マドレボニータ(美しい母)プロジェクト★

BGMにはSR サイタマノラッパー2～☆女子ラッパー傷だらけのライム サウンドトラック 【CD】を流してました。


金曜日の東京での大きな地震。
直後よりも、日が経ってからすこしずつ混乱していく街。
そして、遠く離れて被災した人たちの情報に、何度もショックをうけては、
自分をたてなおしてく、その繰りかえしが続いていました。

自分を立て直すというか、自分を保つには、
体を動かすこと、そして、人と会うことが必要だと13日くらいに気付き、
家の中で踊りの練習をしたり、毎日誰かしらに会いにいったりしていました。

12日（土）NECワーキングマザーサミットの中止にあたりPCの前でずっと作業。夜はタマフルに投稿。
13日（日）荻窪にマイティの芝居を観に行く。街は驚くほど日常だった。店もまだ品薄になってなかった。
14日（月）荻窪に岩崎太整さんのピアノをききにいく。uhganさん、minoriさん、マイティも。
15日（火）ハラマリ宅へ。仲井果菜子インストラクター、インターン生のせいちゃんも
16日（水）ハラマリ宅へ。吉田紫磨子、白石あすか、竹下浩美インストラクターも

ひととおり、あの日の話をしたあと、たわいもない話をすることで、
体の中にたまっていた重ーーーい何かが浄化されるような感覚を覚えました。
でもその重ーーーい何かは、すぐに自分のなかに蓄積されちゃう。
だから毎日からだ動かして、毎日誰かに会って話してっていうのが必要でした。

リアル事務所を構えずにクラウド事務局で運営しているマドレボニータは、
週明けから、それぞれのスタッフが自宅で粛々と仕事していました。

経理スタッフのくろろんは広島在住。
月曜日には、給与振込や請求書の処理をサクっと済ませてくれて、
各方面へのご連絡や、こんなときにも有難くいただく会員の申し込みやお問い合わせに対応してくれたり、
こんなときでも、日常をちゃんと保ってくれるスタッフに本当に感謝しました。

いろんな個人や団体が、被災地の支援にどんどん動き出している中、
自分は、なかなか動きだせずにいました。ブログも書けなくて、ツイッターだけ。
身の回りの世話でせいいっぱい、というかんじでした。
でも水曜日あたりから、だんだん考えがまとまってきました。

以下、水曜日の夜中にツイートした内容です。

●敢えてリンクしないけどRTで拡散されている現地の若い母親のブログ、助ける事は出来ないけど、その事実から受けるショックに飲み込まれないこと、自分の身の回りはせめて明るく保つこと、って言い聞かせてる。

●日本全体を覆う緊張と不寛容とストレスと…、そういったものに飲み込まれないようにするには「からだを動かす」「人と会って話す」の２つが大事とわかった。この二つの機会を提供することが私たちNPO法人マドレボニータとしてできること、とやっと昨日くらいに考えがまとまって来た。

●現地の母親を助けることはできないし、マドレのお教室がない地域ではリアルではできないけど、出来る場所では精一杯やってく。あと、教室に出向けない人も、ツイッターで合図して有酸素運動したりとか、K.U.F.Uしてく。

●私たちがやるべきことは、そのかたたちのために祈る事、そして、自分の身の回りを明るくしておけるように、そのショックに飲み込まれないように自分の心身の健康を維持すること、だとおもってます。骨盤呼吸法、肩まわし、有酸素運動、人との会話。

●そんなわけで、木曜日は、マドレ産後クラス＠吉祥寺、そしてマドレラジオ更新の日。どちらも、自粛せず決行です。

●きょうは、北海道では２か所、沖縄、岐阜でもいつもどおり、マドレの産後クラスが開催された。休講を余儀なくされた首都圏のインストラクターを思ってくれながら…。そこには笑顔や屈託ない赤ちゃんの寝顔があり、それは希望の象徴だ。すこしでも、そういう希望みたいなものが増えたらと思う。

●マドレラジオは、２月末に３月分を録ってしまったのですが、あえて特別版に差し替えることはせずに、２月に撮ってあったものをアップしました。みんなを元気づけられるような、とか気負ってやるよりも、できるだけ日常を保つということが、こんなときだからこそ必要なのではないか、という思いで。

●いま聴くと、なんと能天気な…という印象は否めませんが、この非常事態に、誰もが神妙な語り口になるなか、できるだけ日常を保つということが、こんなときだからこそ必要なのではないか、という思いでマドレラジオ更新しまちた。

●昨日、産後19日のハラマリ宅で @kanako819 と３人でランチの食卓を囲んだとき、産後には刺激が強すぎるのでTVとツイッターは見てないハラマリに、例の募金ヒーローの「ファミマで勃○」を教えてあげたかったんだけど、お義父さんがいらしたので大きい声でその話ができなかった…

●きょうも、例のファミマで勃●の話題になって「昨日はハラマリのお義父さんがいらしたから…その話、小さい声で…」っていったら「したのかよ(笑)」って @shimang @hiromile @sliceAsuka 全員につっこまれた。

ツイートもだんだん明るくなってきているのがわかります。

そんなわけで、木曜日はマドレラジオ通常版を更新して、産後クラス、
そして、踊れるからだづくり講座を決行。

　

聖路加産科クリニックでも、
マドレボニータの産前産後エクササイズを中止にせずに開催することが決定し、
できるだけ日常を保つ！という聖路加スタッフのポリシーと英断にも背中を押してもらいました。

レッスンおわりに事務局のちぃさんと吉田紫磨子インストラクター


手に持ってるのは、SRサイタマノラッパーの入江悠監督がMVとショートフィルムの監督をしたNot yetのCD。
週末Not yet 【Type-B】 【CD Maxi】

参加者は半分になっちゃったけど、産後クラス、やってよかったです。

クラスを実施するかどうかまだ決めかねていたときに、
一度、３月コース生にメールしました。
そうしたら、お返事のメールには、不安で眠れてないとか、
体うごかして誰かと話したいので、できれば参加したいとか、切実な声…。

そしてお休みの場合は義援金として寄付させてくださいという声がほとんど。
誰かの力になることで自分も救われるというのもあるかもしれません。

クラスの構成はあえて変えずに、３週目のプログラムで実施しましたが、
シェアリングで話す内容も、
やはり、あの日を境に、変わったし、
本当に大事なものは何かと真剣に考えるようになった、と…

それと、原発事故が心配で外にでることを躊躇しているかもしれない人もいるかもしれない
とおもって、みなさまへのメールに添えたうんち・おならで例える原発解説は
わかりやすくて納得できたと、とても好評でした。

まだまだ不安な日々が続くけれど、
「からだを動かす」「人と会って話す」この２つを提供できる場として、
がんばっていきたいとおもいます。

２４日（木）は、もともとお休みの予定だったのですが、（3月コースは31日が最終日）
たくさんの人に体うごかしてもらいたいとの思いから、
バランスボールのショートレッスンを
２コマやろうと思っています。詳細はあらためて告知しますね。（詳細こちらです）

文責：吉岡マコ