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2011.02.12
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ムバラク政権が遂に崩壊

エジプトのスレイマン副大統領は、国営テレビで声明を発表し、ホスニ・ムバラク大統領が大統領職を辞任し、全権限を軍に移譲したと明らかにした。
これに先立ち、ムバラク氏は、家族とともに首都カイロの大統領宮殿を離れ、同国東部の紅海のリゾート地シャルムエルシェイクに移った。ムバラク氏は10日深夜に国営テレビで演説し、即時辞任を拒否する考えを示していたが、これに反発して激化した反政府デモの圧力に抗しきれず、30年に及んだ長期強権体制はアルジェリアのベンアリ政権に続いて崩壊した。

タハリール広場を埋め尽くした市民は、大統領辞任の知らせを聞くと同時に、歓喜で沸き返り、18日間の戦いをかみしめるように、喜びに浸っていた。
市民は、「国民はムバラクをクビにしたぞ!」、「ムバラク去って、エジプトは自由になった」などと話した。

オバマ米大統領は11日、エジプトのムバラク大統領の辞任を受けてホワイトハウスで声明を読み上げ、「エジプト国民は声を上げ、それは聞き届けられた。エジプトは、2度と同じにはならない」と述べ、平和的なデモを続けてきたエジプト国民を称賛した。

昨年末の時点で誰がこのような事態を想像しただろうか?そもそもはアルジェリアのベンアリ政権が民衆のデモで大統領が辞任に追い込まれサウジアラビアへ脱出したことがきっかけになった。
この事態を知ったエジプト国民を始めとして、ヨルダンやイエメンにまで飛び火し、アラブ世界の独裁長期政権はアルジェリアに続いてエジプトでも崩壊した。また、前述のイエメンでも現大統領が次期大統領選への出馬を断念する声明を発表したが、未だに国は騒乱状態が続いているとのことだ。

アルジェリアもエジプトも、どちらも若い世代が蜂起して政権を追い込んだように、その原動力はやはりネットだった。ネットで社会に不満を持つ若い世代の声があっと言う間に国内に広がり、デモを組織し政権崩壊へと追い込んだ。
ただし、現政権を打倒したまでは筋書き通りだが、野党側にカリスマ的指導者は見当たらないのはアルジェリアもエジプトも共通している。更に、独裁者を追い出しても次の政権運営プランは無く、結局は軍による一時的な統治を許すことになる。
エジプトの背後にあるアメリカのオバマ政権は、表向きは民衆の力による政権交代を評価しているが、ムバラク政権崩壊後に原理主義政党である「ムスリム同胞団」が台頭するとの懸念もあり、ムバラク政権の崩壊は痛しかゆしだ。

そして、このアラブ2国での政権崩壊を警戒しているのがアジアの中国と北朝鮮だ。両国では厳しい言論統制で、エジプトの件は殆ど報道されていないそうだ。アラブ世界とは政権の運営スタイルが異なるものの、特に、中国はウイグル族などイスラム教徒の少数民族を国内に抱えているだけに気になることでしょうね。






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Last updated  2011.02.12 23:23:08
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