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新上五島町長 井上 俊昭
美味巡礼・明日の世界遺産に出会う島「上五島」のブログ
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5月2日(日)、新上五島町江ノ浜郷「龍馬ゆかりの広場」において、「五島坂本龍馬像」 完成除幕式が行われました。 私、井上は自他共に認める熱烈な龍馬ファンで、この像を建立することは、私の悲願でも ありました 除幕式には、制作者の山崎和國先生をはじめ、全国龍馬会、江ノ浜郷の皆さんなど、約 200名が出席しました。 この日お披露目となった龍馬像は、海へ散った12名の若き同志たちへの鎮魂の想いを 込めて、ワイル・ウエフ号が転覆した潮合崎を見つめながら合掌しています 制作者の山崎先生は、長崎市風頭公園に立つ有名な龍馬像も制作しており、龍馬像制 作の第一人者であります 除幕式当日は、空も青く晴れ渡り、大海原をバックに合掌する龍馬の姿に参加者全員が 感嘆の声をあげていましたもちろん、私も感激ひとしおでした 長崎県内で龍馬の銅像はこれで3体目になります 合掌する姿は全国初ということですので、全国の龍馬ファンの方もそうでない方も、是非 新上五島町の「祈りの龍馬像」を見に来て下さい 上五島と龍馬のゆかり 1866年5月2日、龍馬が長崎の商人グラバーから購入した洋型木造帆船「ワイル・ウエ フ号」は、亀山社中のメンバーを乗せ、長崎から鹿児島に向かう途中に鹿児島県甑島沖で 大暴風雨に遭遇。一晩で江ノ浜の潮合崎まで漂流ののち転覆し、乗組員16名のうち、龍 馬が弟のように可愛がっていた池内蔵太を含む12名が溺死しました。 この時龍馬は、寺田屋事件で左手を負傷し、鹿児島で療養中でしたが、6月14日に下関 に向かう途中で社中の一行を連れて上五島に渡り、土地の庄屋にお金と自らしたためた碑 文を渡し、建碑を依頼したと言われています。 江ノ浜郷には今もその墓碑があり、地域の皆さんによって大切に祀られています。また 、近くの民宿には沈没したワイル・ウエフ号の舵取り棒が展示されています。