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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2008.02.16
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10.シルク
■原題:Silk
■製作年・国:2007年、日本・カナダ・イタリア
■上映時間:109分
■日本語字幕:松浦美奈
■鑑賞日:1月21日、新宿グランドオデヲン座(歌舞伎町)
■公式HP:ここをクリックしてください
シルク.jpg
□監督・脚本:フランソワ・ジラール
□脚本:マイケル・ゴールディング
□製作:ニヴ・フィッチマン、ナディーヌ・ルケ、ドメニコ・プロカッチ、酒井園子
□原作:アレッサンドロ・バリッコ
□撮影:アラン・ドスティエ
□編集:ピア・ディ・キアウラ
□プロダクション・デザイン:フランソワ・セギュアン
□アート・ディレクション(イタリア):エミータ・フリガート
□アート・ディレクション(日本):小川富美夫
□衣装(イタリア):カルロ・ポジオッリ
□衣装(日本):黒澤和子
□音楽:坂本龍一
キャスト


◆マイケル・ピット(エルヴェ)フランスの田舎町の製紙工場の絹糸を仕入れに幕末の日本へ向う
◆キーラ・ナイトレイ(エレーヌ)エルヴェと恋に陥るがエルヴェは結婚早々日本へ行ってしまう
◆アルフレッド・モリーナ(バルダビュー)田舎町にやってきて市長に掛け合い製糸工場を作り町を潤す
◆役所公司(原十兵衛)幕末の日本で闇で蚕の取引をする実力者でエルヴェは彼を頼りに仕入れに来た
◆芦名星(少女)謎の少女で無言でエルヴェを誘惑しエルヴェは彼女の虜になる
◆中谷美紀(マダム・ブランシュ)マルセイユで娼館を経営する日本人
◆国村準(右門)十兵衛の右腕
◆本郷奏多(少年)十兵衛らと共に暮らす少年
◆カラム・キース・レニー(貿易商)貿易商
◆ケネス・ウェルシュ(ジョンクール)町長

【この映画について】
1996年に発表され世界26ヶ国で翻訳されたアレッサンドロ・バリッコ発表の大ベスト・セラー小説の映画化。
日本・カナダ・イタリア3カ国の共同制作によりロケも日本の長野県にセットを組んで撮影した。日本側の出演者は役所公司で幕末の日本で、東北地方の山中で固い結束のもとで首領として村人達を守る役をこなしている。台詞は最初のパートは日本語だが、途中から何故か英語になる。
主役はマイケル・ピットとキーラ・ナイトレイ。キーラ・ナイトレイは今更何の説明も不要な美人女優として「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを筆頭に多くのヒット映画に出演している。ここでは新婚ながら夫が未知の国、日本へ旅立ち寂しさを隠しきれない女性を好演している。音楽は「教授」こと坂本龍一が担当している。
【ストーリー】(一部ネタばれあり)
19世紀のフランス。戦地から故郷の山村に帰ってきたエルヴェはそこでエレーヌと出会い恋に落ちる。
エルヴェの育った山村には何の産業もなく貧しかったが、そんな村に突然バルダビューという男が製糸工場を作り村は好景気に大いに沸いた。好調だった製糸工場も、その頃、流行っていた伝染病に蚕が感染し全滅に近い被害をこうむる。

市長の息子でもあるエルヴェはバルダビューからの要請もあり、単身でアフリカまで乗り込み蚕の卵を入手する。無事に持ち帰ったエルヴェのおかげで、再び工場での操業も盛り返しエルヴェは手にして報酬でエレーヌと結婚した。

欲の深いバルダビューは新婚早々のエルヴェに「世界で最も美しい絹糸を吐く蚕を求めて日本に行かないか」と持ちかけられる。幕末の頃の日本は開国したばかりで西洋からのルートは困難を極めたが何とか入国を果たす。

ここからネタバレに注意!!


