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2004.10.29
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ポプラの木には ポプラの葉

何千何万芽を吹いて

緑の小さな手を広げ

いっしんにひらひらさせても

ひとつひとつの手のひらに

載せられる名はみな同じ 『ポプラの葉』

わたしも一枚の葉にすぎないけれど

熱い血の樹液を持つ

人間の歴史の幹から

分かれた小枝に

不安げにしがみついた

幼い葉っぱにすぎないけれど

わたしは呼ばれる

わたしだけの名で 朝に夕に

だから私 考えなければならない

誰のまねでもない

葉脈の走らせ方を 刻みの入れ方を

精一杯緑を 輝かせて

美しく散る法を

名づけられた葉なのだから

考えなければならない

どんなに風が強くとも





今まで練習してきた3-2の合唱曲、『名づけられた葉』の歌詞である。

この詩が何を意味するのかは、あえてここには書かない。

しかし本番は、この詩に込められたメッセージを、体育館にいる全員に伝えなければならない。

全員はもちろん無理であろうが、それぐらいの"気持ち"というものは必要だ。

それがなければ、この3-2の合唱は、完成されない。

チャンスは一度きり。

明日こそ、このメッセージを伝えるとき。

仲間であり、良きライバルである1組、3組、4組へ。

後輩である、1年、2年へ。

先生たちへ。

お客様へ。

そして一緒に唄っている2組の仲間たちにも。自分自身にも。言うまでもなくHTにも。

もう、ゴールは近い。

当たり前だが過去へ戻ることは出来ない。

だが、過去を見ることなら出来る。

何故なら"過去"は"現在"の最も重要な参考品だからである。

今まで歩んできた"過去"には、数え切れないほどの資料が残されている。

その資料をもとに、"現在"を創り上げる。

そうして創られた"現在"もまた、"未来"の最重要な参考品となる。

何の参考品もない"未来"にしないために、"過去"を参考にして"現在"を造るのだ。

これは合唱でも言えることである。

"過去"に残された様々なヒントをもとに、本番、合唱を創り上げる。

そうして創られた合唱は、"未来"の参考品となるであろう。

"未来"に役立つ合唱にするために、"過去"を参考にし、

今、最高の唄を創れるよう努める。

"過去"から拾い出した資料を、途中で落してもいい。

失ったものは、今創ればいい。

今、新たな資料を創り、そのまま"現在"の参考品にすればいい。

少なくとも、"未来"に繋がるような"現在"を創りたい。

一生の思い出にこの合唱を残したい。

そのためには本番、ただただ頑張るしかない。

もう後戻りできない。

あとは本番のみだ。

"過去"に残した資料はもう拾ったか?

歩いている途中で落してはいないか?

出来るだけ沢山の資料を抱え、本番に臨もう。

本番、出来るだけその場で創る資料を少なくするために。

もう一度"過去"をのぞいてみよう。

あとは、本番、どれだけ資料を活用できるかに懸かっている。

"過去"から資料を持ち出し、いざ、進もうではないか。





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最終更新日  2004.10.29 18:47:16
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