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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2007.07.26
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53.魔笛
■原題:The Magic Flute
■製作年・国:2006年、イギリス
■上映時間:139分
■鑑賞日:7月21日、シャンテシネ(日比谷)
■公式HP:ここをクリックして下さい
□監督・脚本:ケネス・ブラナー
□製作:ピエール=オリヴィエ・バルデ
□製作総指揮:スティーヴン・ライト
□脚色:スティーヴン・フライ
□音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
□音楽監督・指揮:ジェイムズ・コンロン
□演奏:ヨーロッパ室内管弦楽団
キャスト

◆ジョセフ・カイザー(タミーノ)第一大戦下の塹壕戦を戦い抜く一人の戦士
◆リューボフ・ペトロヴァ(夜の女王)気絶したタミーノを救った女王だがその裏にはある意図が
◆ベン・デイヴィス(パパゲーノ)毒ガスの危険を知らせるカナリアを大事に飼う兵士
◆エイミー・カーソン(パミーナ)夜の女王の娘で、女王である母は結婚相手を探している
◆ルネ・パーぺ(ザラストロ)暗黒卿ザラストロと恐れられパミーナを嫁にと夜の女王から奪う
◆トム・ランドル(モノスタトス)ザラストロの部下で隙を見てパミーナに乱暴を働こうとするが
◆シルヴィア・モイ(パパゲーナ)パパゲーノが恋した相手で自分の妻へと思いを語る

【この映画について】
「魔笛」はモーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラであり、また彼の最高傑作とも言われていて庶民が楽しめるようにと作られた「歌芝居」しても知られる。
今回の映画化は、『ヘンリー五世』『ハムレット』などシェークスピア作品の映画化の第一人者である英国の巨匠ケネス・ブラナーが演出を担当。舞台を中世のファンタジックな世界から第一次世界大戦下のヨーロッパに移し、平和への祈りをテーマにした9.11以降の今日的な作品に脚色。
所々で大胆なカメラワークが見られるが、そうした楽しみと同時にやはりオペラとしての音楽の良さと出演者の歌唱力もじっくりと堪能したい。
【ストーリー】(ネタバレなし)
第一次世界大戦下の塹壕で、若い兵士タミーノは毒ガスに命を狙われ気絶する。それを救ったのは夜の女王の侍女を務める三人の従軍看護婦だった。
ところが気の弱い兵士パパゲーノが毒ガス対策にカナリアを飼っていたことからタミーノは、パパゲーノが命を救ってくれたと勘違いしパパゲーノも調子に乗ってタミーノの命を救ったと自慢する。そこに現れた三人の従軍看護士がパパゲーノをたしなめて、逆にお喋りが出来ないようにガスマスクを被されてしまう。
タミーノの前に現れた夜の女王は、さらわれた娘パミーナの救出を依頼し、彼に魔法の笛を託す。タミーノは兵士パパゲーノと共にザラストロの城砦へと向かい、そこでパミーナを見つけた。二人はすぐに恋に落ちるが、タミーノは愛を成就するため、困難な試練に立ち向かうことになる。
城の中には独裁者ザラストロが支配し民衆も兵士も彼のカリスマ性に酔っていた。タミーノは城砦内に侵入するが、そこで見たのは夜の女王から聞かされていた姿とは全く異なる、群集の歓呼に応えている様子だった。
一方、風車小屋に幽閉されたパミーナを見張るモノスタトスはパミーナへの愛情をむき出しにして迫る。そこに現れたザラストロにモノスタトスはパミーナが彼に対し復讐心を持っていると告げるが、ザラストロはモノスタトスを追放する。
「沈黙の試練」を課せられているタミーノとパパゲーノだが、タミーノは数々の試練を乗り越えて沈黙を守った。それに反してパパゲーノは誘惑に負けて監獄にぶち込まれ老婆と一緒になる。老婆から愛の誓いを迫られたパパゲーノだったが、老婆は若きパパゲーナへ変身しまんまと脱獄に成功するのだったが...。
タミーノはザラストロから試練に勝ったことを認められパミーナと束の間の再開を果たすが、今度は戦場へ赴く事になり悲しみにくれるパミーナは悲しみに悲嘆して...。その頃、夜の女王は三人の従軍看護士と裏切ったモノスタトスを率いて反撃を試みる。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.夜の女王がザラストロを敵対視するようになったきっかけとは?
2.試練に負けたパパゲーノだが、果たしてパパゲーナとの関係はどうなる?
3.束の間の再開を果たしたパミーナだったがタミーノと分かれてから取ろうとした行為とは?
4.戦場の赴いたタミーノとザラストロと夜の女王との戦いはどうなる?

などを中心に映画館でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
普段はオペラには関心のない私ですが、「魔笛」はそんな私でも観てみたいと思い観た。当初はこの映画を見た前週に新宿の高島屋の大画面で観たかったけど、着いたときはすでに前席の端っこしかなく断念。やむを得ず翌週の今回はシャンシネで鑑賞したけどこちらも朝のショウなのに年配者を中心に満席状態。
シャンテシネは頻繁に行くけど座席の角度がほとんどないので、前席の非常識な人の頭が気になるんだよね。この日はタマタマ大丈夫だったけど、それでも1席隣りだったら間違いなく頭で画面の下が見えなかったから際どかった。

オペラというよりミュージカルだと思いながら観ていたけど、やはりオペラだけあって俳優たちも本職のオペラ歌手が演じているだけあって本格的だった。
これが有名どころの俳優を使い吹き替えにするのではなく、あくまでも本格的なオペラ映画を作りたいというケネス・ブラナー監督の意欲だろう。
オリジナルのオペラとは時代設定が異なるようだが、映画版では第一次大戦下のヨーロッパに変えていることでかえって時代が身近に感じられる。映画ならではのカメラワークやCGで舞台版とは異なる個性が出ていたのではないだろうか。時に、大胆なアップでドキッとさせられるカットが数箇所あったが、こうした遊びの心を挿入することで見ているほうも楽しめた。
ストーリー展開も分かりやすく変に込み入ったサイドストーリーを入れなかったので、ストーリーを余裕をもって追う事が出来た。
ただ一つ疑問に感じたのがザラストロが共同墓地で平和への祈りを胸に強く刻むシーンで、戦死者の墓碑がアップになるシーン。ここで石に刻まれた大勢の戦死者に日本人の名前がしかも漢字でたくさん出てきた。第一次大戦のヨーロッパという設定で何で日本人の名前がたくさん出てきたのだろうか?それとも映画の出資者に日本人がいたのかな...
そうした疑問もあるが映画で慣れ親しんで、今度は何時の日か舞台版も観てみたいと思った。私のようなオペラ初心者でも充分にこの作品の良さは理会出来た。
【自己採点】(100点満点)
81点。出演者の歌唱力の素晴らしさとそれに伴なう演技力も評価出来る。

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Last updated  2007.07.28 00:10:19
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