|
カテゴリ:映像・音楽
![]() 今回の日記で我が「てろてろ」も、999回めのエントリーになるらしい。 999といやあ、我らの年代、まず浮かぶのは「銀河鉄道ー」である。 当時の松本零士人気は、渦中の子供から見ても社会的に大きなムーブメントを形成していた。 その人気の両屋台骨が、「宇宙戦艦ヤマト」と「999」。 と言うものの、私はヤマトについてあまり詳しくない。 いつも奇麗なロングヘアーのお姉ちゃんから呼び出されてハイハイ出かける話と言う印象。これじゃキャバクラ通いの男性と変わらんがな。 だからかどうかは知らないが、どっちかと言うとヤマトは男子に人気があった。 そもそも「戦艦」なんだから、戦争ごっこが大好きな男子が面白がるのは当たり前なんだが。 休み時間は、教室中いたる所で波動砲が発射されていた。 一方999は、銀河を走る鉄道というロマンチックな舞台設定のため、女子が肩入れする要素が多かった。映画版は主人公鉄郎とメーテルの淡いラブストーリーでもある点も要因であろう。 話の筋もよくできている。途中下車する星々で、鉄郎が様々な人に出会い、学び、成長していくという王道ストーリーと、 謎だらけの美女メーテルの正体は?そして終着駅はいったいどんな場所?といくつものミステリーを混ぜ合わせて、飽きさせることなく終着駅まで導いた。 小学生女子の私は最後の美しいキスシーンでコロっとやられた。ラストシーンは大泣き。 これを読んでいるあなたが私と同世代なら、走る鉄道車両を追いかけて鉄郎よろしく「メーテル~~」と叫んだことがあるはずだ。 ところで、当時の松本零士のインタビューで、「メーテルの名前は『青い鳥』の作者メーテルリンクから」というものがあり、「へーそうか」と読み流していた。 が、今、これを書いてて腑に落ちた。「銀河鉄道999」て、松本零士版「青い鳥」だったんだ。 よう考えたら「きっといつかは君も出会うさ青い小鳥に~」とテレビ版の主題歌にあるもんなあ。 30年の時を超えてやっと理解した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映像・音楽] カテゴリの最新記事
|