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■■ 赤田首里殿内(あかたすんどぅんち) ■■ (沖縄民謡・わらべ歌) |
【工工四】
■■■ 「エクセル」で「工工四」を作ってみました。 ■■■
※ この曲の調弦は「三下げ」です。
※ また「工工四」のなかの勘所「七」は、半音階高めです。「七#」といった感じです。
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【歌詞】
1.
赤田首里殿内 黄金灯篭下ぎてぃ
其りが明がりば 弥勒御迎え
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー
2.
大国ぬ弥勒 我が島にいむち
御掛きぶせみしょり 弥勒世果報
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー
3.
道々ぬ巷 唄歌てぃ遊ぶ
弥勒世ぬ世果報 近くなたさ
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー
4.
東り明がりば 墨習が行ちゅん
頭結ぅてぃう給り 我親がなし
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー
5.
弥勒ぬ昔 くい戻ち今に
御万人ぬ交り 遊ぶ嬉しゃ
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー
****************************************
【訳】
1.
赤田にある首里御殿は 黄金色の燈篭が下がり
それに火が灯れば 弥勒(菩薩)様をお迎えしよう
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージント ヒージント イーユヌミー イーユヌミー
2.
大国の弥勒(菩薩)様が 私たちの村へいらっしゃり
どうか御与え下さいませ 五穀豊穣の恵みの世を
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージント ヒージント イーユヌミー イーユヌミー
3.
あちらこちらで 唄を歌って遊ぶ姿が見られるようになりました
五穀豊穣の恵みの世が もうすぐやってきます
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージント ヒージント イーユヌミー イーユヌミー
4.
東の空があかるくなり 習字をならいに行きますので
髪を結ってください 私のお母様
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージント ヒージント イーユヌミー イーユヌミー
5.
五穀豊穣の昔の世を 今に取り戻して
たくさんの人たちがいっしょになって 遊べる嬉しさよ
シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー
ヒージント ヒージント イーユヌミー イーユヌミー
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【解説】
■「赤田首里殿内」(アカタスンドゥンチ)
首里城近くの赤田村(現在の那覇市首里赤田町、首里城の隣)に置かれていた「首里殿内(神官の屋敷)」に弥勒面が祀られ、芳情祈願の拝殿となっていました。
旧暦7月16日(旧盆明け)に赤田村では豊穣祈願の行事「弥勒御迎え」が行われ、子供たちがこの唄を歌いながら村を練り歩いたそうです。(今もやっているのかな?)
■「弥勒」(ミルク)
「弥勒菩薩」の事。沖縄では某新聞社のCMで「弥勒菩薩」の格好をした役者に、子供たちが指をさして「あっ!みるくのかみさまだ!」と叫んでいた。
■「大国」または「大黒」(ダイクク)
「工工四」によって上のように違っている。しかし「大黒」だと意味が「大黒様の菩薩様」となり少し変。「大国」とするなら「インド」または「中国」か、あるいは「桃源郷」のことかも。
■「シーヤープー」
自分の両頬を指でつまみながら歌った記憶が…。おそらく「みるくの神様」を表現しているのだと思う。(自信なし)
■「ミーミンメー」
自分の両耳を指でつまんで「ミーミンメー」。「福耳」を表現しているそうだが…これも「みるくの神様」か。あるいは「みるくの神様」か「親」の言うことを良く聞く良い子になりますの意味合いも…。
■「ヒージントー」
今度は肘を擦りながら曲げて「ヒージントー」。命の生気をあらわすそうだが…他人との協調を表わしているのかも…。
■「イーユヌミー」
最後は手のひらを差しながら「イーユヌミー」。子供が頂戴をしている感じ。いい子にしているからご褒美を…といった感じでしょうか。
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【工工四 TAB譜】
■■■ オリジナル 工工四 TAB譜 ■■■
★★ 演奏の流れ ★★
[Intro]→歌1番[A][B]→歌2番[A][B]→歌3番[A][B]→歌4番[A][B]→歌5番[A][B]→[Ending]
★★ 注意事項 ★★
★ この譜面は、私自身が色々な「工工四」や「音源」 などから採譜し、アレンジしたものです。
★ 個人で練習の為の複写は許可いたしますが、 商用利用は堅くお断りいたします。
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