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カテゴリ:駅
前述のとおり、川戸駅を起点に三江線を4駅だけ乗ってきました。
三江線は江津駅(島根県江津市)から三次駅(広島県三次市)を結ぶ108.1kmの地方交通線で、江の川に沿って山間を走行しています。 江津と三次を結ぶ陰陽連絡線として1930年代から建設が進められてたんですが、全線開通したのはなんと1975年! 40年の歳月をかけた結果、利用客は車移動へと流出してしまったんですね。。。ダメじゃん。。。 道路の整備具合を見てたら、完全に車の勝利でした。切ないポイントその1です。 出発が江津駅ではなく川戸駅なのは、母の都合です。母は、生まれ故郷の川戸駅近くで同窓会があったのです。 生まれも育ちも京都の完全アウェイな酒乱と父は、その間三江線に乗るというナイスアイデアでもって時間を潰していたの 川戸駅の時刻表 なんと上下1日5本。今まで見た路線では一番少ない本数です!これ以上少ない路線ってあるのかな?? で。川戸駅13:14発の浜原行に乗って浜原で折り返しなのかと思いきや、浜原まで行ってしまうと川戸駅に戻るのはなんと18:19! 諸事情で少なくとも14:30江津行に乗って川戸駅に戻りたかったので、途中で折り返すことに。 川戸駅に貼ってある時刻表を確認したところ、途中の石見川本発の上り列車が14:30に川戸駅に着く。よし、これで行こー! でも13:14浜原行の下り列車だと、石見川本の上り列車に乗り換えるのに1分しかない! それは危険なので、1駅手前の因原駅で上り列車を10分ほど待とう! ということで、三江線巡りの4駅をダイジェストでご紹介。 まずは川戸駅 川戸駅は単式ホームの1面1線の駅なのですが、かつては相対式ホームが2面2線だった名残があります。 ホーム片面だけが取り残され、線路があった跡も見えてなんとも寂しい気分になります。 昔はここでも上下線待合わせてたということは、もっとたくさん運行してたんでしょうね。 道路利用に完全に押されたのが見て取れます。wikiによると1980年代の1日平均乗車人数が265人に対し、2009年ではたったの80人です。 気を取り直して記念撮影(撮影:酒乱父) なんとまぁ絶景ですね 川戸駅は無人駅かと思いきや、この時間には委託されたっぽい私と同年代の男性が窓口にいらっしゃいました。それかボランティアかな?? 上記の折り返し云々について、どうすれば14:30に戻ってこれるか聞いたんだけど、その男性は鉄の人じゃなかったwww 後でわかったのですが、窓口にいらした方は駅員さんではなく川戸駅舎を事務所として再利用していたNPO法人の方でした。 駅を別の用途で再利用とは切ない。切ない2ポイントめ 嘱託駅員と思っていろいろ聞いて、焦らせてしまいました。ごめんなさい。 でもすごく丁寧に因原駅で上り列車に乗るのがベストだと教えてくださいました。 戻りの列車もわかって一件落着。ではホームに。 お!!キハ120形が入線してきました!そして単線!もぅ全ての要素がそろっています! 走ること数分、次は田津駅 降りる時間がないので、車窓越しに。。。単式ホーム1面1線。 田津駅も見たまんま、無人駅でございます。 関西本線と違うのは、無人駅でもわりとトイレがあります。ちょっと入るのは遠慮したいですが(^^;) 次は石見川越駅 石見川越も単式ホーム1面1線を持つ地上駅の無人駅。 ここもかつては相対式2面2線であったことが伺えます。1日の乗車人数は21人。 途中の風景。緑がきれいですね。 次は鹿賀駅 ここも単式ホーム1面1線の無人駅です。1日乗車人数は驚きの9人!! 次は因原駅 ここで降車します。 因原駅も単式ホーム1面1線の無人駅ですが、駅舎左手の旧駅事務室が運送会社の営業所として再利用されていて、駅のトイレも緊急時なら使えそうでした。でも和式でスリガラスだったので、女子は無理かも・・・。 運送会社のおじさんらしき人がいたりして、久々に人の気配がしました。 ここもかつては相対式ホーム2面2線の名残があります。 人の気配がしたのに、1日の乗車人数は驚きの5人!!大丈夫か!?切ない3ポイントめGET。 因原駅で上り列車に乗り換え、無事川戸駅に14:30に戻れました。 それにしても、5駅だけ乗ってみて少子高齢化かつ人口減少がひしひしと伝わり、単にローカル線の旅としてはあまりにも重たい現実を目の当たりにしました。 だって1日にたったの5人だよ。こうやって廃駅、如いては廃線の道をたどっているのでしょうか・・・ と、1時間ちょっとの乗車で何度も切ない気持ちになるって、かなりレベル高いトワイライトな旅でした。 でもそんな切ないローカル線の旅が大好きです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 19, 2012 11:25:16 PM
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