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2003年05月16日
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ほるぷ出版・
＜あらすじ＞ ガンピーさんは、舟を持っていて、ふなあそびに出かけることにしました。 暫く舟を漕いで行くと、子供達がやってきて「のせて」って言うのです。 「いいとも」「ケンカしたりしなけりゃね」と約束をさせると舟に乗せてあげます。 もう暫く進むと、ウサギがやってきて「のせて」って頼みます. 「いいとも」「はねたり とんだりしなけりゃね」と優しく答えるガンピーさん。 次は猫がやってきて「のせて」っていいます。 「いいとも」「うさぎをおいかけたりしなけりゃね」と答えます。 今度は 犬がやってきて･･･ てな具合に、次々乗り込んでくる動物達でしたが あまりにふなあそびが楽しいものだから、みんなは約束を我慢できなくなってきて ゴソゴソ動き出しました。とうとう舟は転覆してしまうのでした。 * * *   ほるぷ出版より画像使用許可を得て掲載(ジョン・バーニンガム/さく みつよしなつや/やく ) 1978年 誰か舟に乗ってきた、なんだろう？あ、舟遊びをしてる！僕も私も乗せて欲しい♪ きっと動物達はそう思ったに違いなくて 「のせて」ってお願いする。 嬉しいけどそぶりを見せず、ウキウキしながら舟に乗ったのかな？と思うと 動物達が可愛く見えていとおしくなるから不思議。 約束を守らなかった子供に動物達を、怒ったりせず、最後は「また あそびにおいで」と言ってくれるガンピーさん。みんなは、ガンピーさんをますます好きになったに違いないって思う。 ガンピーさんの穏和で品の良い性格だけではなく、転覆した時の対応の仕方も好感もてます。 ジョン・バーニンガムの絵には、どの絵本にも全体的に甘さがあります。 けれども「ガンピーさんのふなあそび」では、動物達が乗り込んでくる一場面一場面のページのみ （見開き右側のページ） スパイスが効いた感じの辛口風。良い絵だなぁと見入ってしまう。この画風は私好み。 このガンピーさん『ガンピーさんのドライブ』という続編の絵本もあります。 「またあそびにおいで」と言って別れた、子供に犬や猫や牛が みんなでガンピーさんの所にやってきて車でドライブが始まります。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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