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テーマ:映画館で観た映画(8404)
カテゴリ:映像・音楽
ここ数日、熊本はオケツの水をひっくり返したような豪雨が続いておりますが、
そんな中タクシー飛ばして朝一の上映を見てきました。 もの好きねえ…。だっておまけのアンパンマンサンバイザーが欲しかったんだもん。 そんなに意気込んで行ったその回は、私ら含めて10人もいなかったんだけどね。 そりゃあ、あの雨の中、行かないよねえ… しかしその内容は、上映中にタクシー代のことなど微塵も浮かんでこない、素晴らしいものでした。 今回のゲストキャラ、ドーリィの声は安達祐実(ゆみって意外に変換めんどくせえ)。 この安達祐実の演技が素晴らしく、女の子版ピノキオであるドーリィをうまく表していました。 安達祐実という人の演技力は、こういうアニメっぽい、或いは現実離れしたシチュエーションで最も花開くね。 普通のドラマではどうか、よくわからないが。意外と渡鬼あたりはいけるかも。 ちなみに、同時上映は「コキンちゃんとあおいなみだ」で、 ゲストキャラコキンちゃん(ドキンちゃんの妹)の声は乙葉が担当している。 これがまあ、予想はついたことだが、まあ、棒読みっつか、なんつーか。 キャラクターと合っていなくはないので、そこまでひどくもないが キャストがドーリィ役と逆だったらと思うと、恐ろしい。 話をドーリィに戻すが、この話のテーマは「何のために生まれて、何をして生きるのか」。 そう、アンパンマンのテーマ曲の一節である。 この一節は、子供番組のテーマ曲としてはあまりに哲学的すぎる。 何のために生まれる?どうして生きる? 多くの哲学者・宗教者が答えを出すために四苦八苦してきたテーマなのに、 軽快な音楽にのってそれはさらりと歌われている。 私が他の子供番組を見てもアンパンマンほど愛せないのは、 アンパンマンにはこの一節があるからに違いない。 子どもがその答えを出せるかどうかは問題ではないのだ。 大事なのは、生きることについて考えること。 そのきっかけを子供番組で提示してくれていることに、敬意を覚える。 人形だったドーリィは、ひょんなことから命を得る。 同時に生まれる疑問、苦悩。 ストーリーは直接的だが、それだからこそストレートに訴えかけてくる。 ええ、私の涙腺もストレートパンチをくらいましたとも。 映画でこんなに泣いたのはビルマの竪琴以来かもしれない。 簡単に人の命を奪ったり奪われたりする事件が多すぎる昨今、 多くの人に見て貰いたい映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月24日 01時48分08秒
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