種に関係ないテーマが共感を呼んだのは間違いない。
それでも自分の過去や身の上を一切明かさないハンナが徐々にジョゼフと打ち解けていく過程の展開は共感できるし、寝たままで眼の見えない役という難しい設定を難なくこなしたティム・ロビンスは流石だと唸った。
サラ・ポーリーはセリフが極端に少ない主役であったが、それでも彼女独特の存在感は光っていた。表情や仕草だけでも充分に彼女の抱える苦悩やトラウマが伝わってくるから不思議だ。
【自己採点】(100点満点)
72点。サラ・ポーリーとティム・ロビンスの演技は良かったけど、ハンナが抱えていた秘密というかトラウマに関してのテーマは「死ぬまでにしたい...」のようなテーマにしてもらいたかった。でも、それでは二番煎じか...?

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Last updated  2007.02.25 23:20:20
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