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2008豆大福の日記 [全614件]
【送料無料】 ジェントルマン / 山田詠美 ヤマダエイミ 【単行本】 山田詠美 夢生は同級生の漱太郎をどこかさめた目で見ていた。 金持ちの息子、眉目秀麗、文武両道、誰にでも優しいジェントルマン。 ある嵐の日、華道部の部室に忘れ物を取りに行った夢生は、漱太郎のおぞましい行為を見る。 それはジェントルマンとはかけはなれた、犯罪者の姿だった。 しかし、漱太郎に魅入られた夢生は、彼を愛し始めてしまう… 大人になった漱太郎は銀行マンになり結婚し、同性愛者の夢生は新宿二丁目で働く男になる。 2人の間に続く、不思議な関係… ……単なるエンターテイメントです。面白い、面白いんだけれど、これを面白いって手放しで言えない感じがします。 読み終わった後は、こんなの読んでよかったのかしら…という感想。 深みはないし、愛も足りないけれど、一人の「怪物」がときどき生まれ、破滅していく姿を面白く描いています。 まあ、読み始めたら止まらないことは間違いなしです。
【送料無料】あかりの湖畔 作者 青山七恵 大きな湖のほとりに、食堂と土産物屋をかねた「風弓亭」がある。母は家を出て行き、父は観光案内所で働き、店を任されているのは長女の灯子。 次女、悠は恋人の上京に伴って女優を目指し、三女、花映は高校生だが美容師になりたいという。 羽ばたいていく妹たちとは違い、湖のほとりで地味に暮らしていくことを望む灯子。でも、その心には小さな秘密が隠れていた。 あるとき一人の青年が現れ、町に住み着くようになる。彼は灯子の運命を変える相手なのか? ……かなり、地味な小説。それぞれに秘密はあるけれど、大きな事件や変化は起こらない。 「ときめき」も、不完全燃焼というか、湿った花火というか… 文章がうまいので最後まで読みきることができたが、これは新聞小説だったという。 かなり多くの人が、脱落したのでは?と推測した。 でも、この作家は実力者。これからもっとすごくなると思います。
【送料無料選択可!】金米糖の降るところ (単行本・ムック) / 江國香織/著 久しぶりの江國香織。 ブエノスアイレス近郊の日系コロニアで育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを<共有すること>をルールにしていた。留学のため来日した二人だったが、誰からも好かれる笑顔の男、達哉と知り合う。達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚する。同じく達哉に好意を抱いていたミカエラは父親がはっきりとしない命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、語学学校の教え子であった田渕ともに故国に戻る。一方、ミカエラは成長した娘アジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけてアルゼンチンにやってくると……。 ↑これは、アマゾンから引用したあらすじです。 相変わらずの恋愛小説なんだけれど、いつになく退屈で、休み休み読んだ。 主人公の女性の思い切りのよさ、潔さはいつもの通りだと思うのだけれど、なんで田渕といっしょに暮らすことにするのか、わからない。田渕の魅力がわからない。 そもそもナルシストの達哉と結婚したのが何故かも、わからない。 男女関係を描くというよりも、奇妙な姉妹の奇妙な話といった印象だった。 舞台がアルゼンチンというのが、新境地なのかなあ。でも、私からすると、編集者とアルゼンチンに行って、さあ、アルゼンチンを舞台に書きましょう!とせかされて書いている気がして… どうしても書かずにいられない、といったものが感じられなかった。 もっと、ぐっと来るものが読みたいなあ…
【送料無料】口紅のとき 作者:角田光代 一人の少女が老婆になるまで、「口紅」を題材にして描いた短編集。 資生堂とのコラボ?みたいな感じらしく、長ーーーい広告コピーみたい。 どの小説も、話はありきたりといえばありきたりなんだけれど、場面が 鮮やかに頭に浮かんできて、その年齢の女性の気持ちに引き戻される、あるいは 想像できる。 作者があとがきにも書いているけれど、女性の化粧品のなかで、やっぱり華 があるのは口紅だと思う。 ファンデを塗って、口紅をつければ化粧は完成。 最初に「色つきリップ」から挑戦するしね。 どんな女性でも、口紅にまつわる物語の一つや二つはあると思う。 私の頭にぱっと浮かんだのは、会社の旅行で海外に行くという父に頼んだ 口紅。雑誌の切抜きを見せ、「こんな色のを買ってきて!」と。 大学生だった私に、普段はドケチの父が買ってきたのは、シャネルの青みがかったピンク色。 バブル時代の色…当時は流行っていたので、気に入ってよくつけていた。 シャネルの青みがかったピンク色の口紅は、今の私は絶対つけない けれど、なんか、青春の色だったなーと思う。 と、そんなことを思い出してしまいました。 この小説は、そうね、1時間半もあれば読めます。
【送料無料】太陽のパスタ、豆のスープ 宮下奈都 著 今日で震災から一年ですね。被災者の方にお見舞い申し上げ、亡くなられた方々に お悔やみを申し上げます。 さて、この本。この間、仕事で全国の高校入試を眺める機会があり、この人の作品が 多く採られていたのが気になった。 きっと質のいい青春小説の書き手なのだろう…と推測して 初めて読んでみた。 主人公は二十代後半の女性。会社づとめで、両親と暮らすOLである。 ある日突然、婚約者から婚約破棄を言い渡され、失意。 しかし、人とのかかわりや、生活環境の変化によって復活していく… というお話。 よいお話で、さわやかではあるのだけれど、グッとくるものはなかった。 まあ、ちょっと中年の私には退屈&どこかで読んだような話って気がした。 悪い人が出てこない話。人の心のどす黒いものも見えてこない話。 でも、その分、中学入試や高校入試では使いやすいかもしれません。
【送料無料】ニキの屈辱 山崎ナオコーラ 恋愛小説。 加賀美(男子)は憧れの写真家、ニキ(女子)のアシスタントになる。 口の悪いニキにこき使われるが、幸せ。 「女の子」の写真家として扱われることに葛藤を感じるニキだが、 いつしか、加賀美と付き合うようになる。 憧れの写真家、上司から「彼女」へ。 二人の関係も変質していく。 加賀美の心も変化していって… 恋の、始まりと、終わりを非常に繊細に描いていた。 なんてことのないストーリーだけれど、 ディテイルがよい。 映画化・ドラマ化したらがっくりくると思うけれど、 し易いかも。 いい文学作品は、映像化するとほんとうにしょうもなくなる。 この間『悪人』をテレビ映画で見たけれど、吉田修一の 原作のよさが全然伝わっていなかった。 残念。主人公のつまぶきさんと深津さんの演技はよかったけんど。
【送料無料】ユリゴコロ 沼田まほかる 久々に読んだエンターテイメント。 あーおもしろかった。 カフェを経営する主人公の亮介は、婚約者に逃げられた。 母は事故死し、父は癌。 ある日、実家で4冊のノートを見つける。 そこにつづられていたのはおぞましい小説とも随筆とも手記とも言えるものだった。 その真相は?自分の母は本当に実母だったのか? ノートに綴られていた物語に引き込まれてぐいぐいと読めた。 冷静に読むとリアリティはないのだけれど、 なぜかリアリティを感じさせるのが物語のうまさ。 最後はちょっとホロリ。 愛もあり、面白さもある小説でした。 暇つぶしには最適です! |一覧| |
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