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テーマ:山登りは楽しい(12027)
カテゴリ:アウトドア・キャンプ・登山
日程:2015年11月22日(日)~ 2015年11月23日(月) メンバー:事業所の相方さんに私。 天候 22日、薄日射す中、時々ガス。西の風。 23日、ガス交じりの曇り。南の風。 ※木賊山からの甲武信岳への暗部だけ、強烈な霜(写真参照) アクセス・利用交通機関 電車、 バス JR塩山駅から山梨交通バス 西沢渓谷入口下車 帰路はその逆。 コースタイム 1日目山行6時間22分休憩40分合計7時間2分 S西沢渓谷駐車場09:35-09:49ねとりインフォメーション10:00-10:03近丸新道登山口10:07徳ちゃん新道登山口10:14二俣吊橋10:15-10:24鶏冠谷出合10:43-12:45チンネノコル12:51-14:21第三岩峰(山梨100名山標柱)14:24-14:57鶏冠山16:06-2177地点-16:37宿泊地泊。 2日目山行5時間55分休憩1時間34分合計7時間29分 宿泊地06:140-7:33木賊山07:34-08:00甲武信小屋08:47-09:01甲武信ヶ岳09:19-09:27甲武信小屋09:42-10:00木賊山まき道分岐10:01-11:21徳ちゃん新道分岐13:11近丸新道登山口13:14ねとりインフォメーション13:26-13:42西沢渓谷駐車場13:43ゴール地点。 ※岩稜地帯で影に入り、シャクナゲの藪漕ぎ地帯の挟小部で一部GPS(2台とも)のデータが飛んでいます。こういう時は「目利き」と「感」だけが頼り。 コース状況/危険箇所等 前半、所々に道標こそあるものの、基本的には鶏冠山~木賊山のルートは山と高原地図はおろか国土地理院の地形図にもルート記載がないルートです。 チンネのコルまでは普通の登山道。 第1峰から始まる岩稜地帯は、表妙義の表面をごわごわさせた感じ。 高度感はそれなりにあって、手かせのしっかりした3点支持であれば問題なく通過できます。(何と言ってもトータルの時間が少ないのが良い) そもそも公共機関での入山なので、予想通りP2177を過ぎた辺りの小ピークで幕営になりました。(ギリギリ1張り分確保) 水も食料も十分な上に、倒木の崩壊したチップ上に設営したので、下からの冷え込みも全くない上に、フカフカで超寝心地よかったです。 その先、幾つかの小ピークはシャクナゲの群生を藪漕ぎする展開。 踏み跡失い、当然ながらルートファインディングの目利きはかなり必要。 その時の状況の応じたリボン・ピンクテープはその時は有効であっても植生の具合によって変わるので過信は禁物です。 鶏冠尾根は岩稜地帯を超えて、木賊山までの稜線は尾根向き右側(つまり右肩下がりに)になったらルートをロストしていると考えて良いです。 --- 一般道ついては、整備されているとはいえこの時期全般的に落ち葉で隠されているので高巻のトラバース肩には注意が必要です。 GPSロガー2台で入山しましたが、岩峰地帯を越えてから狭険地帯では役に立ちません。(2台ともデータが飛びました。) テープも直近に付けられた目新しいモノは宛てになりますが、状況が刻々と変わる上に、先行者の枝返しを食らうので隊列を組めません。よって各自のルートファィンディングのテクニックはかなり要求されると思います。 その他周辺情報・アフター。 窪平BS下車。 花かげの湯。 JRホリデービュー山梨車内で乾杯。 ---- ---- 感想/記録。 この前の「厄憑いた」「にが苦しい山行」経験から、私自身の”感を取り戻す”のと、いわゆる”厄祓い”を兼ねて計画し行ってきました。 お隣の徳ちゃん新道でCT6時間なのでまあ、3割増し位か。 と目論んでおりましたが正にその通りでしたが、思った以上の強力なシャクナゲのヤブに体力の消耗度を見込み違いが大きく、歩調が進みませんでした。 そのような時に日没を迎え、数メートル先が見通せない上に、幾通りもの踏み跡が乱雑する尾根は目利きが効かないと直ぐにルートをロストするので、P2177地点を超えた小ピークでビバークと相成りました。 ”にわか造り”とはいえ獣道の気配もなくビバークポイントはマコトに心地よく、こう書くと誤解されそうですが、”睡眠に至っては稜線上のテン場よりかなり快適”でした。 --- この鶏冠尾根ルート。 取り付き。 最初の取り付き点からチンネのコルまでは結構明確な踏み跡があって、どちらかというと体力勝負の感が強いです。 岩峰。 岩峰については第1峰と第2峰は表妙義相馬岳付近もしくは不帰キレットの第1峰。西穂からの間ノ岳付近に相当する感触です。(共に時間が超短いのでその辺はラクです。) 第3峰だけ上部のラインが見て取れず、何とも言えませんがクライマーさんなら楽しめるもしくは身体ほぐしにちょうど良い位なのでしょうか。 ここの核心はこういう岩峰より、実に地味ですが奥穂からの下りにあるウマノセのようながっつり切れたったナイフリッジが結構な具合であって、廻りにヒトも居ない分、踏み外せばダレにも気づかれない恐怖があります。 ヤブ。 ヤブですがシャクナゲのヤブでも実は所々高巻きになっていて、実際に最近踏み外して滑落したと思われる明確な跡も散見しております。 ルートロストも2人で4つの目でみて、疑いある時には直ぐに声を掛け合って補正して進んでいきましたが、それでもルートロスを5回ほどやらかしてしまいました。 --- ヤマに入るという事は、本来こういう「自然との向き合いを肌で感じ」て、「五感をフルに活用し」、「第六感のなずべき感性を研ぎ澄ます」のが醍醐味だと思います。 この山行で”自身の失いかけた感性”を取り戻し、今後の計画からもしっかりした自然への共感と感性。良き素晴らしい感動を得ていきたいと思っております。 最後に、ヤブ漕ぎの達人でもある相方さん。私の鶏冠尾根の計画にご相伴頂きありがとうございました。 以下、写真になります。 更新中に付き、持ち越す事ご勘弁下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 24, 2015 05:11:50 PM
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