幕末の日本に入国を果たしたエルヴェは闇取引の大物権力者・原十兵衛らが暮らす山村を訪れる。文化の違いに戸惑いながらも、謎の少女との出会いなどもあり日本での滞在は快適?だった。そして、念願の蚕を手に入れ故郷へと帰国したエルヴェ。
バルダビューから得た大金で、エレーヌの為に庭園つきの土地を贈ったが彼には日本滞在中に知り合った「少女」の姿が頭から離れない。
一方で妻エレーヌはエルヴェの子供を妊娠することを望んでいたがその兆候は何時までたっても現れず落胆の日々を送る。

その後も彼は日本へと蚕の仕入れに出向くが、彼の頭には「少女」の物言わぬ姿が頭から離れない。2度目の渡航時の帰国前夜、「少女」から手紙を渡されそれを帰国後、マルセイユで娼館を経営するマダム・ブランシュに訳してもらう。
「必ず戻ってきてください」と懇願するかのような内容の手紙が気になり3度目の渡航を果たす。ところが村は襲撃され跡形も無く、後に、一行に追いつくが少女とは逢えず、蚕も本来の品ではない別の卵を入手したが卵は帰路の途中で孵ってしまい収入の術を絶たれた。

数年後、エルヴェとエレーヌ夫婦には相変わらず子供は出来ずにエレーヌはその事実を受入れられないでいた。そんな悲しみを乗り越えようと、好きな庭園作りに没頭するエレーヌだが、彼女の体は衰弱してきて遂には亡くなってしまう。

エレーヌの死から数年後、エルヴェは妻が遺した庭園で「あの手紙」についての驚くべき真相を知ってしまった。そこには妻の彼への想いが記されていた。それを知った時のエルヴェの心は...。
【鑑賞後の感想】
幕末の頃の日本にフランスから一人の青年が蚕の買い付けに訪れて、そこで知り合った謎の少女の虜になる。それからも彼女のことが忘れられず、子供を宿すことを熱望する妻の気持ちに応えられない青年。
ざっと振り返るとそんなストーリーのこの映画だが、細かい点を検証していくとやはり外国人の書いた小説だなと思った。

日本・カナダ・イタリアと地域をまたいだ3カ国共同制作による映画であり、日本でのパートでは長野県にセットを組んで撮影し日本のスター俳優である役所公司まで起用する熱の入りよう。
日本のパートで役所公司は最初の方では日本語のセリフなのだが、途中からは「実は英語が出来ます」みたいに急に英語のセリフになる。当時の日本で蚕の闇商人みたいな人が英語を話せるとは思えない。第一、仲介人が如何にして彼と接していたのかも怪しい。
フランスのパートでは娼館を経営する日本人女性まで登場して、ウ~ン、その役は中谷美紀が演じていたがこういう設定はどうなんだろう?当時、日本人女性がフランス人と結婚し渡って娼館のオーナーにおさまるっていうのは?ありかな?

キーラ・ナイトレイを起用しているのに、バリバリの主役級である彼女は青年の妻役ですが彼女の個性を活かしきれていないような役どころ。登場シーンも何だか場面の転換の合間でありもっと彼女の切ない気持ちが込められるシーンが多く欲しかった。

監督が絶賛する「日本の美の象徴」(大袈裟な表現ですが監督がそう仰っているようで...)と持ち上げた無名新人・芦名星ですが、彼女の登場シーンでは一切セリフはなし。
冒頭で露天風呂での入浴シーンにはハッとさせられますが、背中越しにも「貧乳」なのは分かってしまい「これが日本人女優(女性)の美」との印象を欧米の観客に持たれたかも知れません。もしそうなら個人的には少し残念な気もします。監督のタイプの女優さんなのでしょう。
もっともキーラ・ナイトレイも、欧米では「貧乳女優」として名が通っていますが彼女はむしろそれを開き直って受入れているようです。
キーラ・ナイトレイと芦名星の日英「美人女優」対決は、偶然にも似たような体型の二人なので「甲乙」が付けがたいと書いておきましょう。
(この段落はあくまでも「管理人」の個人的な主観で書かせてもらいました!)

ストーリーの中心が青年と日本の関係なのか、それとも妻との関係なのか?どちらも整理出来ていないような印象を持った。
【自己採点】(100点満点)
62点。柱になるストーリーを作れば点数はもっと上がったかもね。

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Last updated  2008.03.01 00:01:15
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