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2021.07.20
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カテゴリ:ポケモン関連
1ヶ月前ぐらいからまとめてみようと思っていたネタ。

50 ムウマ どくどく/怪しい光/痛み分け/滅びの歌@なにか(出来れば奇跡か残飯、最悪毒消しや光の粉でも)

鳴海さんが去年から使い始めたこの型ですが
(※僕が勝手に「鳴海型ムウマ」とか名付けて騒いでます、すみません)
個人的には、かつてのあやみがスターミーやクソカビに匹敵するほどの、環境を大きく覆す強さがあると思っていて
割と去年後半から現在にかけてひとつの革命が起きたと僕は思っています。
実際みなさんがどう感じているかは分かりませんし、そう感じない人もいるとは思うのですが、
少なくとも「僕の今までのポケモン観」から行くと、根底から揺るがされることとなり、パーティの組み方を大きく変えざるを得ませんでした。
つまり「それまでの僕のあらゆるパーティに刺さってしまった」ということです。

このムウマの強さとして、第一に言えることは
「50自爆カビを一方的に倒せる、もしくは起点にした上でサポートが出来る」という点だと思っています。
50自爆カビというのは、一撃無し2000ルールにおいて最強のポケモンだと僕は思っているので、
最強のポケモンへのキラーとも言える性能を持っているポケモンは、強いに決まってます。
50自爆カビに強いポケモンなんてのはいくらでも居て、毒エアームドとか、ブラッキーとか、ナッシーとか、カイリキーとか居るのですが、
どれもそれぞれ不安定なところが少しずつあるし、カビゴンは完封出来たとしても後ろに控えてるエースの起点にされてしまうことも多いです。
ですがこのムウマは違って、あらゆる型のカビゴンに対して、とりあえず「出し得」になります。
役割破壊でひっくり返されることがまず無いし、倒せない場合でも、相手のカビをこちらのエースの起点に出来るぐらいのところまでは持って行けます。
そして、似たことが出来るエアームドやブラッキーと決定的に違うのは、相手のエースに対してもド起点にはなりにくいという点です。
そもそも50自爆カビを使っているパーティなんて、エアームドやブラッキーなんて見たら嬉々として起点にしてくるような特殊エースがほとんど。
しかしムウマの場合は、例えば後攻の痛み分けでエースの体力を半分ぐらいゴッソリ削ることが出来たり、
滅びの歌で起点回避が出来ます。
なので、「カビゴンを完全に起点にした上で、後続へのサポートが出来る」と言えます。
例えばパルシェンを使っている場合、相手がガラガラを選出して来たら、
嬉々としてパルシェンを出してまきびしを撒きに行くでしょう。
もはや相手のガラガラの存在自体が塩で、ガラガラが場に出れば出るほどサイクルが回ってパルシェンが有利になりがちですよね。
それと同じようなことを、ムウマはカビゴン相手に出来てしまうのです。
基本的にカビゴン相手には出し得で、場に出れば出るほど毒や痛み分けによる削りを回すことが出来ます。

50自爆カビへの性能を書きましたが、そもそもあらゆるカビゴンに対して似たような性能を発揮できます。
55カビゴンに対しても出し得です。寝言カビは倒せないけどそもそもこちらも倒されないので、
後ろの決定力を出す機会を自由に窺えます。
地震など持っているカビには削られてしまいますが、逆に相手も簡単に素眠りまで追い込めます。
これもかつての毒守るエアームドや毒甘えるブラキと同じような感覚ですね。

腹太鼓はどうでしょうか。
怪しい光による混乱自傷ダメージが極大になるので、逆にそれでサクッと倒せてしまうこともありますが、
50%の運ゲーになりがちで、逆に地震一撃で倒されてしまうこともあります。
つまり、ムウマは対面のカビゴンに負けてしまうことが普通にありえます。
しかし、腹太鼓カビゴンというのはそもそもエースの障壁となることは少ないです。
ムウマが倒されてしまっても、後続のエースでトドメを刺せるような場合は多いです。
この場合、ムウマは道連れで役割を果たしたのと同じようなことになりますね。

