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2007.12.17
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カテゴリ:ヨーロッパ映画
94.レディ・チャタレー
■原題:Lady Chatterley
■製作年・国:2006年、フランス
■上映時間:135分
■日本語字幕:松浦美奈
■鑑賞日:11月23日、シネマライズ(渋谷)
■公式HP:ここをクリックしてください
レディ・チャタレー
□監督・脚本・台詞:パスカル・フェラン
□脚本・台詞:ロジェ・ボーボ
□台詞:ピエール・トリヴィディック
□製作:ジル・サンドーズ
□撮影監督:ジュリアン・ハーシュ
□衣装:マリー=クロード・アルトー
□編集:マチルド・ミュイヤール、ヤン・デデ
□音響技師:ジャン=ジャック・フェラン
□音楽:ベアトリス・ティリエ
□録音:ニコラ・モロー
キャスト

◆マリナ・ハンズ(コンスタンス・チャタレー)戦争で半身不随になった夫と広大な邸宅で暮らすが...
◆イポリット・ジラルド(クリフォード・チャタレー)戦争で負った傷が原因で車椅子生活を余儀なくされる
◆ジャン=ルイ・クロック(バーキン)広大なチャタレー家の森番として働くがコンスタンスと不倫の仲に
◆エレーヌ・アレクサンドリディス(ボルトン夫人)チャタレー家で主にクリフォードの身の回りの世話をする

【この映画について】
原作は20世紀を代表する英国作家D.H.ロレンスの最高傑作にして常にスキャンダラスな話題に事欠かない「チャタレー夫人の恋人」。
この小説には3つの異なるバージョンがあり、一般的に読まれているのは第3稿だが、フランスの女流監督パスカル・フェランは第2稿に魅了されたそうだ。支配階級に固執する夫クリフォードとは違い、心も肉体も丸ごと生きることを享受するコンスタンス。
無名の俳優の演技にも注目だが、ロケ映像の美しさにも注目してみてもらいたい。
【ストーリー】(ネタバレなし)
第一次世界大戦の数年後、イギリス中部、炭鉱地帯の村近くに建つラグビー邸に、結婚4年目を迎えたクリフォード・チャタレー卿と夫人コンスタンツは広大な邸宅に使用人らと暮らしている。
戦争中に結婚した二人は新婚1ヶ月でクリフォードは戦地に赴いた。所が彼は戦争中の怪我が原因で下半身付随となり車椅子での生活を余儀なくされた。コンスタンツは夫の身の回りの世話を使用人らとするだけの退屈な生活はハリも無く悶々とした気分で過ごしていた。
そんなある日、姉のヒルダがラグビー邸を訪れ、妹の負担を軽減するために住み込みの看護人としてボルトン夫人を雇うようクリフォードに要求し彼も受入れた。
ボルトン夫人の勧めもあって、コンスタンツは広大な森の散歩に出かけるようになる。
森を散歩中彼女は森の中の小屋で大工仕事をしていた猟番バーキンが上半身裸で体を拭いている様子を見てハッとした。散歩で疲れた彼女は小屋で休憩し合鍵をくれるよう頼むが「ご主人が持っている」と冷たくあしらわれる。
ボルトン夫人に対し夫が心を許すようになって、コンスタンツが森小屋に出かける回数が明らかに増えて行った。そしてバーキンは合鍵を彼女に渡す。
その日から毎日、森小屋へ通うコンスタンツ。バーキンが世話をしていた鶏から雛が誕生し感動で涙する。その後、森小屋で二人は結ばれるのだった。
その頃、クリフォードはチャタレー家の世継を得るため、彼女が夫以外の男との間に子供が出来ても受入れると言い出す。何故なら、彼女は姉と父親と一緒に南仏旅行を計画していて、そこで誰かと会うことを示唆していたからだった。だが、彼女はバーキンと森小屋で相変わらず密会していた。そこで彼女はバーキンへある提案をしていた。
南仏への旅行中に、彼女へクリフォードから定期的に手紙が届き、中にはボルトン夫人から聞いた話としてバーキンの不幸な近況が綴られていた。
南仏旅行から自宅へ戻ると、彼女を驚かせようとクリフォードが松葉杖で立ち上がり歩けるまでに回復していた。涙ぐむコンスタンツだが、彼女心身ともに既に夫から離れバーキンへと心が移っていたのだった。
彼女は自分に人生を遂にバーキンと共に送ることを決意していたのだったが...。果たしてバーキンの気持ちは...
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.コンスタンツは夫のある考えと嫌っていたがそれは一体?
2.彼女がバーキンへ提案したこととは?
3.ボルトン夫人が語ったバーキンの不幸な過去とは?
4.彼女がバーキンへ伝えた決意と、バーキンの彼女への愛情とは?

などを中心にご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
D.H.ロレンスが生んだ名作「チャタレー夫人の恋人」は過去にも何度か映画化されているので今回が決して初めてではない。
私は1981年にジュスト・ジャカン監督がシルヴィア・クリステルをコンスタンツ役に起用したのを観た。クリステルは「エマニエル夫人」シリーズが大ヒットした「肉体派女優」で、その時はどちらかと言えば「エロス性」を前面に出していた。
ストーリー展開も大体は同じなのだが、森番(オリバー)と密会を繰り返していたことが夫にばれてしまうのだがそうしたシーンは今回は無かった。それでも展開の基本線は同じなのだが、今回は女性監督のパスカル・フェランであるためそうしたエロス性はあるものの1981年版よりは抑え気味だった。
当時のシルヴィア・クリステルは人気女優で知名度も高かったが、今回演じたマリア・ハンズも森番を演じたジャン=ルイ・クロックも無名に近い存在である上に、俳優としての魅力とか個性が発揮されていなかったのは残念だった。
そんな中でもこの映画では広大な屋敷とそれを囲む自然の素晴らしさの映像美に溢れていた。
あの自然美はこの作品を語る上で重要なのでその点は評価したい。
【自己採点】(100点満点)
68点。俳優が地味だったのがマイナス。

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Last updated  2009.05.24 21:33:58
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