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富山房・刊
主人公・マックス少年は、狼のきぐるみを着て大暴れ!お母さんに怒られて寝室に閉じ込められてしまうのです。 暫くすると部屋に木が生えジャングルになり、どこからともなく怪獣の声も聞こえてくる。 「さぁふねにのって しゅっぱつだ!」 辿り付いたのは、怪獣の住む森。そこで王様になったマックスは、怪獣達と自由なひと時を過ごすのです。 モ-リス・センダック/神宮輝夫 1975年 <洋書名:Where the Wild Things Are / Maurice Sendak 作・画 > 自由に何かしたくても、我慢しなくちゃならないから、子供もストレスを抱えているのね。 空想の中で自由を手に入れる。自分が一番偉い王様になって自由でありたい。 そんな子供の心の内が見えてくるよう。 ----------------- 絵本の底力を見せてくれる気がする作品。 見る人が違えば、お世辞にも、可愛い絵とは思えないと言うかもしれない。 でも、一度見たら忘れられない不思議な怪獣にストーリー。 とにかく個性的で、全体的な色の使い方も素敵。渋いのです♪ けれども、癖のある絵本ってどれもが、初めて見たときの印象が悪いものです。 もしかすると、好きか嫌いか?で二つに分かれる絵本かもしれない。 でもだからこそ、手元に置いていつも眺めていて欲しい。 すると、少しずつ愛着が湧いてきて、大切な一冊と思えるようになってくるのです。 『かいじゅうたちのいるところ』という邦訳の題名も、インパクトがあってとても良ぃ♪ コールデコット賞・金賞 (1994年)を受賞した絵本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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