実は、これこそが、このムウマの真髄だと僕は思っていて
今まで「カビゴンを倒せはするけど、対面は厳しいし、鈍い積まれても厳しい」
こんなポケモン無限に居たのではないでしょうか?
というか、ほとんどポケモンがこれに該当するのではないかと僕は思ってます。
カビゴンの太鼓は、それメインで組むと全抜きを狙うものになりますが、
どちらかと言うと瞬間決定力を持った自爆と似た使い方になりがちだと感じています。
なので、太鼓カビゴンに関しては、鈍いカビよりもむしろ相手にするのは楽、というポケモンはかなり多いです。
多くのポケモンにとっては、「鈍いカビゴン」こそが真の恐怖であるというのが僕の持論です。

そこで、そんな多くのポケモンを救ってくれるのが、このムウマなのです。
このムウマはとにかく「鈍いカビゴンに強い」。
どくどくと痛み分けで眠りまでは持って行けるし、滅びを使えば退場させることも出来る。
鈍いを積んだカビゴンを眠らせたところで、結局決定力を出せずに、居座られ続けて困ってしまう、という場面は今まで数多くありました。
なので、この「退場させられる」という効果はかなり大きいです。
(※滅びの歌を嫌な音に変更した亜種もありますが、概ね似たような性能を発揮できます。)

鈍いカビゴンに対してサイクルを回せるということは、まさに先ほどの
「カビゴンを倒せはするけど、対面は厳しいし、鈍い積まれても厳しい」
というエースと組ませることによって、エースがカビゴンを突破できるようになります。
僕は先ほど、ほとんどのポケモンがこれに該当すると書きました。
これが何を意味するかと言うと、「ありとあらゆるエースのパーティにおいて、鳴海型ムウマを組み込んだ上で再考する価値がある」ということです!!
ケンタロスも炎エースも。サンダーもライコウもフーディンも。エレブーとかドククラゲみたいなやつも。
どれもこれも、サイクル回せばカビゴンを突破できはするけど、対面はキツくないですか?
こういうエースのパーティすべてにおいて、このムウマを試す価値があると思っています。

僕は今まで、このようなエースを使う際には、50を爆弾にして、ゴローニャやハガネール等で相手のカビゴンを誤魔化していたのですが、
それよりもよっぽど対カビゴンの精度は高いし、
また、このような組み方をしたパーティは逆に相手に鳴海型ムウマを使われてしまうと弱いです。
これが最初に書いた、「僕のほとんどのパーティに刺さった」というやつで、
50を爆弾に頼っていると、カビゴンのみならず、パルシェンやナッシーもどくどく+怪しい光であっさり倒されてしまいます。
もちろんハガネールやフシギバナなど、毒ムウマを対策できる枠も居るのですが、選出が大幅に歪みます。
50自爆カビゴンを採用してるのに、50自爆カビゴンを選出できないのって、めちゃくちゃ弱くないですか?そういう事態です。
こういう組み方が、今までの僕の中のテンプレだったので、それをすべて崩されてしまいました。

ついでに、他の型のムウマじゃダメなの?という話ですが、ダメです。
それは、他の型のムウマが今までも普通に使われていたことから分かるんじゃないかと思いますが。
「ムウマがダメージレースに介入できる」という点があまりに重要で、
滅び道連れに頼り切ったムウマでは、0か1かのデジタル的な働きしか出来ませんでした。
守る怪しい光持ちならまだしも、ただの滅び道連れだけだと、そもそも吠えるなどで完封されてしまうこともあります。
これも先ほどのあらゆるエースの性質と関わって来るのですが、
「相手を倒すほどの能力は無くても、確実に弱らせることが出来る」というのは、エースにとって最も好都合であることが多いです。
(※完全タイマンに持ち込みたいタイプのエースも一定数居るので、その場合は道連れのほうが適していると言えるでしょう)

因みに守る怪しい光型も、「高精度でカビゴンを起点に出来る」「自爆を止められる」という点は同じで、
「そのまま後続も倒せてしまう可能性を持っている」という点で鳴海型より秀でているところがあり、
そこは僕は高く評価しており、ムウマというキャラ自体に関しては、守る怪しい光型も含めて評価しています。
ただ、残飯を喰ってしまうという点で少し落ちます。回復技が無いので残飯無いと結構あっさり落ちる。
鳴海型はそこの評価も高くて、道具に対する依存度があまり強くありません。
少なくとも残飯は必要ありません。奇跡があるとベターですが、発動しない試合も多い(≒無くても機能できる)です。
毒を食らっても痛み分けという回復技である程度場持ち出来ます。
よって、エースの持ち物にも依存せず、あらゆるパーティに組み込むことが考えられます。

