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カテゴリ:ポケモン関連
こちらのログをご覧ください。
このログでは私の判断ミスで失敗していますが、 解説にも書いてあるように、カビが自爆したあとはヘラにレアコを対面させたほうがいい。 もし相手のヘラが地震を持っていたらどうなるか。 ガラはタイマンで不利。レアコは先制地震で94%の確率で手も足も出ず即死。 つまりライコウが出る幕もなく、ヘラに2タテされてボロ負けです。 2タテされるのでこれはガラから出してもレアコから出しても同じこと。 こちらの立ち回りでどうこう処理できるものではありません。カビ自爆の時点で負けが決まったようなもの。 因みにこらきしでも同様に無理です。(HPからしてめざ格は無い) では、ヘラが地震(や、こらきし)を持っていなかったらどうなるか。 ログではガラを先に出し、ヘラとガラが実質ほぼ相打ちになり、最後レアコとライコウのかなり際どいタイマンになってますね。 これを、レアコから先に出せば、地震の無いヘラにはレアコは簡単に勝てるはずなので、 ガラを残した状態でライコウと対面できます。そのほうが良いのは言うまでもない。 まとめると、 ・ヘラが地震を持っていた場合、どちらを先に出しても負け。 ・ヘラが地震を持っていない場合、レアコをヘラと対面させたほうが有利 以上の2点から、レアコ相手に先にガラを出すメリットは全くありません。 「地震があったらどちらにせよ負け。それだったら、無いことを願って、レアコを対面させる」 という思考になります。 この、「持っていたらどうせ負けるのなら、いっそ持っていないことに賭けて、その前提で動く」という思考は、 自分が勝手に「詰み」だと思い込んでいた状況が、実は実際はそうではなかったというときに、 いかに確実に勝率を確保できるか、ということに繋がるので、結構大事だったりします。 ポケモンで実際に完全な詰みなんて滅多に無くて、 実は「自分が勝手に詰みという幻想を創り出している」ということもある。 ところでこれ、「ヘラクロスというポケモンは地震を持っているかどうかが非常に不確定」だからこういうことになるんですが、 もっと所持率の低い技だった場合、実は誰しもが意識もしないうちに日常的にやっていることだったりします。 例えばカビゴンをフォレトスで受けるとき。 誰もが、こう思いながらフォレトスを出すことでしょう。 「もし大文字あったら即死してそのまま負けるな。でもまあ、無いだろ」と。 実はこれと、やってること一緒なんですよね。 ヘラクロスの地震という技の所持率が際どいというだけで、 「もし地震あったら即死してそのまま負けるな。でもまあ、無いだろ」というロジックは何ら変わりありません。 要は「あったらどうせ無理なんだったら、無かったときのこと考えようぜ」って話ですね。 さて、それに少し関連してもうひとつログを紹介。こちらのログです。 これも解説に書いてある通りなんですが、カビが自爆したあとのハッサムvsムウマがポイント。 ハッサムは剣+めざ蟲しか打てないので、滅び際にサンダーで受けられて、 最後のカイリューに再びムウマ出されて滅びかけられて終了。 実際、その流れで負けてます。 これをされたらもうこちらは打つ術がない。ほぼ詰みです。 ・・・が、実はそういうわけでもないんですよね。 「相手はこちらの型を分かっていない」というのがポイントで、 サポートの剣バトンハッサムというのは、吠える対策で破壊光線を持っている場合もあるわけです。 もしこのハッサムが破壊光線を持っていたらどうなるか。 相手は滅び際にサンダーにチェンジしたら、サンダーが一撃で倒れてしまい、結果ハッサムとサンダーが相打ちする形になります。 そうなると最後はカイリューvsムウマのタイマンになり、完全タイマンならカイリューが勝ってしまいます。 こちらの型が割れていないと、相手側に立って考えてみたらそういうリスクがあるわけです。 もしそうだったら、たとえ光の壁を残されようが、ムウマをそのままハッサムと共倒れさせ、 最後はサンダーvsカイリューのタイマンに持ち込んだほうが相手としてはマシです。 つまり、こちらの型が割れていない限り、 実は相手には「滅び際にサンダーにチェンジせず、そのままムウマを捨てる」という選択肢が存在するのです。 そしてその選択肢を選ばれた場合、カイリュー側からすればむしろワンチャンが生まれることになります。 (光の壁があれば、サンダーのめざ氷を2発耐えつつ吹雪を2回当てれば勝てる。) このように、「実際は詰んでいるはずだが、型がわからないので相手が誤った選択をしてくれる可能性がある」という場合があります。 「どうせお互いが正しい選択肢を選んだら勝てないのなら、いっそ相手が間違うほうに賭ける」 といった考え方が大事になってくるわけですね。 今回紹介した2つの考え方、どちらも追い込まれた側のヤケクソです。 ・どうせあったら負けるのなら、無いほうに賭けてその前提で動く ・どうせお互いが正しい行動をしたら負けるのなら、相手が間違う前提で動く しかし、どちらも非常に理に適った合理的なヤケクソです。 これでひっくり返せる場面も案外あるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.10 02:03:50
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