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テーマ:映画館で観た映画(8404)
カテゴリ:映像・音楽
楽しみにしていた「劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル」をやっと見た。
前作の「2」がひどい出来だったので、見る前は不安半分でしたが、 どうしてどうして面白かった。 というより「1」よりもずっと良かったですね。 始まってからずっと素直に笑っていられました。 再びトリックワールドにひたれる喜びで、2時間幸せでした。 森山周一郎のオープニングナレーションが復活していて幸せ。 舞台の名前が万練(マンネリ)村、 「言われなくてもわかってますよー、はいはいマンネリですよー」というスタッフの開きなおりが嬉しくて幸せ。 出演者に絡めた小ネタが「余の顔を見忘れたか」とか「俺、参上!」とか、いちいちゆるくて幸せ。 マツケンサンバの滑舌のいい喋りがかっこよくて幸せ。 予告にも使われてる「霊能力者バトルロイヤル」の台詞なんか、かっこよすぎ。テレビスポット何度も見直して悶えられて幸せ。 しかし、「トリック」を知らない人にはあまりおすすめできないというのも事実です。 ネット上のレビューをいくつか見てみましたが、 「ギャグがわからない」「内輪受けがすぎる」という意見が多く、もっともな感想だと思いました。 テレビシリーズ終わって何年も経っていて、「トリック」内でのお約束を知らない人も多いでしょう。 お約束のうちには「あの謎は霊能力によるものなのか、何らかのトリックで人為的に起こしたものなのか、をあえて明らかにしない部分が必ずある」という、ミステリー愛好者には許せないものもある。 しかしこれが物語に切なく哀しい余韻を誘う重要な部分でもあるので、 これを許せない人には「トリック」は合わないとしか言えません。 それと、「棺桶脱出のトリックがアンフェアで稚拙すぎる」という感想も見ました。 あれは、脱出のトリックそのものが重要なのではなく、 最後の「母の泉の教祖の謎(どちらも双子である)」に よりインパクトを与えるためのファクターであるので、 やはり「トリック」好きでないと怒りを覚えるかもしれませんね、あのオチは。 それにしても、仲間由紀恵の変化にはしみじみさせられた。 コマーシャルなどで見る彼女は普段は意識しないが、 10年の変遷を見知っている「トリック」ファンの目で見ると、 顔のたるみやふくよかになったお腹周りなどに時の流れをみてしまう。 阿部寛はそうでもなく見えるんだが、私が意地悪な女目線になっているのかな。 いつまでもシリーズは続けてほしいが、 仲間由紀恵のウエストは山田奈緒子スタイルをいつまで受け入れてくれるだろう。 さすがにアラ40で「売れないマジシャン」を続けるのは辛すぎるぞ。 どうオチをつけてくれるのか、次の作品が楽しみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月03日 16時56分29秒
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