僕がこのムウマをここまで高く評価して大騒ぎしている理由についてはこんなところかな。
その場その場の思い付きで勢いで記事を書いてしまったので、
また後で見返したり思い付いたりしたときに加筆修正するかもです。


〜〜〜7/24追記〜〜〜

どくどく+怪しい光というコンボ自体、ありそうでなかなか無かった斬新な組み合わせでした。
マンタイン等で使われることはありましたがマイナーそのもの。

金銀の歴史というのは大きく「毒ゲー時代」「麻痺ゲー時代」というのがあったと僕は思っていて
大昔は堅実な毒ゲーが主流だったのが、
カビガラポリから始まり、クソカビ時代へ向けてだんだんと麻痺ゲーにシフトしていったものと認識しています。
毒ゲー時代に怪しい光という技が、あやみが等でなく単体で研究された形跡はあまり無く、決してメジャーな戦術だったとは思えません。
一方、麻痺ゲー時代になってからは、運要素を味方にした戦術が多数開拓され、
麻痺撒き自体も、混乱と併用してクソゲー出来る仕様にして使われることが多数ありました。
あやみがスターミー(電磁波+怪しい光)と、クソカビ(のしかかり+爆裂パンチ)がまさにそれです。

そういう時代の流れを辿っているので、「毒ゲー+混乱」というのはあまり今まで交わることがありませんでした。
そういった意味でも、新ジャンルを開拓したのではないかと僕は思っています。


〜〜〜9/12追記〜〜〜

カビゴンに対して1匹でこれだけ任せられるということは、
「他のポケモンがカビゴン対策に割くリソースを削減できる」ということにも繋がります。
多くのポケモンは、何らかの手段でカビゴンに色々と抵抗することは出来ます。
しかしそれには、技や道具のコストが高くかかります。

例えば典型的な例がパルシェンで、
カビゴンを対策するならば、鈍いが不可欠です。
しかし、この鈍いという技、カビゴン以外に対してあまり役に立ちませんよね。
大爆発の火力が上がって、満タンのスイクンを一撃で倒せるようになるとか微妙なメリットはありますが・・・。
それから道具も、麻痺治しの実を持たせることがありますが、
これも実質、カビゴンののしかかり(たまに電磁砲)ほぼピンポイント対策ですよね。
つまり、パルシェンは、ほぼカビゴン対策だけで、1個の技枠と、道具枠を消費させられてしまっています。
これが「コストが高い」ということです。

しかし、もしパルシェンがカビゴンを対策する必要が無かったらどうでしょう?
僕だったら、迷うことなくリフレクター+黄金の実型にしますね。
これらの技&道具は、ガラガラに対する強力なキラーとなる組み合わせですが、
決してガラガラ対策だけでなく、様々な場面で役に立つ非常に費用対効果が大きい組み合わせです。
もちろん、これ固定というわけではなく、他にも波乗り+冷凍の両刀とか、
眠る+薄荷でエアームドを永久に受けられるようにするとか、色々出来ると思います。

つまり、ムウマが対カビゴンを担当してくれて、
パルシェンがその重荷を背負う必要が無くなった時、
足枷が無くなって、自由度がかなり高くなり、結果的に他に対する汎用性を持たせやすくなるわけです。

また、そこから転じて、「幅広い相手に対して活躍できるが、肝心のカビゴンには非常に弱い」
というポケモンも、使いやすくなります。
ハピナスやスターミーが最たる例で、
このムウマのお陰で、これらのようなポケモンは使いやすくなったと言えるでしょう。

特にハピナス+ムウマの組み合わせは、僕は​受けンタ​などで使っていますが、
ケンタロス以外にも様々なエースと組み合わせられる可能性を感じていて、
いわゆる「50カビパ」みたいなノリで、「ハピムウマパ」として、
新世代のエース追加型パーティみたいなことが出来るのではないかと思ったりしています。





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最終更新日  2021.09.12 04:09:26
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