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【11月13日・土曜日】 8日朝、急遽イスタンブールに戻ってきたのは、その日の夕方ストゥク・ウスタの個展が開かれ、ウスタもオープニングの挨拶に顔を出す、と娘のニーダさんからコンヤ出発前に電話が来たからで、招待状も届いた。 10月初めにウスタに一目会いたいとキュタヒヤに同行したレイラは、せっかく行ったのに残念ながら会えなかったので、私は彼女をオープニングに誘っておいた。 慌しく空港から家に、そのあと、京子さんとグランド・バザールに出かけ、4時過ぎに あたふたとまた家に戻って着替え、5時のオープニングに間に合うようタクシーを飛ばした。 ドルマバフチェ宮殿やイニョニュ・スタジアムを見下ろすスゼル・プラザのギャラリーでは、コクテイルがちょうど始まったところだった。9月下旬のシンポジュウムで知り合ったたくさんの顔があった。 大賑わいの会場でヌライ夫人や娘達、婿殿とその兄弟達と挨拶を交わしたが、あいにくストゥク・ウスタにはドクターストップがかかって来られなかったとのことだった。 がっかり顔のレイラを慰めながら見事な作品集を見てまわった。展示即売方式で、それぞれに私ごときには手の出ないような値段がついている。 結局キュタヒヤで買ってきた猫や亀で満足するしかなかったが、ストゥク・ウスタ独特の「秋のような色合い」を堪能して会場を出た。 渋く落ち着いた色使いがストゥク・ウスタの作品の特徴。 9日も外出する用事があり、コンヤで少し風邪を引いたらしく体が重かったが仕方なく銀行やタキシム広場に出向いていった。だんだん咳も出てきて寒気がするので早めに休み、いつものエクササイズをサボってしまった。 10日はyokocan21さんと待ち合わせて再びストゥク・ウスタの個展に行った。11時開場のところを早めに行ってしまったので、警備員が2人しかいない貸切状態でじっくりと見ることが出来た。 もう売約済みの赤丸シールが貼られたものも多く、初日に写した作品でも幾つかはすでになくなっていた。 Yokocan21さんとは、鬼頭立子さんや窪田有美子さんの絵付け教室に体験入門する話もまとまっていて、昼食を共にしながら話が弾んだ。仲良しと出会うと元気が出る。 そのあと、日本語ガイドのチェティンさんと久々に出会い、ジハンギルのケーキ屋で1時間ばかり歓談した。 彼はコンヤで日本人グループを案内しているとき、メヴラーナの教えなどをもう少し詳しく話してあげたい、協力してほしいというので、微力ながら手伝う約束をした。 チェティンさんとお喋りしていたパスターネ(ケーキ屋)に、流しのハッタット(カリグラファー)がやってきて、ドアやガラス窓にあっという間にバイラムおめでとうと書き込んでゆく。思わず感動してしまった。 みるみるうちに「バイラムおめでとう」のカリグラフィーが! 11日の朝、コンヤに残った花江さんから電話が来て、今夕5時過ぎにコンヤ発の寝台急行でイスタンブールに戻ります、という話。 日本文化センターのメフメット・アリさんからのお土産を預かってきてくれる由、到着したら知らせをくれるというので、12日にはグランド・バザールで待ち合わせることになった。 その晩は京子さんの友人、美容師のシナン君が私の伸びすぎた髪を切りに来てくれると言うので、メンチカツを拵えた。先日来、大好物になったのだそうだ。 12日朝、私は風呂にたっぷり湯を張り薬を投入、首まで浸かって体を温めた。そのあと、古くからのトルコの友人が気鬱なことがあって沈んでいると聞いたので、彼女の大好きな海苔巻きを作ることにした。このところ何度か作ったので、バラの花の模様がきれいに決まるようになった。 この分なら太巻き祭りずしも段々レパートリーを増やしていけるような気がする。 バラの花が中心に収まるようになって、門前の小僧習わぬ教を読む心境に・・・ やっぱりボランティアでも太巻き大会のお手伝いをした甲斐がある。 花江さんとはその午後出会った。お土産はコンヤの飴で、私が土産物として買い忘れたのを知ったメフメット・アリさんが彼女に託してくれたのだった。