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2008.11.13
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カテゴリ:ヨーロッパ映画
90.ブーリン家の姉妹
■原題:The Other Boleyn Girl
■製作年・国:2008年、アメリカ・イギリス
■上映時間:115分
■字幕:松浦美奈
■鑑賞日:11月8日、ル・シネマ(渋谷)

スタッフ・キャスト(役名)


□監督:ジャスティン・チャドウィック
□脚本:ピーター・モーガン
□原作:フィリッパ・グレゴリー
□編集:ポール・ナイト

◆ナタリー・ポートマン(アン・ブーリン)
◆スカーレット・ヨハンソン(メアリー・ブーリン)
◆エリック・バナ(ヘンリー8世)
◆ジム・スタージェス(ジョージ・ブーリン)
◆マーク・ライランス(トマス・ブーリン卿)
◆クリスティン・スコット・トーマス(レディ・エリザベス・ブーリン)
◆デヴィッド・モリシー(ノーフォーク公爵・トマス・ハワード)
◆ベネディクト・カンバーバッチ(ウィリアム・ケアリー)
◆オリヴァー・コールマン(ヘンリー・パーシー)
◆アナ・トレント(キャサリン・オブ・アラゴン)
◆エディ・レッドメイン(ウィリアム・スタフォード)
【この映画について】
女の生きる道は厳しい。しかし、世継ぎとなる男子を産まなければ価値を認められない悲哀はあっても、男だけで歴史は作れない。後のゴールデンエイジを築いたのは女王エリザベス1世、つまり女であるということもまた史実なのだ。
国王を離婚させるためにローマ・カトリックと決別させ、自らが王妃となりエリザベス1世を産んだアン・ブーリンと歴史上は無名だった妹メアリーの関係にスポットを当てたフィリッパ・グレゴリーの同名ベストセラー小説を原作に、どちらか一方が日の目を見れば、もう一方は影となる姉妹の愛と葛藤が描かれる。演じるのはハリウッドの若手トップ女優ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】
16世紀、王族間において政略結婚が常識だった時代のイングランド。新興貴族のトーマス・ブーリン卿には、アンとメアリーという二人の姉妹がいた。ブーリン家にとって、娘たちは一族の経済的、社会的繁栄をもたらすための大切な道具であった。

その頃、世継ぎの男子を得られない王ヘンリー8世は、世継ぎを生むための愛人を探していた。それを聞きつけたブーリン卿は、娘のアンをその座に据えようと画策。アンを王に引き合わせる。ところが、王が興味を示したのは妹のメアリーだった。既に結婚していたメアリーだったが、一族の繁栄のため、王の申し出を受け入れる。
一方、深く傷ついたアンは秘密裏に結婚。だが、王の許可なく貴族が結婚することは認められていない時代。両親によって、アンはフランスへ送られてしまう。やがて、メアリーは王の子供を身篭る。それに合わせてブーリン一族は次々と出世してゆく。
だが、メアリーが体調を悪化させ、ベッドで過ごす時間が多くなると、王は次第に興味を失ってゆく。

危機感を抱いたブーリン卿は、王を繋ぎ止めるためにアンを呼び戻す。王との結婚を奪われたアンにとって、それは待ちに待った妹への復讐の機会だった。
宮中に出入りするようになったアンは、洗練された振る舞いでたちまち王の心を捉える。王に迫られたアンは、男子を出産したメアリーを田舎へ送り、王妃との離婚を要求。
離婚を認めないカトリック信徒の王は躊躇するが、姉との和解を願うメアリーが説得。遂にアンはイングランド王妃となる。
だが、それは大きなスキャンダルに。アンが男子を出産しさえすれば丸く収まると考える王だったが、生まれたのは女子だった。そして二人目を流産すると、王はアンを反逆罪で捕らえる。死刑宣告されたアンを救うため、姉を信じるメアリーは自らの危険も顧みず王の下へ向かうが……。

内容的には史実にほぼ忠実に構成されているそうで、個人的に英国史を扱った作品は好きなので興味深く観賞できました。ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという注目女優二人の共演も見ものだし、特に私はスカーレット・ヨハンソン好きなので、こういう時代劇も違和感なく演じることが出来れば、(貧乳の)キーラ・ナイトレイよりも上に行ける。
それにしても主役はあくまでもブーリン家の姉妹だけど、ヘンリー8世ってわがまま放題で世継ぎを生ませるためなら、宗教界から破門されようが人妻を奪おうが何とも酷いね。最も、晩年は太り過ぎで車椅子生活に陥ったらしいですけどね。

衣装やロケ映像の良さも含めて堪能出来た。






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Last updated  2011.01.16 13:54:23
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