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2014.03.26
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 こんにちは。根室振興局地域政策課のヒストリー・ハンター(仮)裕です。隔週ペースで根室管内の遺跡・遺産をご紹介します。

 

 古くから漁場として栄えた根室管内はいろいろな人達が暮らしてきました。その足跡は様々な場所で、いろんなかたちで残っています。古代から近代まで根室の歴史とともに、地域の話題を簡単にお伝えして行きたいと思います。
 わたしと一緒にちょっと昔に思いを馳せてみませんか?

 

別海ジャンボホタテバーガー」「ホタテのミミ」と、「はらぺこ丸」くんがホタテにご執心みたいですので、今回は、ホタテ漁から始まる歴史の話をしてみましょう。
 ホタテ漁は、八尺と呼ばれるケタ網を使います。

H41-01_八尺.jpg八尺

 

 写真の奥、もっこの下にあるのが、八尺の金属部分です。
 ホタテ漁では、実はホタテ以外のものも引き上げます。クジラの顎の骨だったり、マンモスゾウの臼歯だったりします。
 1981年、1986年、2003年の3回に渡り、野付半島沖からマンモスゾウの臼歯の化石が発見され、現在、別海町郷土資料館に収蔵されています。

H41-02_マンモスゾウの臼歯.jpgマンモスゾウの臼歯

 

 マンモスゾウは新生代第四紀更新世に生きた哺乳類です。毛むくじゃらのゾウのような姿をしており、気候が寒冷なシベリアやアラスカから冷凍状態で発見されることがままあります。2005年には、愛知万博や北海道大学総合博物館で展示もされましたので、見られたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 日本では、十数点の化石が発見されていますが、そのほとんどが、北海道で発見されています(注:ミトコンドリアDNAの分析から、マンモスゾウとナウマンゾウは別の種であることが判明しています)。

H41-03_マンモスゾウ.jpgマンモスゾウの復元(北方民族博物館)

 

 氷河期の訪れや、地殻変動の影響を受けて、地球の歴史の中で日本列島は大きく形を変化させています。しかし、津軽海峡は一度として地続きになったことはありません。マンモスゾウは地続きになっていた北から、ナウマンゾウは南から当時の日本列島に移動しましたが、津軽海峡は渡れなかったと考えられています(なお、これらのゾウ科の生き物を追ってきたであろう人類が、この当時、北と南で人種的な差があったかどうかは不明です)。
 このことや、気候の差などが原因で、北海道と本州の生態系は大きく異なっています。
 生態系の違いの境界線である津軽海峡は、ブラキストン線と呼ばれています。

 

 報告者のトーマス・ブラキストンは、イギリスの軍人であり、実業家で、動物学者です。来日したのは文久元年(1861年)。函館での実業家としての仕事の傍ら、研究を続け、明治16年(1883年)、「太古における日本列島とアジア大陸の接続の動物学的根拠」を発表。その中で、ブラキストン線のことを言及しました。
 ちなみに、彼は、根室市の弁天島を初めて発掘した人物でもあります。いろんな所で妙な縁があるものですね。

 

H41-04_民具.jpg別海町郷土資料館の展示の様子

 

 別海町郷土資料館は、マンモスゾウの臼歯の他にも、民具などの展示も充実しています。

H41-05_せんべい焼き.jpgせんべい焼きの道具

 

 別海町郷土資料館では郷土学習の推進を図るため、所蔵資料の有効的活用のための貸出を行っています。せんべい焼きは、「はらぺこ丸」くんが跳びつきそうなネタですね。

 

 皆さんも、別海町の昔を知りに、来てみませんか?

H41-06_大熊.jpg熊の標本(体長2m40cm)

 強面の彼も歓迎いたします。

 

参考文献:根室・千島歴史人名事典
参考:別海町郷土資料館展示説明パネル

 


・別海町郷土資料館の情報はこちらから
・別海町郷土資料館のHPはこちら
 ※写真撮影には、事前の申込が必要です。

・北方民族博物館のHPはこちら

根室地域の旬の情報をお届けするブログ「E北海道ねむろのくにブログ」はこちら↓
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・過去の記事をまとめた「ねむろアーカイブ」はこちら↓
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最終更新日  2014.03.27 17:46:21


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