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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2008.10.29
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86.ボーダータウン 報道されない殺人者
■原題:Bordertown
■製作年・国:2006年、アメリカ
■上映時間:112分
■字幕:松浦美奈
■鑑賞日:10月25日、シャンテシネ(日比谷)


スタッフ・キャスト(役名)

□監督・脚本・製作:グレゴリー・ナヴァ
◆ジェニファー・ロペス(ローレン)
◆マーティン・シーン(ジョージ・モーガン)
◆マヤ・サパタ(エヴァ)
◆アントニオ・バンデラス(ディアス)
◆フアネス(本人役)

【この映画について】
この15年間で、500件にも及ぶ女性殺害事件がメキシコのとある町で起きているが、実際には5000件に及ぶと推計されている…そんな、闇に葬り去られようとしている真実を表舞台に浮かび上がらせた問題作だ。
サンディエゴ出身でメキシコと縁の深い監督、グレゴリー・ナヴァ(『エル・ノルテ/約束の地』でアカデミー賞脚本賞にノミネート)にとっても見過ごす事のできない事実だったのだろう。
これまで明朗活発でセクシーな役が多かったジェニファー・ロペスがイメージを一変、作品の内容に共感し出演を快諾するとともに、自らプロデュースに参加したという。それに加えアントニオ・バンデラスの共演が、重いテーマの作品に華を与えている。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】
シカゴの新聞社で働く女性記者ローレンは、ある日、上司のモーガンからメキシコとアメリカの国境の街シウダ・フアレスで起こっている連続女性殺害事件の取材を命じられる。あまり気乗りしないローレンであったが、海外特派員のポストを交換条件にメキシコへと向かった。

シウダ・フアレスに着くとローレンは、かつてのビジネスパートナー、ディアスが経営する新聞社エル・ソロを訪ねる。旧友との再会を喜ぶのも束の間、現地の警察が社内に押し入ってきた。
汚職にまみれた警察や政治家が支配するメキシコでは情報操作が頻繁に行なわれ、メディアはなかなか真実を報道できずにいるが、エル・ソロ社だけは度重なる弾圧にも負けずに真実を伝えていた。だがそれでも、今回のような当局の圧力などで廃刊の危機に晒されているのであった。
ディアスと警察の押し問答の騒ぎの中、ローレンはエル・ソロ社を訪ねてきた少女・エバと出会う。一連の事件の被害者で奇跡的に生還したエバは、隠された真実を報道してもらうためにエル・ソロ社に来たという。エバの口から聞かされた残虐な事実に、ローレンは同じ女性として、またジャーナリストとして真実を暴こうと決意する。

犯人たちの顔を記憶しているというエバと共に、暴行現場を辿るローレン。そして遂に彼女たちは真犯人を特定、ディアスの援護によって犯人を捕まえることに成功する。その後、ローレンはシカゴに戻り、新聞の一面を飾ることで事件を世界に発信しようとするが、上層部から圧力がかかり記事の掲載を止められてしまう。真実を知ってしまったローレンは、自分の力で何とか報道してみせると、再びシウダ・フアレスを訪れるが……。

この映画は実話に基づく形で製作されているそうで、フアレスの女性達の苦境を世界へ伝えたいとの思いから出演を受諾し、自らもプロデューサーとして参加している。
1993年から2008年までに500件に及ぶ女性殺害事件」が発生していて、実際にはもっと多いとも言われ一説には一桁違いで発生していると言うから恐ろしい限りだ。

所がそうした事件の一部しか発覚しない上に、汚職が横行する警察組織は解決に本腰を入れるばかりか、逆に犯罪組織との闇繋がりも噂されては解決は遠い。
そして、J-Lo演じるローレンの上司も最初は取材を命じておきながら、彼女が取材に熱を上げ過ぎると、今度は、目に見えない圧力に屈する形で記事の掲載を差し止める方向に動くなど、彼女の身の回りにもいつの間にかジワジワと危険が迫っていた。

結局、最後はシカゴの新聞社を退職しエル・ソロ社に籍を置いて取材を継続することになるのだが、これからも事件は解決されず、新たな被害者を生みだすだけとしたら余りにも酷い。

この様なテーマなので商業的な成功は難しいだろうが、J-Loやアントニオ・バンデラスらのラテン系俳優たちの出演は、一連の事件に対する勇気ある一つのメッセージだと思う。






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Last updated  2011.01.09 22:47:35
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