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福音館書店・刊
子供が最初に覚える車といえば、救急車にパトカー、でもなんといっても 消防車がダントツ1位では?と思うのです。 その消防車が主役になっている絵本"しょうぼうじどうしゃじぷた"を紹介します・・・ * * * * * * じぷたはちょっと落ち込んでいます。何故なら自分がジープを直して作られた小さな古い消防車で 高いビルの火事にも、出動と言って貰えず、みんながたよりにしてくれないからです。 そればかりか、見学に来る子供達からは「なんだジープを直したちっこいのか」 なんて・・いじわるを言われたりします。 自分がとてもちっぽけで、醜く思われて来た時に、じぷたにも出番が来るのです。 大きな消火車が入れない場所で、じぷたは大活躍をして、お話しは終わります。 1963年の初版本なので、消防車や救急車の形に、違和感を覚えるかもしれませんが 自分は駄目なんだ・・だけど他人にはない、素晴らしい才能もあるんだよ!という 背景にあるそんな作者の思いが魅力であり、自動車の丁寧な描き方に、惚れ惚れしてしまう そんな消防自動車が主役の絵本です・・・ 女の子だからお花の本を・・男の子だから車の本を・・ と大人のふとした考えで絵本を与えるのではなくって、男の子にもお花やかわいい本も。 女の子にも自動車などの本もいいのでは?目先にとらわれず見せてあげたいなと思っています <渡辺茂男(作)山本忠敬(絵)/福音館書店> 福音館書店より画像使用の許可を得て掲載させて頂いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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