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テーマ:まち楽ブログ(32201)
カテゴリ:根室(ねむろ)地域
こんにちは、根室振興局地域政策課のバードウォッチャー「も~り~」です!
ここ根室地域は、国内で観察できる野鳥約630種のうち、約360種(6割近く)もの野鳥が観察できる自然豊かな地域です。
そんな恵まれた環境のもと、無類の野鳥好き「も~り~」が、根室地域に生息する野鳥さんたちの一生懸命な姿、かっこいい姿、かわいい姿、おもしろい姿などを観察し、みなさんにバードウォッチングの楽しさを知ってもらいたく、方々駆け回ります。
今回は根室十景に指定されている、根室市「明治公園」へ野鳥観察に出かけてきました! 時間は早朝6時半からです。張り切っていきますよー!(^O^)/
おっと、早速発見しました! ご存じ、スズメ目ハタオリドリ科の「スズメ」さんです!何やらもぐもぐしてますね、朝ごはんでしょうか?かわいくて癒されます(´ω`*)
目の斜め下にある耳羽、くちばしの下の腮線と呼ばれる場所に、スズメさん特有の黒斑点がうっすらと浮かんでいます。
上の図のとおり、成鳥になると黒班がくっきりしますので、まだ幼鳥のようですね。
さて、ここで野鳥観察をする際に気を付けたいポイントがあります。それはずばり「野鳥に近づき過ぎないこと」。人が近づき過ぎると野鳥さんたちにストレスを与えてしまいます。特に幼鳥の周りには必ず親鳥もそばにいて気を張っています。 離れた場所から双眼鏡やカメラでそっと観察してあげるのが、バードウォッチングのマナーです。
それでは続けていきましょう!
枝葉の中からこんにちは、スズメ目アトリ科「カワラヒワ」さんです! スズメと大きさも色も似ているといわれますが、くちばしの下、喉のあたりにご注目。黄色みがかっているのがわかるでしょうか?カワラヒワさんのトレードマークです。枝葉に隠れて見えませんが、風切羽も黄色みがかっています。鳴き声なんかは「キリキリ」とか「ビーン」ときれいな声を出して楽しませてくれますよ! 食事を終えておくつろぎのところ1枚とらせていただきました。その後10分間くらい休憩していました( ̄▽ ̄)
続きましてスズメ目シジュウカラ科「ハシブトガラ」さんです。ぽちゃっとした愛くるしい姿で出迎えてくれました。
昆虫を捕まえたようです。野鳥たちの貴重なタンパク源ですね。 ところでこの「ハシブトガラ」さんは、同じスズメ目シジュウカラ科の「コガラ」とよく間違われます。見た目がとてもよく似ていて、違いが分かりにくいです。基本的にくちばしがやや太く、尾が角尾なのが「ハシブトガラ」さんの特徴です。 (くち"ばし"が"太"いので「"ハシ" "ブト"ガラ」といわれています。そのまんま!)。 ここでちょっとブレイクタイム。
今回お邪魔しました、ここ「明治公園」は明治8年に国が創設した牧場の跡地を利用した公園で、3基のレンガ造りのサイロがシンボルとなっています(大きいので写真では2基しか写っていませんが、左側にもう一基あります)。なんと「日本の歴史公園百選」にも選ばれています。
広い公園ですので、ゆっくりと時間をかけて散歩するのがお勧めです。野鳥たちのさえずりも聞こえてきますよ!
さて、何気なく木の上を見てみると... 今度は逆さ歩きの名人「ゴジュウカラ」さんがいました!! スズメ目ゴジュウカラ科の「ゴジュウカラ」さんは逆さになって木の幹をスタスタと歩き回ることができます!なんと、ほかの鳥さんにはマネできない特技なのです!!
色にも特徴があります。頭から背中にかけては青みがかった灰色、頬からおなかにかけては一面真っ白で、くちばしから目を通り首元まで伸びる過眼線と呼ばれる場所はビシッと黒一色です。あふれ出る個性ですね(´▽`)
ということで、記念すべき第一回目は「スズメ」「カワラヒワ」「ハシブトガラ」「ゴジュウカラ」さんたちを紹介して参りました。ちなみに今回バードウォッチングに没頭した時間、なんと2時間半でした...!!好きなことをしていると、時間が過ぎるのはあっという間ですね。
最初に紹介しましたとおり、根室地域にはまだまだたくさんの野鳥さんたちが住んでいます。これからも明治公園はもちろん、根室地域の様々なバードウォッチスポットを訪れて野鳥さんたちの姿を追っていきたいと思います!!
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最終更新日
2014.10.22 16:09:06
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