3キロあまりの重い荷物を運んでくれたお礼に私はジヤーデ食堂に彼女を誘った。 コンヤでは素晴らしい人々に出会えてよかったです、と花江さんは真底喜んでくれたらしくそう言った。来年来るまでにはちゃんとした教室で着付けを学んでくるとも約束してくれた。 イスタンブールに戻ってからの数日、高い熱こそ出ないで済んでいるが、寒気がしたりかなり咳が出るので横隔膜周辺の筋肉が痛み、大きな湿布をみぞおちの左右に貼り付けて暮らしている。何をするにも億劫なのだが相変わらずメールも来るし電話もかかる。 このところツアーのないレイラは夕方になると毎晩やってくる。自分だけならお茶漬けでも食べて済ませてしまうのだが、たとえレイラでも食事に来るとなると何か拵えなくてはならないので、昼間カプジュに挽き肉や鶏肉を買って来て貰っておき台所に立つ。 カレーライス:玉ねぎとなすを炒めて、戻した干鱈を刻み込む おかず:ほうれん草のゆでたものに戻した干鱈のマヨネーズ和え ゆで卵とあかピーマンの煮物も添えて ああ、たまには食べる一方のレイラじゃなくてご飯を作ってくれるレイラが来てくれないものか、と内心ぼやきながら、それでも病気のとき一人ぼっちでおかゆやお茶漬けを流し込むよりはまあ、ましか、と考える。 本日、13日も晴天だったので昼から向かいのギュルセレンさんを誘ってエミニョニュに買い物に行った。バイラムが近づいているのでエミニョニュの商店街はごった返しており、やっとのことでキャンディーやチョコレートを買った。 シルケジ駅で12月のコンヤ行きの切符を予約しようとしたらまだ発売していないとのこと。近くのレストランでギュルセレンさんのお勧めのキョフテとヨーグルトを食べた。 最後にタフタ・カレで厨房用の2キロの秤を買い求めた。日本から15年前に買ってきた愛用の品が、猫どもに何度も棚から落とされてついに壊れてしまったからだった。 近頃はデジタルばやりなのだが、以前のものとすっかり同じ形の秤が見つかってホッとした気分になれた。しかもたったの10TLである。 可愛い形の2キロ秤。数字が出るのではなくて、 針がピンと動くこの昔ながらのタイプが好き。 同じ家にいながら絶交状態の息子ブラック・ウスタのことで、連日頭を悩めているギュルセレンさんをときどきそうして誘い出してあげると、彼女は束の間でも嫌なことを忘れられるわ、と喜んでいる。 買い物1つにしても生活術に長けたトルコ主婦として、値切ってくれたりおまけを貰ってくれたりといろいろ世話を焼いてくれる。 裏庭の柿ノ木の葉が色づいてきた。猫も台所の窓から顔を出す。 チュクルジュマにも秋は深まり、わが家の窓の外では柿の木の美しい紅葉化粧が見られる。 忙しい1週間ではあったが、連日台所の窓から見えるこのきれいな色のハーモニーに小さな幸せを感じることも出来る今日この頃である。 [イスタンブール日々新たなり]カテゴリの最新記事
ゆっくり寝て、栄養とって寝ていてください・・・といいたいところですが
周りがそうもさせてくれないようですね! わたしも 昨日から 鼻が詰まって ご飯を食べても 味がまったくわかりません せっかく上等の国内産の牛肉をかったのに 寒くなりました お互いこれ以上悪くなりませんようにしたいですねー(2010年11月15日 07時51分27秒)
アイシェ瑠璃子さん
----- >ゆっくり寝て、栄養とって寝ていてください・・・といいたいところですが >周りがそうもさせてくれないようですね! >わたしも 昨日から 鼻が詰まって ご飯を食べても >味がまったくわかりません せっかく上等の国内産の牛肉をかったのに > >寒くなりました お互いこれ以上悪くなりませんようにしたいですねー ★ほんとう、主婦やドッキョロージンなどは自分で作らないとご飯も食べられないものね。 私も人のために動き回るのは今度こそ最後だ、と思いながら延々とやっています。性分でこれ、死ななきゃ治らないみたい。 (2010年11月15日 21時56分03秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |