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Oh To Be Wicked Once Again

Oh To Be Wicked Once Again

MAGMA"MEKANIK DESTRUKTIW KONZTRUKZIOHN!"

定刻通り19:30に開演。
最初はピアノとコーラスだけのセッション
その後でドラム・ベース・キーボード・ギターによる
リズムセッションという構成です。


ピアノとコーラスだけじゃもの足りないんじゃないかと思いきや、
とんでもない! もうおなかいっぱいです。


特に左から2番目(写真後列真ん中)の
Antoine Paganotti、きてましたねー。
鬼気迫るものがありました。
なんかとり憑いてました。

彼について断片的な感想を。
「やばいよ、なんか呪文となえてるし!」
「なんか呼び寄せちゃうってー!!きゃー!!!」
いや、安物のオペラ歌手より迫力すごいです。
体震わせて咆哮してました。


すごいといえば、右端(写真前列真ん中)の
リーダーChristian Vanderの声域の広さも
すごいですが、顔色もかなりすごいです。
赤黒くて一杯飲んできたんじゃないか、
肝臓の数値は大丈夫かという顔をしながら、
しかし白目むいたり、左右に震えたり、
唇を震わせたりしながら、鬼気迫ってました。

彼についての断片的な感想。
「こわいよー、こわいよー」


でも怖いだけで終わらない、幻想的・神秘的な鳥肌ものの
コーラスに仕上がっているのは、他の3人の女性コーラス
Stella Vander(写真前列右端)、Himiko Paganotti(写真左端)、
Isabelle Feuillebois(写真前列右から2番目)の賜物。
5人でコバイア語でハモられるともうステージは聖域ですわ。


でもこっそりすごかったのは楽譜なしで50分(!)も
ピアノを演奏していたEmmanuel Borghi(写真後列右端だと思う)。
というか複雑に変拍子を繰り返してそれにみんな
ちゃんと合わせて演奏したりコーラスしたりしてて、
相当練習してるんだよなあということを思い知らされました。


そういえば前半のピアノ・コーラスセッションと
後半との間に、会場で赤ん坊が泣いてましたね。
そりゃ泣きますよ(笑)。
というか連れてくるのがすごいですね(^^;


magma


まあそのあとのリズムセッションもとんでもないもんでしたよ。
いきなりヴァンデがドラムを強くたたきすぎてスティック飛ばすし。
出てきたときに右ひじのところにサポーターしてて、大丈夫なのかなと
心配したんですが、やはりコバイア星人は地球人とは出来が違うようです(笑)。


ヴァンデのドラミングを目をつむって聴くと、まるでロボットです。
当然のことながら、音に強弱がはっきりしているだけでなく、
ひとつひとつの音がくっきり鋭く聞こえます。
「ダラララ」じゃなくて「ダダダダ」なんです。
しかし耳ふさいで(ふさいでませんが)見ると、そこにいるのはモンスター(失礼)。
いや、夜中道端で出くわしたら「ば、ばけものー!!」って間違いなく叫ばれてますよ。
頭も・・・まあこれは触れないでおこう(笑)。
目の下が青く見えたのは、わざと青く塗ってたんでしょうかねえ?
さっきまで他の人に比べて赤黒く見えてたんですが、
照明の加減なのか、今度は青白く見えます。


で、相変わらず、白目むいてるし、首を左右に振るし、
常に苦虫百匹くらいかみつぶしたような苦悶の表情。
もうなんかおりてますって。憑かれてますって。
しかし、そういやコバイア星人だったんだった、ということで解決(笑)。


シンセの若い人(Frederic D'Oelsnitz、
写真後列右から2番目)が一見頼りなさげに見えて、
これがまたとんでもないことに。こういう超絶演奏って、こんな風に
指を動かしているんだというのを生で見ることができて感動。


というかベースのPhilippe Bussonnet
(写真後列左端かなあ?)もたいがいやばかったですね。
ボサボサ長髪とひげがなんかいい感じですが、なんだこの早引きは。


ヴァンデの激烈ドラミング、そこに超絶キーボード・超絶ベース・他が
強烈過ぎてあんまり目立たないけど超絶ギターが重なるともう大変。
でもやっぱヴァンデから目を離すことができませんね。
ほんと人間じゃないです、宇宙人です。


・・・はーーー。


050913


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