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テーマ:高校野球(3682)
カテゴリ:高校野球
40年ぶり3度目の決勝で敗れ、悲願の夏Vを逃した広陵・中井哲之監督)は怒りで震えていたそうだ。 8回の審判の判定に本心を隠さなかった。「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。もう真ん中しか投げられない。少しひどすぎるんじゃないか。負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。でも今後の高校野球を考えたら…」。試合後のベンチで思いを吐き出した。 特に問題視したのは、4点リードの8回裏1死満塁。カウント1-3から、エース野村が投じた1球だ。佐賀北・井手に、外角低めにこん身の直球を投げた。しかし桂球審の判定はボール。押し出し四球で1点を与え、続く3番副島の逆転満塁弾につながった。ボール判定の時、普段はポーカーフェースの野村が驚きの表情を浮かべ、捕手の小林はミットで3度地面を叩いた。この光景が中井監督の胸を打った。「あの1球は完ぺきにストライク。ウチでは審判の判定にどうこう言う教育はしていない。その子が言ってくるんだから。キャッチャーは『どうしたらいいですか?』という顔をしていた」。 7回まで1安打の好投も逆転負けを喫した野村は「狙った所には投げた。思い切って投げたので、悔いはない」と話すにとどめた。選手は不平を言えない。同監督は宿舎に戻っても収まらなかった。「子どもたちは命を懸けてやっている。審判の権限が強すぎる。高野連は考えてほしい。これで辞めろといわれたら監督をやめる」。3度目の決勝も敗れ、後味の悪い夏の終わりとなった。 中井監督は優勝報告会のため大阪市内の朝日新聞本社を訪問し、学校長同席の上で、脇村春夫会長、田名部和裕参事(こいつが高野連を牛耳っていると報道されている!)と会談。 「野球は審判が最終の判断を下す。それをよく理解するように」と同会長から注意を受けた。中井監督は「選手の悔しい思いを代弁し、つい口から出てしまった。申し訳ありません」と反省した。 私なら会長に「最終の判断を下す審判が常に高い技術を持って判定を下して欲しい」と言いたいですがね。 高校野球の審判の技術の低さは今に始まったことではない。中井監督だけでなく多くの学校の監督らも同様の考えだと思う。しかし、佐賀北の優勝の事実は動かないし佐賀北の戦いぶりは立派だった。 私は準々決勝の試合を観ていたが、この試合の審判の判定も明らかに間違いが多かった。この試合に限れば、むしろ帝京に有利な判定が多かったと私は感じた。それでも佐賀北は勝った! 決勝戦の問題の場面も押し出しの一球も明らかに「ストライク」である。この試合は生で見ていないが、球審が1回から最後まであのコースをボールと判定していたのかな?だとしたら大いに問題ありだ。 甲子園では過去にも「4アウト」「エンタイトル満塁本塁打」などの「歴史的誤審」があるのは有名な話だ。 高野連は中井監督の発言に対し「予想どうり」厳重注意を与えた。しかし、これでは何の解決にもならない。審判の技術の未熟さは明らかであり、今後は、中井監督の捨身の抗議をしっかりと受け止める位の度量が欲しかった。 「特待生問題」に端を発した高野連による「私学バッシング」の「最終形」がこの「疑惑の判定」である。なんて思う人も出るかもね、この高野連の態度では...。 ←「中井監督、誤審発言」の話題も探せる! ←西武ライオンズやプロ野球のことならここ ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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