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madamkaseのトルコ行進曲

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madamkaseの日記 イスタンブール虹の街

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2012年01月19日 楽天プロフィール Add to Google XML

 今週はなぜかブログが書けない
[ イスタンブール日々新たなり ]    



【1月19日・木曜日】

 17日・火曜日は、北キプロス共和国の創設者・初代大統領の熱血漢ラウフ・デンクタシュ氏の国葬だった。トルコからもギュル大統領や、エルドアン首相ほか閣僚達、野党の党首達、たくさんの国会議員などが参列した。

rauf denktas
トルコはアナ・ワタン(母国)、北キプロスはヤウル・ワタン(児国)



 非常に気さく、常に島民とともに歩んだと言われるデンクタシュ氏の一面を知るのに良いエピソードがある、とリポーターが語った中に、犬猫、小鳥が大好き、写真を撮るのが大好きで、自分でカメラを構えて住民を写すと、必ず住所・氏名を聞いて郵送してやっていた、という話があった。

 なかなか出来ることではないなあ、とかつて一度だけ同じ飛行機で、首都レフコシャのエルジャン空港からイスタンブールに戻る時、アンカラに行くために乗り合わせたデンクタシュ大統領が、機内でどんなふうだったかを思い出していた。14~5年前の話である。

 離陸して水平飛行に入った頃から、乗客の大半が、外国人のツーリストらしい人々も含めて、最前列にいるデンクタシュ氏に入れ替わり立ち替わり挨拶に行くのを見た。
 私の隣の席の殿方2人も挨拶をしてきたようで、嬉しそうに戻ってきた。私も行けばよかったな(全然用はないけど)、とちょっと思ったりしたものだ。

 ちょうど1年前の今頃、臨時の仕事でキプロスに行き、空港からレフコシャの街を抜けて北海岸のギルネに移動したのだが、イスタンブールからすると、ずっと広々としてまっ平らで人影の少ないレフコシャがいま、街中を埋めつくした住民達の見守る中、大砲の車に載せられた英雄のなきがらを運ぶ葬列は、国中の人々の悲しみの中を粛々とジャーミイ(モスク)から墓地のジュムヒュリエット公園にと移動してゆくのだった。

葬儀
巨星墜ちて粛々と葬列は長く長く続く

 Allah rahmet eylesin. Nur içinde yatsın.
(アッラーのお恵がありますように。栄光の中でお眠りください。)
写真はHurriyet新聞より



 明くる18日は久々に海泡石の親方、シナンさんから電話が来たので会いに出かけた。ちょうど日本から古い友人が来るので、彼女が気にしている海泡石のペンダントトップを求めに行ったのである。

 シナンさんの工房でジャガイモのトマト煮込みと、香草入りのピラフをご馳走になり、そのあと彼は私に製作過程で小さな傷の入ってしまった小箱を3つプレゼントしてくれた。私がキズものコレクションもしているからである。
 

 2時過ぎにアトリエの上に住む大家さんがカラキョイまで行く用事があるので送ってあげると言って顔を出した。
 好意に甘えてカバタシュまで乗せて貰い、その先はトラムワイでグランド・バザールに行った。

 友人のアクセサリー店で海泡石のペンダントトップの中心に濃い色をした小さなトルコ石を埋め込んで貰い、合わせて革の紐をつけて貰ったら、更にきれいなプレゼントになった。

 花江さんとカリグラフィーの店で待ち合わせたら、昼間はかなり晴れていたのに、急に風花がちらつき、ほどなく本格的に雪となってしまった。
 彼女は私が愛飲しているリモナータ(レモネード)1リットル瓶を重いのに3本も土産に買って提げていた。

 トラムワイでトプハーネ駅まで来て、緩やかなボアズケセン通りを上る。幸い雪は止んでいたが、道は滑りやすくなっていた。
 前夜、おでんを煮込んでおいたので、マヤ猫ちゃんを見ながら一緒に夕飯を食べた。

おでん
おでんはやっぱり日本人の味のふるさと。美味しかった~。


 このおでんは、12月に堀先生からお土産に貰ったレトルト製品で、前回はAYAさんと一緒にそのまま温めてご馳走になったが、今回はシイタケや昆布、ジャガイモや大根などの野菜も加え、増量したのだった。

「Mühteşem yüzyıl (壮麗なる世紀)」の連ドラを見ているうちに遅くなった。帰りに危ない目に遭うといけないので泊まって貰うことにした。

マヤとタンブル オグリ
タンブルと遊ぶマヤちゃん、ソファーを広げ、寝床を作ったらオグリとタンブルが相撲を。


 チェキヤット(ソファーベッド)を広げ、猫の毛を払って夜具を広げたら、さあ、猫達が喜ぶまいことか。たちまちオグリがやってきて、タンブルと相撲を取り始めた。
 夜中に覗いてみたら、マヤも混じって猫達が4~5匹、花江さんの足元の布団の上に寝ていた。

 
 花江さんとの朝食はひもかわうどん。前の日の朝のうちに、マイダノス(イタリアン・パセリ)や、キョイ・ビベル、ナスなどを揚げておいたのでそれを載せたら、おでんといい、うどんといい、イスタンブールでこういうものをご馳走になれるなんて、と感動してくれたので、こちらももてなし甲斐があるというもの。

うどん
このごろスーパーで売っている香港製うどんを使う。



 19日はまた、5年前に自分が主宰する新聞社の前で、未成年者に暗殺されたアルメニア系の有名新聞記者Hrant Dink(フラント・ディンク)殺害の容疑者が釈放されたことで、市民の抗議デモがあり、シシリーからタキシム広場まで人波で埋めつくされた。

 夕方からチェティンさんが「カーリエ博物館」について勉強に来たので、おでんの半分を温め、まずは腹ごしらえをしてから勉強に取り掛かった。

 幸い私が、アヤ・ソフィア博物館とカーリエ博物館の日本語版案内書を持っていたので、それを読みながらチェティンさんにわかりやすいように説明すると、彼はアリの行列のような、体に似合わぬ細かい字で紙切れに書きつけてゆくのだった。

 インシャーラー、1年後くらいには、観光名所をスラスラとなめらかな日本語で案内するチェティンさんが出現しますように。








   ˺ƺ
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madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




ǭǭ「チュクルジュマ猫会」ǭǭ


お知らせ


◎※△ 海泡石(リュレタシュ)がネットで買えます!

 イスタンブール唯一の海泡石アトリエ、シナン・ウスタの作品がついにネットで購入出来るようになりました。追々品数も増やしていくとのことです。ぜひご覧ください。




ڤ󤮤ڤ󤮤ネットショップ 「リュレタシュ」ڤ󤮤ڤ󤮤













Last updated  2012年01月22日 04時09分35秒
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