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2008.02.20
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カテゴリ:アメリカ映画
12.テラビシアにかける橋
■原題:Bridge To Terabithia
■製作年・国:2007年、アメリカ
■上映時間:95分
■鑑賞日:1月26日、新宿ミラノ2(歌舞伎町)
■公式HP:ここをクリックしてください
テラビシア.jpg
□監督:ガボア・クスポ
□原作:キャサリン・パターソン
□脚本:ジェフ・ストックウェル
□製作・脚本:デヴィッド・パターソン
□製作:ハル・リーバーマン、ローレン・レヴィン
□共同製作:ケヴィン・ハローラン
□プロダクション・デザイナー:ロバート・ギリーズ
□撮影監督:マイケル・チャップマン
□編集:ジョン・ギルバート
□美術:ジェニファー・ウォード
□衣装:バーバラ・ダラ
□音楽:アーロン・ジグマン
□音楽監修:ジョージ・アコニー
□サウンド・デザイナー:ティム・プレブル
□ヘアメーク:ウィニー・スミス
□照明:ジョノ・クゾウヤン
キャスト


◆ジョシュ・ハッチャーソン(ジェス・アーロンズ)姉二人妹二人に囲まれて男一人で育ったせいか内気な性格
◆アナソフィア・ロブ(レスリー・バーク)ジェスの隣に引っ越してきた冒険心溢れる女の子
◆ロバート・パトリック(ジャック・アーロンズ)ジェスの父で工具店で働きながら野菜を育てて売っている
◆ケイト・バトラー(メリー・アーロンズ)ジェスの母で家計のやりくりに苦悩する毎日
◆ベイリー・マディソン(メイベル・アーロンズ)ジェスの妹で正義感が強くジェスと仲良くしたがっている
◆レイサム・ゲインズ(ビル・バーク)レスリーの父で作家
◆ジュディ・マッキントッシュ(ジュディ・バーク)レスリーの母で作家
◆ズーイー・デシャネル(エドマンズ先生)ジェスが憧れている美人先生
◆ジェン・ウルフ(マイヤーズ先生)ジェスのクラスの担任の先生で指導は厳しいが愛情もある
◆ローレン・クリントン(ジャニス・エイブリー)学校を仕切っている女ボスでトイレの使用料を徴収するなど威張っているが弱点も...

【この映画について】
ファンタジー映画全盛の時代にあって児童文学の金字塔とも呼べる傑作が映画化された。
見る者の心を掴むには魔法の力も派手な仕掛けも必要ない。一番大切なのは子供の頃に培った純粋な心と豊かな想像力なのだということに気づかせてくれる。
優れた児童文学として名高いキャサリン・パターソンによる原作ハンガリー出身のガボア・クスポ監督が初の実写作品としてメガホンをとり、主演に迎えたジョシュ・ハッチャーソンと『チャーリーとチョコレート工場』で個性豊かな子供を演じたアナソフィア・ロブが、確かな演技力で、人生の厳しさを丁寧に描いて伝えてくれる。
【ストーリー】(一部ネタばれあり)
5年生の少年、ジェス・アーロンズは女ばかりのきょうだいの中で唯一の男として育った。服装も靴も全て「姉のおさがり」ばかりで学校でもそれらが原因で馬鹿にされている。
唯一の慰めは、妹メイベルが自分のことを慕っていることと、空想上の生き物を創造して愛用のスケッチブックにベッドで描くときだった。

或る日、学校での短距離レースで足の早さが自慢でもあるジェスだったが、1等賞は何と転校してきたばかりの女の子レスリーだった。
レスリーの両親は芸術家で各地を転々としていることで、自由な発想で活発なレスリーにジェスも徐々に打ち解けていった。

一方、学校では女番長のジャニスが仕切っていて、トイレ使用料をとるなどやりたい放題だった。スクールバスのなかでもジェスはいつもジャニスのグループから嫌がらせを受けていた。
それでもレスリーはそんなジャニスの行状にも意に介さず、ジェスを近くへの森へと誘って、小川をぶら下がる古タイヤを吊るしたロープで超えて二人だけの世界を築いていく。

ここからネタバレに注意!!


ジェスとレスリーは放課後、真っ先に森へと向うようになった。レスリーはそこを「テラビシア」と名付けた。
テラビシアは二人だけの想像上の世界いや天国。二人はそこでは女王と王で、ユニークな生き物達が二人に襲ってくることも、それを退治してくれるものまで、何でも揃っている世界。

生き生きとしてきた二人は、女番長ジャニスに一泡吹かせることを計画した。怖いもの知らずのジャニスも、流石に一人の女の子だった。彼女の弱点は「好きな男の子の存在」だった。
テラビシアで想像力を発揮してきた二人にとって、ジャニスをからかうことは簡単なことだった。自信を付けた二人はジャニスを泣かせることに成功し、ジャニスにいじめられていた生徒達の喝采を浴びた。

ジャニスに一泡吹かせた二人は、放課後のテラビシアでの遊びに益々没頭するようになる。
ジェスとレスリーの友情は深まり、ジェスの芸術的センスに憧れのエドマンズ先生からも目を掛けられるようになる。
エドマンズ先生は休みの日に、ジェスに本物の芸術に接する機会を提供しようと美術館へと誘った。ジェスはレスリーも誘おうと試みるが、生憎レスリーは不在だった。だが、この時レスリーと連れ立って行けなかったことがジェスの人生を大きく変えてしまう。

何と、ジェスが不在の間に森に一人で遊びに行っていたレスリーは、慣れていたはずのロープによる小川越えに失敗して不幸にも亡くなってしまう。
ショックで立ち直れないジェスは、レスリーを誘えなかった自分を悔やみ責める。ショックはレスリーの両親も同じだった。ショックは大きくレスリーの両親は引越しを決意し、ジェスは両親宅を訪れそこで感謝の言葉をもらったのだった。

主を失ったテラビシアだったが...そこにはレスリーの後を継ぐ一人の少女の存在があった。その少女とは一体...誰だったのか?それは映画をご覧下さい!
【鑑賞後の感想】
この映画の原作は児童文学の傑作とのことらしい、というのは私自身に幼い子供がいないのでそうした作品に触れる機会がないからです。

レスリー役の「アナソフィア・ロブ」は「チャーリーとチョコレート工場」でも印象的な「性格の悪い女の子」を演じていた子役だが、今回も彼女は子役ながら演技力は見事だし「子供らしいキュートな笑顔」が素敵だった。ダコタ・ファニングちゃんとは違った魅力を感じる、将来性豊かな子役だ。

この映画をただ単に子供向け映画という先入観をもって「甘く見たら」大人が観ても楽しめる映画だと思い直すことでしょう。子供の頃の心を失った大人がみても面白くないでしょうが、そうした心を持ち続けている大人がみれば「OK」です。

このストーリーには、「転校生が田舎の学校に来て友達のいないレスリー」と「両親からは顧みられない存在のジェス」子供らしい心の交流が描かれている。そもそも「テラビシア」はレスリーが提案して作った夢のような天国を指す「王国」である。その「王国」は二人の住む家の直ぐ傍にあることもこの物語のポイントである。「王国」は遠い彼方ではなく、常に身近な場所にあることを作者は教えてくれている。

子供であるジェスとレスリーだが、そこには異性に対する興味も盛り込まれている。ジャニスの弱点が「異性のイケメン?」である点や、ジェスが美人教師に憧れる過程や、ジェスとレスリーの恋愛感情にも近い友情関係の描き方もさり気無くて良かった。

しかし、世の中は楽しいことばかりでは無いことも教訓として作者は教えてくれる。楽しく二人だけで築いた絆と王国は、或る日、何の前触れもなく突然終りを告げる。レスリーの死は、悲しい出来事が起こったときの感情の制御の仕方や表現方法を学ばせてくれる。ジェスはレスリーの両親から、レスリーが生前彼に対して語っていたことを聞いた。
大切な人を失ってから初めて分かる、人間の絆の大切さ!この悲しい出来事を最後に持ってきた作者の意図がそこにあるように思えた。
【自己採点】(100点満点)
88点。児童向け映画と侮るな!

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Last updated  2009.06.05 07:13:20
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