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カテゴリ:探検隊(“地域”紹介編)
こんにちは、ドリガル椿です
先日、高知県北部にある本山町で開催された 「山のおきゃく」イベントに参加してきたがですよ~
「おきゃく」というがは、土佐弁で「宴会」のことながです
本山町の「おきゃく」イベントは、 稲刈り、植林の間伐、収穫作業など、山里の暮らしを体験するメニューと 地元のホスピタリティ溢れるおもてなしと豪快な宴会遊びを盛り込んだ「おきゃく」とが いっぺんに楽しめるがです
「おきゃく」の会場と宿泊は、廃校になった沢ヶ内小学校を活用した 「汗見川 ふれあいの郷 清流館」
まずはお昼の体験メニュー、稲刈りから。 稲刈り指導を受けた後、全員で棚田を手刈りしていきます。 大雨の降った後の田んぼに足を踏み入れたところ、 自分の重みでどんどん田んぼにめりこんでいって、 抜け出せんなっていくがです
「こりゃあ、こじゃんと難義なわ・・・」 (注:土佐弁で「これはとっても大変だわ」の意)
中腰での刈り取り作業もたま~重労働ながやけんど、 身動のとれにくい状態が、作業に追い打ちをかけるがやに
高知の山間部はこうした不揃いの棚田が多いきに、 機械ではできんところもあって、どうしたち手作業が必要になる。
山の美味しいお米には、生産者のこんな苦労があるがです。
ようよう棚田の一画を刈り取って、束にして干すところまでやってリタイア 大した労働力にもなってないのに、お腹はいっちょ前に空くがですよね
ほんなら、待ってました! 「おきゃく」タイムです
山里の恵み、山菜や野菜が中心の皿鉢料理
地元のおかみさんたちが準備してくれたお料理の 最後の仕上げや盛り付けを、参加者でやりました
彩のキレイな山里のちらし寿司 美味しい新米をいただきました
地元産のオンパレード、原木椎茸と野菜のかき揚げ かき揚げの衣の米粉も地元のもの
さらに、さらに 本山町にこの4月から来られた地域おこし協力隊の方々が 運動場にある石釜で、こんな本格的なご馳走を作ってくれたがです
あめごのアクアパッツア
山里の恵みから、こんなにこじゃれたお料理も出てきたがやき。
番外編「おきゃく」の定番、お座敷遊び
高知のお座敷遊び、はし挙(上)と可杯(べくはい)遊び(下)
「はし挙」とは、お箸を隠した手を互いに差し出して、 お箸の合計本数を当てる遊び。 先攻、後攻で、言える本数が決まっちゅうがです。 負けたほうがお酒を飲み干さんといかんがです。
「可杯(べくはい)」とは、 「べろべろの神様♪」の歌を歌いながら回した駒が止まったときに、 駒の軸の方向に座っている人が、 駒の絵柄のおちょこでお酒を飲む遊び。 鼻の長い天狗とか穴の空いたひょっとこなど、 テーブルに置けんもんやから、注がれたらそのまま飲み干さないかんがです
なんにせよ、飲まないかんようにできちゅうがが、土佐流
次回の「おきゃく」は 11月27日(土曜日)から28日(日曜日)の1泊2日の日程です。 ぜひいっしょに山里の「おきゃく」を楽しみましょう
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DAIGO@NOMURA.EIKENさん
いつもいつもコメントありがとうございます! 椿です。 >皿鉢料理を囲む土佐のおきゃくは盛大に行われることが多いですよね。 素朴ですが盛大かつ豪快、なのですよね。 皿鉢料理とお酒を囲んで、参加している人の歓談の輪ができるがですよね。 >次のおきゃくはどんなになるのかなあ。 次の「森のおきゃく」は、間伐体験とのセットです。 山の営みも感じとることができますよー (2010.10.24 23:14:11) |