お城のシミュレータでは、悪足掻きはノーマル技として、
ノーマルポケモンが使うと属性一致の影響を受け(相性影響は受けない)、1.5倍ダメージになりましたが、
実機ではどうなのか、ということ。

今回も実機に精通している某氏にご協力頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました。

結果：属性一致の影響は受けない。

ラッタで居合斬り(威力50ノーマル技)と悪足掻き(威力50)を同じ相手に打ってダメージを比較したところ、
数回打ってもあからさまに居合斬りが悪足掻きの約1.5倍のダメージということが判明。
よって、悪足掻きは属性一致影響も受けないということが分かりました。

ということで、お城のシミュレータは悪足掻きの仕様が間違っている、という結論。
カビとかが使えば通常より1.5倍強い悪足掻きが飛んできます。
これは実は結構重要なことで、例えば、
撒き菱・鈍い・めざ蟲・眠る＠光の粉　みたいなフォレトス。
鈍いと眠るによって地震カビや寝言カビなんかは嫌なタイミングで急所が来ない限り受かりますが、
受け続けた果てが問題で、悪足掻きで恩返し並のダメージを受けてしまいます。
フォレ側は目覚めたあとめざパを打てるターンは2ターン。その後また眠らなければなりません。
カビに残飯があればめざ蟲2回分などほとんど回復してしまい、全然HPを減らせません。
最終的にフォレ側もPPが無くなり、残飯の無いフォレが悪足掻き合戦で負けるのが結末です。
フォレに残飯があったり、どくどくや大爆発を持っていればもちろんこの限りではありませんが、
上記のように、カビのPPを切らしてから突破法が無いフォレだと、実は最終的に負けてしまいます。
終盤に眠らせてから他のポケモンで吠えたりして、
カビが鈍いを積んでいない状態で悪足掻きを打たせれば、他のポケモンでも受かりますが。

じゃあ悪足掻きが1.5倍じゃなければどうなるのかは、きちんとは計算していませんが、
これを利用して勝つというのは、どうも連続斬りバグを使うのと同じような感じで、
個人的には気が進みませんねえ。
自分が55カビを使って、鈍いを積んだ状態でPP戦になりそうになったら、投了するかも知れません。