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マックの文弊録

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2010.08.07
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カテゴリ:よもやま話
☆ 8月7日(土曜日) 旧六月二十七日 己丑(つちのと うし) 友引: 立秋、仙台七夕

さて、我々が会うことになる宇宙人は地球を乗っ取るためにやって来た、というところまで辿りついた。

我らが母なる地球次は、それなら何人くらいの宇宙人が地球に来ているのだろうか?
片道で千年くらい、或いはそれ以上の時間をかけてやって来るのだから、単に斥候隊として少人数でやって来て、その後母なる故郷の星に同じ時間を費やして帰還して報告や準備をし、それからまた改めて大挙して再び数千年を費やしてやって来るというのはどうも考えにくい。
だから恐らくは、地球にやって来た宇宙人は、斥候でもあると同時に、そのまま永住する覚悟で、ある程度の規模の集団で来たのだろう。
第一陣が地球に永住して、何事もないようなら通信手段を用いて故郷の星に、「大丈夫そうだよ」と知らせてやれば、通信は光の速度で進むから、彼らの母星では数十年もすれば(彼らの出発から数えれば数千年と数十年後)先遣隊の首尾を知ることが出来る。その後今度は大規模な移民団を(再び更に数千年かかるが)送り出すことになる。勿論、母星がまだ無事で、彼らの文明がまだ存続していればの話だ。

そうすると、今地球に来ているはずの宇宙人は何人くらいだろう?
まだ我々の歴史には、大量の宇宙人がやって来たという記録はないから。恐らくは今我々が会うことが出来るのは、比較的少人数の宇宙人の先遣隊であるはずだ。
タンパク質生命体では異種間の交配は出来ないから、いつの間にか我々の一部が宇宙人との間の雑種になっていることはない。宇宙人は宇宙人で、地球人は地球人のはずだ。つまり、既に宇宙人と地球人が種として交じり合っていて、だから実際に大量の宇宙人の来訪は有ったけれど、その記録は宇宙人の意図に従って抹消されているとは、考えにくいのだ。

アメリカにやって来たメイフラワー号には、102名の移民が乗っていたそうだ。移住後の遺伝子の多様性を保障しようとすれば、やはり宇宙人も少なくとも百人ほどは来ていると考えるべきだろう。
冬眠航行にしても何にしても、これだけの人数を地球まで運んでくるためには、相当大規模な宇宙船が必要になる。
因みにメイフラワー号は全長27m強、180トンの大きさだった。それに較べて宇宙人の宇宙船は真空の中を、高強度の放射線に曝されながら延々とやって来るのだ。放射線に対する防護壁、そして生命維持に必要な酸素や、覚醒航行中の食料などを、徹底した閉空間内でのリサイクル方式にしたとしても、宇宙船は相当規模になってしまうはずだ。そんな規模の宇宙船が地球の近くまで気づかれずにやって来るのは、ちょっと考えにくい。
何しろ小惑星イトカワ(500m*300m程度の大きさ)だって、人類は「気づいて」いたし、イトカワは軌道要素の計算まで出来ていたのだ。
しかし、その辺を追求しすぎるとこの話自体が成り立たなくなってしまう。(もうとっくに成り立たなくなっているか?)だから、この辺は宇宙人のはるかに進んだ科学技術で、何とかしたのだろうと考えることにしよう。

さて、地球にやって来た彼ら宇宙人は、つまりはスパイだ。スパイだけれど、最早故郷に帰る希望のない、そこに永住を覚悟した、まぁ昔の言葉で言えば「残置諜者」だ。
母なる星の将来を託された彼らは、後続するはずの同胞の未来のために、悲壮な使命感・決意と共に地球に降り立ったはずである。

如何に科学技術が進んでいるにしろ、百人程度では無慮数十億の人類には、まともに立ち向かえない。だから、彼らはひたすら他日を期して、極力目立たないように努めるはずだ。だから見かけも身なりも極力普通の地球人に似せようとするだろう。彼らの科学技術を駆使して、殆ど地球人と見分けが付かないようにしたはずだ。言葉も勿論、習慣も地球人のそれに倣うだろう。
だからやたらにUFOを飛ばして目立つなど論外だ。それに、「私は宇宙人だ」などと自己紹介をしたり、進んで自らの正体をばらしたりなどはしないだろう。

さて、そうなると、我々はどうやって宇宙人に会うことができるのだろうか?結局我々には、よしんば宇宙人に会っていたとしても、それが宇宙人だとは分からないだろうということになる。

言い換えれば、宇宙人は我々に混じってどこにでもいる可能性がある。しかし、誰にもはっきりとはそれが分からない。

そう思って周りを見回すと、「ひょっとしたら宇宙人では?」と思える連中がかなりいるではないか。
最近「あんなことをするなんて、世の中どうなっちゃったんだろう?」とか、「最近の人たちのやることが分からない!」いう事例が頻繁に見られるようになっている。
電車の中で平気で飯を食べたり、人前で傍若無人の如く化粧をするのもそうだ。異常な権利意識の塊であるクレーマーや、モンスター・カスタマーなんてのもそうだ。
特段の理由もなく群集に車で突っ込むのもそうだし、長寿の人たちが行方不明になっても平気なのもそうだ。
「ペットボトルのジュースが変な味がするんです。いえ、冷蔵庫には入れてません。一週間前に飲んだ時のままです。その時は普通の味だったんですけど。」とか、「缶詰を温めたいけど、ガスコンロで出来ますか?」と消費者相談室に電話してくる(実話です)のも、宇宙人じゃないか?
説明書にしてはいけないと書いていなかったからという理由で、毛を洗った犬を乾かすため、電子レンジに入れたというのも、宇宙人にまつわる古典的な話じゃないか?

そうしてみると、宇宙人はすでに相当程度わが地球に地歩を固め、そろそろ本格的に人類を駆逐して、地球を乗っ取ろうとし始める段階に来ているのかもしれない。だから段々正体を露にし始めた。そうではないだろうか?

さて、この長々とした思考実験も、結局「宇宙人に会っても分からない。」「分からないけれど、宇宙人はそこいらじゅうに居るかもしれない。」という、なんだか詰まらない結論になってしまった。

折角暑気払いにと思ったのに、とんだ竜頭蛇尾だ。
結局私も宇宙人に感化されてしまっているのかもしれない。或いは私自身が、実は宇宙人なのか?





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最終更新日  2010.08.08 18:11:23
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