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2008.01.20
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109.Peace Bed アメリカVSジョン・レノン
■原題:The U.S. VS. John Lennon
■製作年・国:2006年、アメリカ
■上映時間:99分
■日本語字幕:関美冬
■鑑賞日:12月28日、新宿ジョイシネマ(歌舞伎町)
■公式HP:ここをクリックしてください
peace bed アメリカVSジョン・レノン.jpg
□監督・脚本・製作:デヴィッド・リーフ、ジョン・シャインフェルド
□製作総指揮:サンドラ・スターン、ケヴィン・ベッグス、トム・オーテンバーグ、ニック・メイヤー、スティーヴ・ローゼンバーグ、エリック・ネルソン、マイケル・ハーショーン、ブラッド・エイブラムソン、ローレン・レイジン
□撮影:ジェームズ・マザーズ
□編集:ピーター・S・リンチ2世
□監修:オノ・ヨーコ
キャスト

(全て本人)
◆オノ・ヨーコ、言わずとしれたジョン・レノンの妻
◆ジョン・ウィーナー、ジョン・レノンのFBIファイル公開を求め裁判で闘い続けた歴史学教授
◆ロン・コーヴィック、元海兵隊軍曹としての経歴を生かし「7月4日に生まれて」を書いた。
◆アンジェラ・デイヴィス、アメリカ共産党のメンバーとして活動しFBIにより指名手配される
ジョン・シンクレア、ジョン・レノンが彼の名前の曲を作ったことでも有名。おとり警察官に大麻を売った罪で収監された。
◆タリク・アリ、パキスタン出身の政治活動家で作家、編集者としての顔ももつ

【この映画について】
ザ・ビートルズは1970年に「正式に」(前年に事実上解散状態でしたが)解散をしてロック界に一つの区切りを付けました。
ジョン・レノンは解散直後から活発にソロ活動を行いながら、グループ時代には様々な制限の中で自由が利かなかった立場から「個人の立場」で自分の主張をアピールできるようになった。そのジョンがソロ時代に最も熱心に取り組んでいたテーマが「平和」の二文字だ。
ジョンはヨーコさんと二人でNYへと渡り、戦争と暴力を憎む運動でアメリカという巨大な象と戦った。この映画はジョンがFBIから危険人物扱いされて、監視された生活の中で敢然と戦っていた姿を当時のフィルムと関係者の証言を纏めたドキュメンタリーである。
【ストーリー】(ドキュメンタリーのためネタバレです)
1971年12月10日、ミシガン州アナーバー(アン・アーバーとも表記)にておとり捜査で大麻所持の容疑で10年の懲役刑を受けた詩人ジョン・シンクレアを支援するコンサートにジョンとヨーコはゲスト出演した。(アンソロジー・シリーズにその時のライヴ音源収録されています)
二人はこのコンサートをきっかけにニクソン政権に取って「政敵」とみなされ、危険人物としてFBIの徹底マークを受けることになった。
ビートルズのメンバーとして世界の頂点を極めたジョン・レノン。しかし彼は、すでに次の段階に向かっていた。泥沼化するベトナム戦争に反対しての平和活動。ジョンのメッセージは、反戦運動家や急進的な活動家にも利用されるが、その事からアメリカ政府は彼を反政府の危険分子と見るようになる。ジョンの影響力を恐れた政府は、FBIにジョンの監視をさせる。
ジョンはベトナム戦争に反対の立場をとっており、ベトナムでの惨状が改善されないことに業を煮やし自費で「WAR IS OVER(IF YOU WANT IT)」というポスターと新聞広告掲載を世界主要都市で実行に移した。その頃、ジョンのアルバム「イマジン」は発表された。
理想的な平和とは何かを歌った「イマジン」はニクソン政権にとって驚異となり、当時のFBI捜査官もジョンを監視・盗聴していたことを認めている。更に、ジェリー・ルービン、アビー・ホフマンら急進的な活動家との交流が政権には「政治の達人の手に落ち、連中の手先・道具となった」と言わしめた。
そしてジョンはFBI側の監視に脅威を感じるようになり、友人に「自分とヨーコに何かがあればそれは事故ではない」と暗にFBI側から危害が加えられる可能性を匂わせていたそうだ。
移民局は1972年3月、ロンドンでの大麻所持による逮捕歴を「表向きの理由」として二人に「国外退去命令」を出す。
移民局の決定に異義を唱えた二人は徹底的に闘うことを宣言し、二人のこの決定がマスコミを通じて流れたことで二人に有利に働いた。
1972年、この年、大統領選を勝ち抜いて再選を果たしたニクソンは再選を果たしたことで自らを脅かす存在でなくなったジョンとヨーコへの関心を一気に失った。そして、二人は念願だった永住権(グリーンカード)取得を1976年に果たしたのだった。
ジョンとヨーコはショーンの誕生と共に音楽活動を中断し、あれほど熱心だった平和活動にも一見すると興味を失ったと映る時代へと入っていった。
1980年12月8日、ジョンはハワイ出身のマーク・デヴィッド・チャップマンの放った凶弾に命を奪われた。それでもジョンの意思は今でも受け継がれている。
ヨーコは回想する「米国はジョンを殺せなかった。だって彼のメッセージは生きていますから...」。
【鑑賞後の感想】
この映画が焦点を当てているのはジョン・レノンがザ・ビートルズを解散してソロ活動を始めたころが主だ。その中でもNYへと活動拠点を移動させた1971年から1972年の間の活動を振り返っている。
しかも映像は映画用に俳優が作ったものではなく、当時のニュース用フィルムやTV番組出演時のリアルなものを選んでいる。関係者の証言がさらにそれらを補強する意味合いで挿入されるので、当時と現在を巧みに繋いでいる。
ヨーコさんが監修に加わっていることで、純粋にジョンとヨーコの二人の活動を振り返る意味ではまさに「お墨付き」をもらったとも言える。
映画のバックにはジョンのソロ活動時代の曲がふんだんに挿入され、エンド・ロールでは「インスタント・カーマ」(私の好きな曲です)が流れる。音楽的な側面を期待してこの映画を観ると「退屈」するだろう。しかし、この映画は音楽家ジョン・レノンではない「活動家ジョン・レノン」が主人公である。どうかその点を理解した上で鑑賞されることを強くお勧めします。
私のようにジョン・レノンのこの時期の活動をしっている人間でも、今回の映画は一本のドキュメンタリーとしては評価に値するでしょう。
【自己採点】(100点満点)
70点。ドキュメンタリー作品は鑑賞した人の主観が濃く反映されますが、この点数で妥当だと思います。

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Last updated  2008.01.31 00:17:26
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