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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2007.04.13
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カテゴリ:アメリカ映画
29.ブラッド・ダイヤモンド
■原題:Blood Diamond
■製作年・国:2006年、アメリカ
■上映時間:143分
■鑑賞日:4月7日、新宿ミラノ1(歌舞伎町)
■公式HP:ここをクリックして下さい
□監督・製作:エドワード・ズウィック
□製作:ポーラ・ワインスタイン、マーシャル・ハースコビッツ、グレアム・キング、ジリアン・ゴーフィル
□脚本:チャールズ・レヴィット
□音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
キャスト

◆レオナルド・ディカプリオ(ダニー・アーチャー)旧ローデシア出身の白人でダイヤ密売人
◆ジャイモン・フンスー(ソロモン・バンディ)メンデ族の漁師だったが反政府軍に拉致される
◆ジェニファー・コネリー(マディー・ウォーター)米国の雑誌のカメラマン兼記者でダニーと知り合う
◆カギソ・クイパーズ(ディア・バンディ)ソロモンの息子だが反政府組織に拉致され少年兵に仕立てられる
◆アーノルド・ヴォスロー(コッツィー大佐)ダニーを雇い兵からダイヤの密売人へ「成長」させる

【この映画について】
アフリカの地域紛争で武器等の資金源となっていると言われる、不法取引されたダイヤモンド。物語の中心はかつては内戦で国が疲弊した1999年のシエラレオネが舞台。
政府側と反政府軍RUFとの対立を軸に、そこに白人が絡みお互いの思惑がダイヤを通して描かれている。
この作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオが演じたのは、元兵士のダイヤ密売人。現地独特の英語アクセントを身につけた上で、裏の世界に生きる男をメリハリのある演技で表現した。監督は『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィック。授賞こそ逸したがアカデミー賞にはレオの主演男優賞以外に、ジャイモン・フンスーの助演男優賞、編集賞、音響効果賞、録音賞で候補になった。
アフリカを題材にした作品が多い中、この映画では「ダイヤモンド」を通して人間の欲望がむき出しになる部分まで画いている点にも注目して観て頂きたい。
【ストーリー(ネタバレなし)】
1999年、内戦が続くアフリカ、シエラレオネ共和国。メンデ族の漁師ソロモン・バンディーは、自慢の息子ディアを医者にすることが、彼のささやかな夢。しかし、そんな穏やかな暮らしも、反政府軍RUFの襲撃によってたちまちのうちに崩れ去る。
家族と引き離されたソロモンが連れて行かれたのはジャングルの奥深い川のダイヤモンドの採掘場。劣悪な環境で掘り出されたダイヤがRUFの資金源となっているのだ。厳しい監視のもとで労働に駆り立てられていたある日、川で作業中にソロモンの足元には驚くほど大粒のピンク・ダイヤを発見する。彼は「トイレに行きたい」と監視員に告げて監視の目をかいくぐり、ピンク・ダイヤを誰にも知られない場所に隠したが、監視員に不審な行動を目撃され咎められているまさにその時、政府軍により急襲されRUFは壊滅的打撃を被りソロモンは政府軍に捉えられダイヤを隠したまま刑務所に送られる。
一方、そのダイヤの密輸を生業にしている男が白人がかつて支配していた旧ローデシア出身の元雇兵だったダニー・アーチャーだ。
自分のしていることが紛争を長引かせ、その結果、多くの命が犠牲になっていることなどお構いなし、それが彼の生き方だった。ある時、密輸に失敗したアーチャーは、投獄された刑務所で思わぬ話を耳にする。巨大なピンク・ダイヤがどこかに隠されているらしいというのだ。そして、その場所を知っているのは、ソロモン・バンディーという男だけ。
刑務所には、政府軍によって捕らえられたRUFの兵士たちとともにソロモンも収監されていたのだ。
ほどなく釈放されたアーチャ-は、行きつけのバーでアメリカ人ジャーナリストのマディー・ボウエンと出会う。彼女が追いかけているのは、まさにRUFの資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相。アーチャーがダイヤの密売人であることを知ったマディーは彼に情報の提供を求めるが、アーチャーは固く口を閉ざす。
しかし、彼はすぐにマディーの助けが必要となった。ピンク・ダイヤの隠し場所を聞き出すべく、裏から手を回して釈放させたソロモンは、ホテルで働きながら家族探しに血眼になっている。
そこでアーチャーは、家族探しを手伝う代わりにダイヤを埋めた場所へ案内するようソロモンに持ちかけ、マディーには、情報の提供と引き換えに、ジャーナリストの立場を使ってソロモンの家族を探してくれるよう国連のつてを頼りにする。そして、たどり着いた難民キャンプ。待ち焦がれていた家族との再会を果たすのだったが...
しかし、そこに妻の姿はあっても息子ディアの姿はなかった。誘拐してきた少年たちに洗脳教育を施し、少年兵に仕立てるためにRUFが連れ去った可能性が高い。この先、危険の渦中に乗り込んで息子を探し出すためには、どうしても助けが必要だ。
ソロモンは覚悟を決め、アーチャーの申し出を渋々受け入れた。そして二人でソロモンが隠した場所を目指すのだったが、そこまでには多くの困難が待ち受けていた。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.一家での再開を強く望むソロモンだが、妻と息子ディアを取り戻せるのか?
2.アーチャーは恩人でもあるコッツィー大佐とピンク・ダイヤを巡り如何なる取引をするか?
3.アーチャーが密かに胸に抱いているピンク・ダイヤ発見後のプランとは?
4.アーチャーが身の危険を感じてマディーに託していたメッセージとは?
5.洗脳されていたディアは果して元の姿に戻れるのか?
6.シエラレオネ内戦のその後は一体どうなったのか?

などを中心に是非映画館でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
ここ数年の「トレンド」としてアフリカを直接的に題材にした映画が増えてきた。白人にとってアフリカ大陸での出来事は、理解出来ない部分やミステリアスな側面が題材への興味を駆り立てているのだろうか?
「ブラッド・ダイヤモンド」はレオナルド・ディカプリオがアフリカ出身の白人ダイヤ密売人として描かれている。彼は元々は雇兵だったが成年になる前にコッツィー大佐に出会い、ダイヤの知識を身に付け密売人となっていくがこの辺の様子はさらりと語られるだけだ。
物語の中心は家族が離れ離れになったソロモンの家族を取り戻したいという強い心の現われがテーマでもある。そこに家族を持たない主義のレオ演じるアーチャーと、こちらも独身のアメリカ人ジャーナリストのマディが何時の間にか意気投合してお互いの利害を乗り越えて協力する姿だ。ソロモンは家族の大切さをアーチャーに説くシーンがあったりして、それに耳を貸そうとしない場面があったりとこの辺はアメリカ映画らしいなと感じた。
レオはこの映画でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのだが、なるほど、この映画を観て彼のダイヤ密売人を演じる姿はまさに「熱演」で彼の演技の幅が広がったのではと私は思った。
アフリカを題材にした映画は大体がアフリカの利権や天然資源を奪おうとする白人対部族対立が根強いアフリカ土着民といった構図だが、この映画でもそうした描き方だった。これからはこうした構図だけでない描き方も観てみたい気がした。
【自己採点】(100点満点)
84点。ディカプリオの熱演とアフリカ・ロケの映像に対しての点数。

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Last updated  2007.05.26 01:37:38
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