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カテゴリ:その他or携帯から更新
ポプラの木には ポプラの葉
何千何万芽を吹いて 緑の小さな手を広げ いっしんにひらひらさせても ひとつひとつの手のひらに 載せられる名はみな同じ 『ポプラの葉』 わたしも一枚の葉にすぎないけれど 熱い血の樹液を持つ 人間の歴史の幹から 分かれた小枝に 不安げにしがみついた 幼い葉っぱにすぎないけれど わたしは呼ばれる わたしだけの名で 朝に夕に だから私 考えなければならない 誰のまねでもない 葉脈の走らせ方を 刻みの入れ方を 精一杯緑を 輝かせて 美しく散る法を 名づけられた葉なのだから 考えなければならない どんなに風が強くとも … 今まで練習してきた3-2の合唱曲、『名づけられた葉』の歌詞である。 この詩が何を意味するのかは、あえてここには書かない。 しかし本番は、この詩に込められたメッセージを、体育館にいる全員に伝えなければならない。 全員はもちろん無理であろうが、それぐらいの"気持ち"というものは必要だ。 それがなければ、この3-2の合唱は、完成されない。 チャンスは一度きり。 明日こそ、このメッセージを伝えるとき。 仲間であり、良きライバルである1組、3組、4組へ。 後輩である、1年、2年へ。 先生たちへ。 お客様へ。 そして一緒に唄っている2組の仲間たちにも。自分自身にも。言うまでもなくHTにも。 もう、ゴールは近い。 当たり前だが過去へ戻ることは出来ない。 だが、過去を見ることなら出来る。 何故なら"過去"は"現在"の最も重要な参考品だからである。 今まで歩んできた"過去"には、数え切れないほどの資料が残されている。 その資料をもとに、"現在"を創り上げる。 そうして創られた"現在"もまた、"未来"の最重要な参考品となる。 何の参考品もない"未来"にしないために、"過去"を参考にして"現在"を造るのだ。 これは合唱でも言えることである。 "過去"に残された様々なヒントをもとに、本番、合唱を創り上げる。 そうして創られた合唱は、"未来"の参考品となるであろう。 "未来"に役立つ合唱にするために、"過去"を参考にし、 今、最高の唄を創れるよう努める。 "過去"から拾い出した資料を、途中で落してもいい。 失ったものは、今創ればいい。 今、新たな資料を創り、そのまま"現在"の参考品にすればいい。 少なくとも、"未来"に繋がるような"現在"を創りたい。 一生の思い出にこの合唱を残したい。 そのためには本番、ただただ頑張るしかない。 もう後戻りできない。 あとは本番のみだ。 "過去"に残した資料はもう拾ったか? 歩いている途中で落してはいないか? 出来るだけ沢山の資料を抱え、本番に臨もう。 本番、出来るだけその場で創る資料を少なくするために。 もう一度"過去"をのぞいてみよう。 あとは、本番、どれだけ資料を活用できるかに懸かっている。 "過去"から資料を持ち出し、いざ、進もうではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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