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まほろばの国から

まほろばの国から

通院(治療)

乳がん 通院(治療)


     5月11日(金) 外来受診
血液検査後、診察。おなかの傷の抜糸。胸に貼っていたテープもはがした。
今日から「ノルバデックスD」を毎日1錠ずつ飲み始めた。5年間服用予定。

     5月19日(土) お風呂で泣く
お風呂に入って、乳房のことを考えていたら、すごく悲しくなって、湯船の中で泣いた。声を殺してそれでもエンエンと泣いた。傷跡を見たら、失った悲しみが襲ってきた。
そう、今日は乳房の月命日。辛いとか不安とかという気持ちもあるけれど、悲しいというのが今の一番の気持ち。

     5月23日(水) 抗がん剤の治療 1-1
血液検査の結果がOKなので、CMFの化学療法を始める。
点滴は10分くらいで終了。吐き気止めと抗がん剤、ノルバデックスをもらい、帰宅。
夕食の後、つわりのような胃のムカツキが出てきた。これが副作用かな?
ムカツキは3日間続いた。
入院が一緒だったTさんに久しぶりに会った。私より1回早くCMFを始めたという。様子が聞けて、助かる。

     5月26日(土) マンマが届いた
Y社に注文してあったマンマと下着が届き、さっそく身に着けてみた。着け心地はよく、自信を持って外出できそうな気分になってきた。

     5月30日(水) 抗がん剤の治療 1-2
血液検査で白血球は7510。副作用も軽そうなので、大丈夫だと思う。
抗がん剤を飲むと気持ち悪くなるので、仕事の日は朝でなく、昼に飲むようにしたいと聞くと、夜まとめて2錠でもいいとのこと。吐き気止めは予防的に飲んでほしいので、吐き気がしてから飲んでも意味がないという。
抗がん剤点滴。
今日もやっぱり夕食頃から胃がムカムカして、不調になった。

     6月1日(金) 仕事復帰
今日から仕事再開。CMF2日目で体調はよくなかったが、初日から早退したいとも言えず、4時間の仕事をした。
午後からは中学の部活参観会もあり、とても疲れた。改めて体力のなさを実感。本当は7日の開山忌に行こうと思ったが、この体力では行けないとあきらめた。情けない。でも無理して体、壊したくないものね。

     6月10日(日) パソコンを買う
今朝、着替えの時、乳房がなくなった事が無性の悲しくなり、泣けてしまった。腕の痛いのも痛みが辛いのでなく、痛くなることが辛い。
この気持ちは経験者じゃないとわからない。インターネットでいろいろ話したい!!
そう思ったらもう、パソコンを買うしかない。キムタクのパソコンがほしかったが、予算が合わないのでそれはあきらめて、予算に合うノートパソコンを買ってしまった。
こんなに辛い気持ちに急になるなんて、更年期のうつ症状??あまり沈まないようにと思うが、気分は重い。仕事で言われたら断れない自分がいて、片方で腕のむくみを心配でしょうがない自分がいる。経済的なことがなければ、のんびりガーデニングをしたいと思っているのだが・・・いつまで生きられるか不安になって、何か残したいと思った時、「おかあさんの庭」もいいなと思い始めた。

     6月11日(月) 外来受診
肩や腕がむくんでいる気がして、心配になり受診。
そういう感じがするだけで、全然腫れていないから大丈夫ということだった。つっぱたり痛かったりするのも大手術をしたのだから仕方ないし、時間が経てば軽くなってくるから、時間をかけないといけないと言われた。
仕事の心配もあり、心が疲れていて、診察受けながら泣いてしまった。主治医は「まほろばさんが午前の最後だから・・」とじっくり私の話を聞いてくれた。「仕事でも無理なことは無理とはっきり言って、自分の体と相談しながらやっていくしかないよね~。私もがんばっている患者さん見るとがんばってやっていけるんだよ。」と自分のことを交えて話をしてくれた。「私もまほろばさんに負けず劣らず負けん気が強いから、がんばっちゃうところあるけどね」と話してくれた。
主治医に私の気持ちを話せてよかった。胸のことはもう気にするのはやめて、再発や転移も考えるのはやめて、今の生活を突っ走っていこうと思う。
走るだけ走って、疲れたら歩く。歩き疲れたら休む。それで行こうかな?仕事も病気を盾にするのはやめてやっていこう。そのほうが気が楽だもの。だめになったら無理だと思ったらその時点で考えればいいよね。
グズグズ悩んでいるのが嫌になった。いつまでもこんな気持ちでいるのは嫌だ!!だからやっぱり走ろう。走って何かあったらまた考えよう。走ってみなきゃやれるかやれないかわからないのだから、それを確かめるために走っていこう!!

     6月12日(火) 新聞に写真
夕刊のナイスショットのコーナーに三女と私が写った卒園式の写真が投稿されていて、びっくり。そしてタイトルが「ガンバレ」
走るだけ走ってみようと決めた翌日のこれが載って、まさに三女のためにもがんばって!!と声援されているようでうれしかった。
卒園式は告知の翌日で、頭の中は病気のこと、これからの不安でいっぱいだったけれど、こんな笑顔をしていたんだと驚いている。長くお母さんでいられるよう、がんばろう。

     6月19日(火) 術後2ヶ月
しこりの気づいて4ヶ月、告知されて3ヶ月が経った。
仕事を再開して初めての6時間勤務。やっぱりキツイ。重たい物の仕事だったので、術側の腕が痛い。担当に体の具合を聞かれたので、つい愚痴ってしまった。「今は精神的に辛い!!」と。担当はそういわれても・・・と暗い顔していた。
術後2ヶ月、少しずつ病気と付き合って行こうという気持ちになってきている。まだまだ気持ちが行ったりきたりも多いけれど・・・・

