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カテゴリ:インフラ整備-電力不足問題
今晩は
昨日の最後の停電が、いつも通りに夜10時30分に始まり 11時15分に終了したのですが 電圧低下により、すぐに停電再開 電気が復旧した際に電源切替を行わないといけないため、12時近くまで待っていたのですが、電気は復旧せず 天井のファンを“最強”にし、とりあえず眠り始め 結局、電気が復旧したのは夜中1時45分 結局、3時間超えの停電 このせいか、今日はすっごい眠くて、昼食後の30分のお昼寝で、ものすっごい爆睡してしまい 起きたときに「朝」だと勘違いし、「昼寝だった」と気づくのに数分掛かっちゃって ちなみに、旦那の実家では、ものすっごい暑い時間帯である午後3時-6時が停電で、この時間帯はお義兄ちゃんも居ないので非常電源も使えず、暑いだけ~ そして、夜間の停電は 夜9時~9時45分 夜11時15分~12時 夜中2時15分~3時 らしいです 大変よね そんな私達に朗報 反対者らの抗議により中断されていた我が州の原発プロジェクトが、州知事の支持により、月曜より再開されました ぃやっほ~~~~い 福島原発の事故により反原発の流れにある日本人にとっては、原発稼動を推進することは受け入れがたいかもしれないですけど 日本とインドは状況が明らかに違う 事故が起きれば危険な目に遭うのも、核廃棄物をどうするかの問題があるのは日本もインドも、世界中で同じ ですけど、 環太平洋造山帯に位置し、地震が多い国なのに原発が多く、現在2基しか稼動していないのにもかかわらず停電ゼロであり(国民の節電努力もあるでしょうけど、今まで、どれだけ余剰発電していたのか とも思う)、すでにインフラが整い、平均月収が高い発展国の日本と、 地震がほとんど無く(私の3年3ヶ月の生活では地震ゼロ)、火力・水力・風力・太陽光発電を可能な限り使用しても、一般家庭による電力使用が少ないにもかかわらず電力が圧倒的に足らず、会社・病院・学校など全ての場所で毎日9時間近い停電&月1回の9時間停電に5千万人以上が耐えている、平均月収が日本の10%しかない南インドでは、状況が違うのです 想像してみてください 日本の6月から9月に掛けて、週末も含めて、 朝6時-9時 正午-午後3時 午後6時-6時45分 夜8時15分-9時 夜10時30分-11時15分 夜中3時15分-4時 毎日これだけの停電が会社・病院・学校などで実施され、停電中は扇風機も電気も使えません しかも、猛暑時期には、さらに停電状況は悪化するのです 急激な発展を遂げている故の電力不足で、こんなことは今までにない状態 しかし、インドの発展のために日本を含め、さらに多くの外資系企業が南インドへ工場などを建てているため、電力需要は増すばかり 私達が望んでいるのは、基本的生活を送るための安定した電力供給 それだけ そのために、今回の原発プロジェクトの再開は、私達にとっては待ち望んでいたこと むしろ、「2ヶ月遅いよ」と だって、今から再開しても、電力が使用できるのは2ヵ月後くらいらしいし 猛暑の4&5月どうする気よ では、2011年に行われた国勢調査の結果 を紹介しますね 3月14日の新聞「THE HINDU」より ↑各住居における設備についての調査結果です 日本語訳してみました 「一部屋のみの住居」は、間仕切りの無い「ワンルーム」に家族全員が住んでいる状態で、我が家近辺の貧しい人たちは6畳くらいの部屋に家族4人で住んでいたりします 「処理済水道水」は、政府により濾過処理された水のこと これが無い家は、バケツを持って近所の井戸へ行き、そこから家へ水を運びます 電気の無い家が約23%もあり、テレビも無い家が50%以上もある → 彼らが最低限の電気回線を所有できるようになるのが理想的ですが、そうなると、さらなる電力が必要になります 次は、3月17日の新聞「THE TIMES OF INDIA」より ↑世帯別収入分布 これを本日のレート( Rs.1=¥1.66)で換算したのがこちら さらに、世帯数でグラフにすると インドの大半の世帯月収が1月3万円以下なのが分かりますか こちらへ来る前(4年位前に)インドの平均月収を調べたとき、レートが良かったせいもありますけど、 日本の平均月収 :約30万円 インドの平均月収:約3万円 と何かで見たことがありました が、上のグラフのデータをまとめると、 ↑月収が約3万円を超えているのは人口の2.5%のみ しかも、 ↑月収1万円以下が、国民全体の77% 月収をものすっごい得ている人たちが、平均月収を上げてくれているだけで、多くのインド人は月収がこんなに少ないのです 「生活費が安いから大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、 日本の収入に対する日用品の価格と比較すると、こちらの方が割高な気がします こんなに平均月収低いのに、私の住居区にある一戸建ての家は 3000万円 位しますし ← 誰が買えるんだよ~ 一番近い国内線でも、マドゥライ-チェンナイ国内線は安くても5千円くらいしますし 例えば、多くの日本人が気楽に行ける海外旅行も、その費用を貯めれるのはインド人のごく限られた人で、それでも、日本人の10倍は時間が掛かることになります 「10年後にインドは日本を抜く」と言われたりしますけど、 今の平均月収が3万円だとして、毎年10%ずつ経済成長して、月収も10%ずつ増えても、10年後にも約8万円にしかなりません インドが順調に経済成長し続けても、彼らが、海外旅行へ行くことは、10年後でも容易では無いのです 私の実家は裕福では無かったですけど、トイレが水洗になったのも、家にお風呂が付いたのも中学生になってからでしたけど 日本に生まれてラッキーだと思いました 同じ1973年に生まれでも、発展国である日本に生まれたからこそ、停電も無く、水道もテレビもあり、電灯の下で勉強ができ、自分で働いたお金で自分の行きたい国へ行くことができ、素晴らしい経験ができたのですから 発展国の人が一人でも多く、途上国の現状に目を向けてくれることを望む私です これを書いている最中にも45分間の停電があり、かつ、停電後の夜9時半過ぎには電力低下で・・・電気がブツ切れで 今日中に更新できるかな こちらのランキングに参加しています 応援クリック 宜しくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.24 13:11:57
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