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2月28日、兵庫県朝来市と壱岐市で「歴史・教育・経済パートナーシップ宣言」を調印しました。 朝来市 多次勝昭市長と 壱岐市と朝来市との歴史は江戸時代にさかのぼります。 江戸時代、兵庫県で百姓一揆「元文一揆」が起こり、この一揆の仲間として捕らえられた朝来市和田山町出身の小山弥兵衛氏は他の8名とともに壱岐島へ流罪となります。弥兵衛氏は、芦辺町箱崎本村触で島の人々の世話になりながら53年もの間壱岐で暮らされ、その間、山に木を植栽したり、壱岐の子どもたちに文字やそろばん等を教えられました。 時が経ち、小山弥兵衛の孫娘さんが、祖父の弥兵衛氏に会うために永い間修業し尼になり、何十里も歩いて壱岐の島を訪ねられ、ついに弥兵衛氏に再会しました。それから3年後、弥兵衛氏が亡くなるまで、孫娘さんは壱岐に一緒に過ごされました。 こうした縁により、1961年よりこれまで約53年間壱岐市と朝来市の交流が続いており、この実話に基づいた絵本(「おじいさんをたずねて」)の出版やミュージカル(「心をつなぐ子守唄」)が開催されたり、お互いを訪問し合うなど、教育や人的な交流を続けてまいりました。 そしてこの度の壱岐市が市制施行10周年の機会に両市の交流の礎としてこの「歴史・教育・経済パートナーシップ」宣言を調印することとしました。 兵庫県朝来市と壱岐市は、今後さらに歴史・教育を基軸とした連携を深めながら、相互の地域経済を活性化し、ともに一層発展していくことを期待します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.03 17:55:35
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