防災意識の維持と向上!・・・災害は忘れた頃に・・・
「newbeetle-black」さんからのお便りです今年で阪神淡路大震災から17年が経過しました。17年目を迎えようとする日の前日、平成24年1月16日に関市では関警察署、中濃消防組合と合同で防災訓練が行われました。今回の防災訓練は、毎年各地域で行われる事前に周知・計画された訓練ではなく、抜き打ちのようなかたちでおこなわれたものです。訓練が行われることを事前に知っていたのは、市長・副市長と危機管理担当部長と危機管理課職員のみです。そもそも、災害はいつ何時起こるか想定できないのですから、本来はこういった方法での訓練を繰り返し繰り返し行って、対応力を身につけていくものですね災害時、市民のみなさまの安全を守ることと、行政機能を麻痺させないためにも、迅速な対応が必要不可欠です 訓練の内容は、5時47分に太平洋沖を震源とする地震が発生関市では震度6弱を観測最高幹部・幹部職員(←市長をはじめとする室部局長と各課長です!)は非常参集幹部職員は、配下の職員に対し非常参集の指示を緊急時連絡網により伝達職員は、指示により非常参集職員は、災害が起こったときには自発的に参集するのですが、その際にはつぎのような装備で参集することになっています。先日の抜き打ち訓練でも職員全員が完全装備で参集しました<服装>防災服、軍手、ヘルメット<携帯品>リュック・・・両手がふさがっていては救助活動ができないのでリュックです!職員ハンドブック・・・災害時の体制をまとめたものです地図・・・自宅から参集場所までの地図で、参集経路での災害情報をメモしながら参集し、災害情報の収集をするためです筆記用具,懐中電灯,電池,水・食料・・・1~2食分を持参,身分証明,現金,タオル・下着,雨具,笛,薬品ところで、みなさんのご家庭では、災害に対する備えはできていますか阪神淡路大震災からは17年、東日本大震災からは10ヶ月が経過し、少し防災意識が薄れてきてはいませんか私の家庭でも昨年3月には、災害時の連絡方法を家族で相談し、自宅に防災用品を準備しました。私の家族は全員が働いているため、必ずしも自宅にいるときに災害が起こるわけではないので、通勤に使用している各自の車に最低限の準備をすることにしました。着替え・スニーカー・懐中電灯・水・タオル・予備のメガネ・医療品などを小さめのバッグに入れてトランクに装備しています連日のようにテレビで流れる災害関連のニュースを見ながら、ああでもない、こうでもないと家族で話し合っていましたが、最近はそういった話を家族でしなくなっていました。これって防災意識の薄れですよね。反省もうすぐ東日本大震災から1年が経ちます。復興の兆しが感じられるニュースも増えてきてはいますが、依然として深い悲しみと不安な毎日をすごしてみえる方々も多くいらっしゃいます。災害を止めることはできませんが、心の準備(防災意識の維持・向上)と災害への備え(防災用品の備蓄)をすることはできますみなさんのご家庭でも、もう一度、防災についての話し合いをしてみてはいかがでしょうか本日、わかくさ・プラザ多目的ホールにて、東日本大震災時に児童・生徒らが自らの考えで行動し、避難したことにより津波から全員が助かった「釜石の奇跡」の立役者として知られる群馬大学大学院教授 片田敏孝さんをお招きし「市民防災講演」が開催されます。市民のみなさまのご参加をお待ちしています。日 時:平成24年1月20日(金) 19:00~20:30会 場:わかくさ・プラザ 多目的ホールテーマ:命を守る防災~大津波から生き抜いた子どもたち その防災教育に学ぶ~定 員:350席 ★入場無料★講演終了後には、円空汁の炊き出し試食があるそうです。