     6月20日(水) 抗がん剤の治療 2-1
血液検査後、診察。
新聞に載った写真の切抜きを見せ、私もがんばっていこうと思うと主治医に伝えた。前回、話を聞いてもらったお礼を言うと「患者さんは私が忙しいと思うのか、遠慮してなかなか気持ちを話してくれないので、話してもらって患者さんの気持ちを知ることができた」と言っていた。
抗がん剤の点滴。
主治医に吐き気止めの薬はいらないと伝えてあったが、今回も処方されていた。後で知ったが処方箋はあらかじめ先に薬局に出してあるようなので、すぐに取り消しは無理だったみたい。

     6月27日(水) 抗がん剤治療 2-2
血液検査後、診察。
「先週の新聞の写真の話し、家族にも話したんだよ。私も元気になれた」と言われ、うれしかった。
腕のむくみについて、「今まで1ヶ月近く仕事してきてむくみが出ないので、大丈夫ということか」と質問。「いつむくみが出るかというのはわからないので、全然使わないという訳には行かないので、むくみが出たら考ええばいいから、普通に使っていけばいいよ」という話だった。
抗がん剤に点滴
主治医から「まほろばさんの元気な顔が見られてよかった」とか「治療をがんばってくれてうれしいよ。ありがとう」なんて言われたら、こっちが世話になっているのだから、照れてしまうね。でも、うれしい。

     7月18日(水) 抗がん剤治療 3-1
血液検査後、診察。
「この前の治療のあと、仕事を1日休んだ」と報告すると、1日くらい仕方ないよと言われた。次回25日は娘の部活の試合があるので、遅い時間にできないか相談したところ、主治医は診察室で点滴してもいいという感じだったけれど、人の手配ができないとナースに却下された。結局、来週だけ1週間先に延ばし、その後はまた元に戻すことになった。
抗がん剤点滴

     8月 1日(水) 抗がん剤治療 3-2
血液検査後、診察。
サプリメントでコラーゲン摂ろうと思うけれどいいか質問。何を摂っても構わないけれど、効果あるかはちょっとね~~。と否定的な返事。本を読んだら骨粗鬆症にいいようなので、摂ろうと思う。
抗がん剤点滴

     8月15日(水) 抗がん剤治療 4-1
血液検査後、診察。
抗がん剤点滴


     8月22日(水) 抗がん剤治療 4-2
血液検査後、診察。
倦怠感がひどくて・・と訴えるとそういう薬だから、体を休めながら過ごしていけばいいよとのこと。
抗がん剤点滴
来月から主治医はお休み。「まほろばさんは印象に残る患者さんだった」と言われた。「どこが・・・?」って突っ込みを入れる気力はなかったけど、聞いてみたかったな。
吐き気止めの薬は飲んでも変わらないような気がするので、要らないと言うと、点滴の日くらいは飲んできたほうがいいよと言われた。今日は飲み忘れた。そのせいか、帰る時から気持ち悪かった。もう、ずっと寝ていたい気分。

     9月12日(水) 抗がん剤治療 5-1
血液検査が、診察。今回からADrが診察。
肋骨の中央部が痛むので聞いた。痛みが強くなってくるようでなければ問題ないとのこと。
抗がん剤点滴

     9月19日(水) 抗がん剤治療 5-2
血液検査後、診察。
左手の関節が痛くなるので、抗がん剤の副作用か聞いた。むくみなどないので問題はないと思うけれど、薬の影響は大きいと思うとのこと。
「その笑顔なら精神面は満たされているようで、いいですね」と言われたので「精神的な影響って大きいものでしょうか?」と返してみた。「それがすべてじゃないけれど、影響はあると思う」とのこと。
Drが「あと2クールですね」と言うのでびっくりして「来月で終わりだと思っているんですが・・・」Drがカルテの回数の記入を間違えたみたい。「あと1クールだと思って来ているんですから、増やさないで~」とお願いしました。
抗がん剤点滴

    10月10日(水) 抗がん剤治療 6-1
血液検査後、診察。
前から確認したかった乳癌の組織型と黄体ホルモンの受容体について聞いた。
組織型は「粘液癌」、受容体は「陽性」
抗がん剤点滴
あと1回で終わると思うと気分はルンルン。でも、相変わらず気持ち悪くて、何回か吐いた。

    10月17日(水) 抗がん剤治療 6-2
血液検査後、診察。
「今日が最後」と言うと「お疲れ様でしたね」とDrから労われた。
再発を防ぐためにできることはあるかとあえて質問した。「僕が考えるのは一般的に言われている免疫力を上げる食品を摂るとか、いつも笑顔で生活することくらいかな」と。「笑顔でいるとNK細胞も増えるし・・・」と言うと「そう、NK細胞を増やすことも大事」と。
抗がん剤点滴
点滴室で「今日で終わり」と言うとナースから「お疲れ様でした」と労いの言葉をもらった。「白血球もそんなに減らずにできて、自分の体をたくましく思ったよ」と言うと、すかさずナースから「見掛け通りのたくましさだね。見掛けに似合わずじゃなくて・・・さ」だって。

    10月20日(土) 快気祝い
退院しても私の中ではまだ治療が続いていたので、今まで配らずにいた。でも、抗がん剤も終わって一段落ついたので、快気祝いを配ることにした。


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