はい、こんにちは。
オーロラ姫先輩のように何か決まり文句をつけて覚えてもらおうと売名行為に必死な、筆者ことギー です。(←まさにこの辺)
最近はパワースポットブームということで、全国の社寺などが話題になっています。
岐阜県にも脚光を浴びているパワースポットがたくさんありますが、今回筆者が訪れたのは縁結びで 有名な安八郡にある結神社(むすぶじんじゃ)です。
雑誌でもたびたび取り上げられており、恋愛成就を願う女性の参拝客が急増中なのだとか。
あいにく取材を決めたこの日は雪!しかも県内でも記録的な豪雪!!
しかし、取材に障害はつきもの!(?)
県庁から車で約20分程度のところにある結神社。
やはり相当積もってました。
さざれ石が出迎えてくれます。
雪道は長く感じる・・・
御手洗水鉢で手を清め・・・つ、冷たっ!
結ばれたおみくじが・・・
やっと到着!
ちゃりんとお賽銭を入れて・・・
このように参拝します。
絵馬やお守りは神社の西側にある大平工業の事務所で お買い求めができます(平日のみ)。
この日は日曜日ではありましたが、事務所の前を通ったところ たまたま事務所の方が声をかけてくださり、お守りを売ってくださいました。
さらに、結神社のことをブログに載せたいとお願いすると、 総体の方から神社の由来と歴史を教えていただくことができました。
平日に事務所に伺えばお話を聞くことができます。
(その際は事前にご一報を入れていただけるとよいと思います)
ブログでは書ききれないので、簡単に(?)まとめてみました。
気になったトピックを読んでいただいて、参拝の参考にしていただければと思います。
*****************************
1.結神社の御祭神は?
天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)
高御産霊尊(たかみむすびのみこと)
御神産霊尊(かみむすびのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
です。
天御中主尊は古事記では世界が始まった時に最初に現われたとされる神様です。
上の三神は現われてすぐに姿を隠し、性別も分からない「独神(ひとりがみ)」とされています。
*****************************
2.いつ頃できたの?
平安時代、今から900年ほど前に創建されたとされていますが、 一説では奈良時代より前(1500年ほど前)とも言われています。
元の名前は結大明神だったのですが、明治時代に結神社に改名しました。
*****************************
3.改めて聞くと何のご利益があるの?
高御産霊尊と御神産霊尊は名前にある"産霊(むすび)"は、生産や生成を司るとされています。
ですので、昔から五穀豊穣、無病息災、安産祈願など御利益があるとされてきました。
また、"産霊"は"むすび"と読むことからも、縁結びの神様として崇められています。
*****************************
4.結神社の名前の由来は?
高御産霊尊と御神産霊尊の"産霊(むすび)"が由来なのですが、本来"産"という漢字を "むすぶ"とは読めないため、代わりにこの"結"が使われたそうです。
*****************************
5.実は最初に祭られていた神様は3柱
猿田彦命は江戸時代に合祀されました。
江戸時代、水害が多く発生していたこの地方では、争いを治めるという猿田彦命を 土地を治めるという願いから奉られたとされています。
*****************************
6.織田信長が必勝祈願した!
歴史的にも有名な長篠の戦いですが、その必勝祈願を織田信長がこの神社で行ったそうです。
(当時は現在の揖斐川町に創建されていました)
見事戦いに勝った暁には、お礼の書状と槍が送られました。
信長が送った礼状は各地で見つかっていますが、贈答品が送られた例はほとんどないそうです。
それ故、この貴重な書状と槍は神社の中で大切に保管され、滅多に人目には出すことはありません。
*****************************
7.御手洗水鉢は越前の藩主からの贈り物
江戸時代に参勤交代で福井から江戸を目指していた鯖江藩主間部詮勝(まなべあきかつ)が、馬を下りず神社の前を通り過ぎようとしたところ、馬が歩かなくなり、家来の体調も悪くなってしまいました。
藩主はこの非礼を詫びて、必ず御手洗水鉢を寄贈することを誓うと、家来は回復し、馬も歩くようになったといわれています。
後日、誓い通り御手洗水鉢が寄贈され、今も参拝客の手を清める役割を担っています。
今度はアップで。
*****************************
8.これぞ縁結びというにふさわしい愛の伝説
小栗判官(おぐりはんがん)と照手姫(てるてひめ)の恋を描いた物語。
照手姫の父親により、愛し合っていた二人は死別させられてしまいます。
判官は毒殺され、照手姫は島流しとされてしまいました。
しかし、判官の照手姫への想いが地獄の閻魔の心を動かし、試練を与えられた末生き返ります。
また、難を逃れて美濃の国で生活をしていた照手姫は毎日判官に会えるように祈っていました。
その神社こそがこの結神社だったのです。
最後は2人めぐり合うことができた、というロマンスが残っているのです。
(話の内容はかなり端折っているので、気になった方は調べてみてください!)
*****************************
9.手作りの縁結びお守り
結神社でも特に有名なものがこちら。
"円"になった赤い紐を結んで"縁(円)結び"のお守りです。
年末にボランティアの人を集め、2000個近くを作るそうですが、 年始早々、売切れてしまった年もあるとか。
この形になるまでには、ハート型だと形が作りにくい、とか、紐が細くて円にならない、などの試行錯誤があったそうです。
*****************************
いかがでしたでしょうか。
正直なところ、このお話がなければ「縁結びで有名な神社」というところだけの取材になっていたと思います。
昔から多くの人の想いが集まり、それが成就するまでの様々な物語があることを知りました。
ただ、総体さんは「縁結びということだけでもいい。とにかくこの神社のことをたくさんの人に知ってもらいたい」とも話していました。
・・・さて、そんなありがたいお話を聞いたわけですが、そのあと筆者の人生相談、いや恋愛相談にも乗っていただきました。
「とにかく、いいと思った人がいたら声をかけなさい。1年にそういう人に必ず3,4人は会っているでしょう。
10人のうち1人くらいは振り向いてくれます。そうしないとどんどんチャンスは逃げてしまいますよ。」と。
ぐうの音もでませんでした・・・頑張ります!
帰りにしっかり絵馬を書きました。隠すまでもありませんが、とりあえず内容は秘密です。
そして、おみくじは大吉!
口語的に要約すると「まぁええで今のうちに告白しときんさい、うまくいくで!(^^)b」みたいな。
他力本願では何事もうまくいきませんが、そんな由緒も歴史も、そして実績もある 結神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【結神社】
住所: 岐阜県安八郡安八町西結584番地
【お守り取扱所(大平工業)】(平日のみ)
住所: 岐阜県安八郡安八町西結460番地(本堂向かって左側)
電話: 0584-62-5414
PN ギー