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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2009年04月16日
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カテゴリ:映画
※FMとやま『シネマの細道』 2009/4/15放送分紹介作品(1)

最近なかったけど、久々にPCパソコンの不調で3回目の書き直し…。
ちょっと膝枕が欲しくなって来ました。てか、前から欲しいんですけどあっかんべー


『スラムドッグ$ミリオネア』
(4/18~:ファボーレ東宝)
公式サイト:http://slumdog.gyao.jp/

インドのスラム街で教育も受けずに育った青年ジャマールは、
世界最大のクイズ番組『ミリオネア』で「あと1問」のところまできていたが、
不正をしたのではないかと警察から尋問を受けていた。
彼はなぜそこまで答えられたのか…。

展開の面白さを味わいながら、インドの現実を垣間見ることになります。
当然、これがインドの全てではない。でも、真実の一遍ではあるのでしょう。
とにかく、描かれている世界は1つではありませんでした。

本当に不正をしていたとしても、こんな拷問は許されるんですかね。
確かに国民の大半が知る、大金がかかったクイズ番組ではありますが…。
それとも、インドという国では…と受け止めた方が良いのかな。

尋問中にバケツに顔を突っ込まれて引き上げられるシーンは、
何となく同じダニー・ボイル監督の『トレインスポッティング』を思い出しました。
そう、あのトイレのシーン。ちなみに、あの映画も最高に面白いですよグッド

クイズ番組に『ミリオネア』を使っているところが上手いですね。
世界中で同じように製作・放送されていて馴染みがあるだけでなく、
最後まで正解すれば大金が手に入るというドリームや、
ライフラインの存在が脚本にも上手く行かされています。

『ミリオネア』は他の映画でも何度か観たな…。
ちなみに、インドの『ミリオネア』は最高賞金4000万円。日本の4倍だ~ショック

しかし、人口は多いが、国民所得は上がったとはいえ高くないインド。
言葉は悪いですが、この映画を観ていると、今の日本の不景気なんて、
実は全然たいしたことないんじゃないか…とさえ思えてきます。

スラムには仕事がない大人たちや、学校に行けない子供たちが大勢いて、
トイレは水洗どころか周りを囲った板に乗って下に垂れ流すだけ…。
ウンコまみれになったジャマールの姿は、
受け止め方次第でギャグだともいえるし、悲劇だともいえます。

宗教の違いで弾圧され、命まで奪われてしまう現実も。
幼くして母親を失い、兄と子供2人だけ生き抜いていくためには、
世間の常識や法律は無視するしかありません。そもそも知らないだろうし。

でも、そんなインドが舞台であることにも意味があったと思います。
貧しいからこそ、過酷な現実の中で生きているからこそ、
人は夢を見ることが出来るのではないでしょうか。

ジャマールは自分と同じように孤児になった少女ラティカに恋をします赤ハート

途中でやっと気がつきましたひらめき
この映画が描いている世界は1つではないけれど、
行き着く先は純愛映画だったんだな…と。

「金と女は人生を狂わせる」って刑事が言うんです。確かにそうですね。
でも、金はともかくとして(まぁ、大金に出会ったことがないからな雫
男に生まれたからには、女に狂ってみたいですよ。一度でいいから…。

アカデミー賞8部門受賞作品ですが、出演俳優は無冠でした。
でも、子役も含めて素晴らしかったと思います。
特に10代の頃のラティカを演じた少女が超キュートでした目がハート

賞を取ったから素晴らしい映画なのではありません。
素晴らしい映画だから賞を取ったのですきらきら
試写の時、かなり疲れていたのに、グイグイ引き込まれて観てしまいました。

そして、エンドロールには別の意味でインドらしさが溢れていましたうっしっし





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最終更新日  2009年04月16日 17時31分22秒
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