|
カテゴリ:オホーツク地域
皆さまこんにちは!
美幌町のQでございます。
涼やかで澄んだ空気の中、漂ってくるあま~い香り・・・んん!?あま・・い?あま・・・イヤ、ちょっと、く、くさい・・・かも!? この、なんとも例えようのない独特の香りがまちに流れると、「ああ、今年もそんな時期になったのだな」と、美幌町民は思うのです。 それは何かと言いますと、美幌町の特産物「甜菜」の製糖開始の合図なのです!
本州の人は砂糖といったら「サトウキビ」を連想しますよね。 でも北海道では「甜菜」=「ビート」が砂糖なのです! ビートは寒冷地作物ですので、北海道だけで栽培されているんですよ そしてここ美幌町はそのビートの特産地 10月上旬から、ビート畑が収穫の時期を迎えます。 一見ホウレンソウですよね。 あま~い部分はその下にある大根のような実に詰まっています。 そしてこれを製糖する企業が美幌町にあるスズラン印の「日本甜菜製糖株式会社」さんです! その工場見学に行ってきました~
当日は、美幌町民約40名が集まりました。 会議室はいっぱいで、町民の関心の高さが伺えます。 最初はビートの生育から収穫、そして工場でどのように製糖されるのかを、映像とスライドで、社員の方が丁寧に説明してくださいました。 予備知識を頭に入れて、いざ工場の中へ! 葉を切り落として洗浄された大根のような実がごろごろと運ばれていきま~す そこで「コセット」と呼ばれる千切り状にされるわけですね ちょっと食べてみました しゃくしゃくして少し甘みを感じます☆ この甘みを取り出す工程に入るのですが、なにやらでっかい装置で甘みが含まれた液体を抽出し、それを管に通して、グツグツグツグツ煮詰めるのです。
これを何回か繰り返し、こんなに色が変わるまで煮詰めて、最終的に乾燥と冷却で、このように綺麗な砂糖のできあがり 真っ白な結晶体で、参加者は次々に味見しました! 美幌工場では一般向けの砂糖は作っていませんので、まさにここでしか食べられない、幻の砂糖です これを業務用の30kg袋詰めにして、主に関東と近畿地方に発送されるのです。
ということは、全国の方々はもしかして美幌産のビートで作られた砂糖を知らず知らずのうちに食べているのでは 聞いてみたら、そのとおりでした! なんと、明治製菓のチョコレートとアイスクリーム、そしてグリコのチョコレートなどに使われているそうです 安全・安心な美幌産の野菜が、目に見えない形で、実は皆さまの口に入っていたというのは非常に嬉しいことです。 普段口にしているお菓子の産地を、是非見に来てくださいね。そして、映像では分からない、この「甘みのある独特の香り」を体験してみてくださいね
冬の美幌をお試しで住むことが出来ますよ↓(戸建て移住体験住宅の紹介ページ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.12.17 10:13:51
[オホーツク地域] カテゴリの最新記事
|